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冬夜
植原
こまき
なんだい冬夜
冬夜
お前って
冬夜
なんかズレてるよな
こまき
そーお？
冬夜
うん
こまき
ズレてるって例えば！
冬夜
う〜ん
冬夜
冬夜
あっ
こまき
ん？
冬夜
授業中にスケッチブック出して妄想を詰め込んで書いてるとこ
こまき
キャー！
こまき
なんで知ってんの！
冬夜
そりゃ
冬夜
席隣だし
こまき
そうだったー！
冬夜
バカか！
こまき
バカだよ！
冬夜
そっか…
こまき
哀れまないで！
冬夜
冬夜
なあ、植原
こまき
なーに？
冬夜
俺が今突然
冬夜
好きだって言ったら
冬夜
どうする？
こまき
え？？
こまき
え？
冬夜
いや、もしもだぞ
こまき
考えちゃう
こまき
だって
冬夜
だって？
こまき
こまき
やめた
冬夜
で？
こまき
OKしちゃうかもね
こまき
わたし軽いし
冬夜
軽くないじゃん
冬夜
今月もう七回も告られてるくせに
こまき
なんで知ってるの！
冬夜
さあ
冬夜
なんでだろうね
こまき
…アヤシイわ
こまき
アヤシイわ！
冬夜
しかも全部断わったんだろ？軽くないさ
こまき
わたしはたしかに告られたわ
こまき
だけど！
こまき
人に言ったのはそのうち四回だけよ。あとの三回は誰にも言ってない！
冬夜
へー
こまき
あ、
こまき
もう寝なきゃ
冬夜
またな
こまき
おやすみ
冬夜
ああ。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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