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スンミン
リノ
15分ほど歩いて、やっとついた海は リノヒョンの肌のように透き通っていた。 リノヒョンも目を光らせて海を眺めていた 少し遠くを見ていると 左の方にハートの石らしきものが見えた。
スンミン
完全に自分の世界に入り込んじゃってる りのひょんを引っ張ってハートの石の方へ 走り出す。 僕だけが握っていたはずの手が ぎゅっと強く握り返してくれたのが嬉しくて 振り向いてみると リノヒョンは優しく微笑んで僕の名前を 呼んでくれた。
リノ
この瞬間がずっと続けばいいな。 なんて、 そんなことを考えていたら いつのまにか石のところについたみたいで ハートの石が僕らを照らしていた。 僕はリノヒョンと普通に繋いでいた手を "恋人繋ぎ"に変えて 改めて好きと伝えてみた。 リノヒョンは驚いたような照れたような顔をして 俺も…、/// と恥ずかしそうに答えてくれた。 その瞳は真っ直ぐで心の底から 僕のことを愛してくれているとわかった。
僕たちはずっと一緒 という思いを込めて 貝殻でブレスレットを作りお互いにはめた 時間はあっという間にすぎて 5時を回っていた。 太陽が少しだけ顔を出している。
スンミン
リノ
階段をあがっていると いきなりものすごい風がふいて 手すりをつかんでいた僕は落ちずにすんだけど 手すりをつかんでなかったリノヒョンは 頭から落ちてしまった。