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桃赤集

5 - 桃赤/バレンタイン

♥

54

2023年02月14日

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おひさ

バレンタインかくよ。

今日も今日とて桃赤です。

注意 桃赤 R表現あり 地雷さん純粋さん回れ右 少し青黄出てきます

桃赤付き合ってます

赤side

ぴぴぴぴぴぴ ⏰

今日も部屋中に鳴り響く無機質な音で目を覚ます。

けれど今日は少し違ってて、

すっかり冴えてしまった目を擦りながら寝室を後にする。

お腹すいてないな。とか思って

食べないでいっか。と考えるものの、

この前食べなくて彼にこっぴどく怒られたのを思い出し、しぶしぶ食べることにする。

冷蔵庫を開けると、彼が美味しいから食べて欲しいと言って置いていったヨーグルトが1つ。

一人暮らしには大きすぎる冷蔵庫にぽつんとはいっていた。

最初は食べる気が無かったものの、食べてみると美味しくてすぐに完食してしまった、

彼の好みが移ってるなとつくづく思う。

そうして支度を終えた俺はひとつの鍵といつものセットをもって家を空ける。

タクシーに乗り数十分で着いたのは彼の家。

ごそごそとぽけっとから彼の家の鍵を取り出し家のドアを開ける。

そこは静寂に包まれていた。

いつもの事だなと思いながらリビングへと向かう。

リビングにはいると彼の飼っている猫がしっぽをたてて出迎えてくれた、

出迎えた、と言うより、またお前か。と言うような顔で見られてしまった。

ここまで来て、まだ彼には会えていない。

早く会いたい、と思いながら急いでコートを脱ぎ彼の寝室へと向かう。

ガチャりとドアを開けると、そこにはすうすうと寝息を立てて寝ている彼の姿があった。

いつものことだと思いながらも、毎回かわいいと思ってしまう。

寝ている彼の隣に座り、彼の頬を優しく触る。

すると急に強い力で引っ張られ、布団に連れ込まれてしまった。

も、桃くん、、?

おきてるの?

今起きた、、

あ、おはよう。

、、、二度寝する。

だめだよっ!

今日はお家デートの約束なんだから!

…。一緒に寝よ?

やだっ、

んん、しょーがないなぁ、

おはよ、赤。

おはよう桃くん。

ん、支度する。

は〜い。

彼の家に行って彼が寝ていることはそうめずらしくはない。

なんなら起きている方がめずらしい。

支度終わったよ。

ん、行こう?

うん。ほら、手。

!うん。

手を繋いで出かけた先はどこにでもあるようなスーパー。

お家デートのときは決まってスーパーに買い物に行く。

そうして彼と買い物を済まし家へ帰る。

帰り際、彼の口からバレンタインと言うワードが飛び出してきた。

そう。今日はバレンタインデー。

用意してるかと問われ、嘘が付けない俺は耳まで赤くして頷く。

そんな俺を見て彼は笑う。

それが恥ずかしくてさらに赤くなっている俺に彼はかわいいといながら口付けをしてくる。

外でするなと怒りながらも、内心は喜びで充ちている。

そうこうしながら彼の家へと2人で帰っていく。

長くなるので夜まで飛ばします

夜。彼と買ってきた鍋を2人で続きながらたわいも無い話しをする。

ただ会話をしているだけのこの時間が1番幸せを感じる。

鍋も食べ終わり、夜も更けたところで、

彼がバレンタインのチョコをねだってくる。

俺は自分のカバンへと取りに行く素振りを見せながら、自分の腕にリボンをつける。

これは友達の黄くんに教えてもらったのだが、我ながら恥ずかしい。

黄くんは青ちゃんと言う彼氏にやって大成功したと言う。

成功したのなら心配ないなとか思いながら、手を見せないように後ろ向きで歩いて彼の元へ行く。

…、桃くん、目つぶって?

ん。

まってね、えーっと。

てを結んでいるから手を付けなくて、少し怖々と彼の前に座る。

よし!

いいよ!目開けて!

ん、、

ん?

ハッビーバレンタイン!

チョコ、、じゃないけどバレンタインのプレゼントは俺です!

え、え?

赤もらっていいの?

う、うん。いいよ?

今日はお好きにしてください

ほんとに好きにしていいんだね?

ん!?今日だけだよ!?

24時回ったらおわり〜

、、それで止まるか分からんけどな。

え“

ベット行こうね〜

ぐぅ、、

それから2人でチョコよりも甘い夜を過ごした。

事後𓂃 ⸒⸒ ⸒⸒

赤、まだ起きてる?

ん、おきてるよぉ、、

チョコ食べる?

え、?

バレンタインだから。用意してたの、

え、ほんと?

うん。ほら、

そこには少し高級そうな箱に入ったチョコレートがあった。

食べる?

たべる、

口、開けろ

そう言うと彼は箱に入ったチョコのひとつを食べた。

え、?

と言ったのも束の間。

彼の口から俺の口へと少し熔けたチョコがわたった。

そのキスはチョコの味なんかわかんないぐらい甘くてとろけてしまった。

そんな俺の顔は過去最高にとろんとしていただろう。

その顔が彼のなにかに触れ、スイッチが入ったように、また彼の目が鋭くなる。

そうして、また肌を重ねる。

𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸

おわり。

ちょっと長くなってしまった

わりと力作かも?

では

HappyValentine´-

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