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テラーノベル(Teller Novel)

あきぱら

はい、どうもあきぱらnです。

あきぱら

プロローグも終わり、本編開始!

あきぱら

ということでアイコンも変えてみました。

あきぱら

プロフィールも変えて、あきぱら完全体となりました。

あきぱら

それでは早速、どうぞ!

(うっ…ここは…?)

(そうだ…あの暗い空間に吸い込まれて…)

ここ…どこだろう…?

立ち上がり、辺りを見回すと、一面黄色の迷路のような空間が広がっていた。

…?なんだろう…この臭いと音…

濡れたカーペットのような臭いに、蛍光灯のような音。

(とりあえず人を探してみよう…)

誰かー?誰かいませんかー?

人を探して歩き続け、1時間程立っただろうか。

(おかしい…人がいないのもそうだけど、いくらなんでも広すぎる…)

その時、どこからか声が聞こえてきた。

謎の声

うっ…うわぁぁぁぁ!

…!どうしたんだろう…。行ってみよう

声の方に向かい走っていると、曲がり角から男が飛び出してきた。

あっ…あの、どうし…

声の主

たっ、助け…

グチャッ

???

ア゛アア゛アアア゛アアア゛!

声の主

ゴフッ…

あ、あ…!

声の主

たす…け…

体が2つに裂けてしまっている。もう助けられない。

???

アアア゛!

声の主

も…少し…で…逃げ…きれ…

肉の裂ける音が響く。

うっ………ごめんなさい!

(逃げなきゃ…早く…!)

化け物の咆哮を背に走り出す。

(あの化け物…見たこと無い…どんな生き物なんだ…?)

???

オ゛アアアア゛ア゛アアアア゛!

こちらをターゲットにした化け物がとてつもないスピードで追ってくる。

(まずい…追いつかれる…!)

金髪の少年

こっちだ!早く!

…っ!?

声の方を見ると、壁に洞穴が空いている。その中から声の主らしき少年が手を伸ばしていた。

金髪の少年

早く!その梯子から登ってこい!ほら、手掴め!

はっ、はい!

力強く引き上げられ、化け物に追いつかれる一歩手前で洞穴に入ることが出来た。

金髪の少年

よし、急いで奥に行くぞ!中は暗いし、あいつらからは届かないはず!

洞穴の奥に転がり込み、外の様子を見る。化け物は中に入ろうとしていたが、体が大きすぎて入れないようだ。

た、助かった…

金髪の少年

ふぅ、あぶねぇ所だったぁあ…

あ、ありがとう、ございます…

金髪の少年

ん、いいよいいよ、気にすんな。

(あれ…どこかで見たことがあるような…)

あの、もしかして…

金髪の少年

ん?

新太君…?

金髪の少年

おう、そうだけど…あっ!お前…旭!?

やっぱり…だから行方不明になってたのか…

新太

そうそう!いや〜よ、なんか外出たら庭の塀にめっちゃ黒いところがあったんだよ、で俺めっちゃ気になってさ、ぶつかったらここに飛ばされたってわけよ!いや〜あんなことしなきゃ良かったな〜

…元気ですね…

新太

まぁ悩んでたって変わんねぇしな〜。てか同じクラスなんだから、タメでよろしく!

あ…う、うん…

新太

よし!さて、どうすっかな〜

ところで…やっばりここ…なんだっけ…そうだ、

新太

おう、バックルームってとこだと思うぜ。

あ、や、やっぱり…

新太

どうにかしてこっから出られねぇかな…

外に出るためのドアとかは…?

新太

いや、俺が昨日から歩き回って探してたけど見つからなかったな

うーん…あれ?新太君の後ろ…

新太

ん?あ、なんだこれ?

新太の後ろに、銀色に輝く小さなカギが落ちていた。

新太

んだこれ?カギ?

うん。でもどこのカギなんだ…?

新太

ドアとかは見てねぇしなぁ…旭は?

いや、僕も見てないな

新太

んー、カギを見つけても使えるドアがなくちゃあ…

…でもいつまでもここにいたってどうしょうもないし…

新太

そうだな、外に出てみるか。

外に化け物が居ないか確認し、飛び降りる。

新太

ふう…それじゃあ…ドア探しといきますか!

うん!

ところで…

新太

どした?

…あの化け物って一体…

新太

まぁ分かんねぇな。間違いなくやばいってこと以外

あはは…だよね…

しばらく歩き回っていると、見覚えのある場所に行き着いた。

あれ…ここって…

新太

どした、来たことあんのか?

ここ…さっき化け物に見つかった場所だ…

新太

まじか!?そんな偶然あんのか…

ここで男の人が化け物に殺されてて…

新太

おおぅ…なかなかに重いぃ…

でも結構血とか出てたはずなのに…

新太

ストップ!ストォップ!

?どうし…

新太

俺グロ系は苦手なんだよぉ!いやこの際仕方ないかもしれないけどさ!

ああ、ご、ごめん…

新太

おう…でもまぁ…ここでそんな事が起きたんだったら…まぁ不自然だわな…

うーん…

その時、ポケットから生徒手帳が落ちた。

あっ…

新太

拾ってやるよ…まぁ生徒手帳がここで役に立つかは分から…

あ、ありがとう

新太

…消えた…!?

え?

新太

お前…さっき生徒手帳落としたよな…?いや俺も見てたけどよ…

う、うん。落としたよ

新太

だよな…だったらさっき目の前でいきなり消えたのは見間違いじゃなく…

あ…だからあの人の死体も…?

新太

…ああ、多分そうだ。

なるほど…この部屋で物を落としたりすると消えてしまうのか…

新太

生きてる内は大丈夫なんだろうけどな、多分そうだ

あれ?でもあのカギは…

新太

いや、まだあるな。なんでこれだけ?

ここで使う物は消えない…とか…?

新太

なるほど、RPGとかで重要なアイテムが捨てれないのと似たようなもんか

うん、多分そうだね

新太

てことはこのカギは重要なのか…でもどこで使うんだぁぁぁ!

(あ…そういえば…)

確か…

新太

おっ?カギ使う場所分かったか?

うん、多分。ここで例の男の人が…

新太

そいつか…

死に際でもう少しで逃げ切れた…みたいな事を言ってたんだ

新太

ということは…?

うん、この近くに一目で出口って分かるような場所があるはず

新太

よぉし!そう決まったら早速ぅ!そのおっさんが出てきた方に行くか!…あんま気分良いことでは無いけどな…

まぁ仕方ないよ。確かこっちだったはず…

しばらく進むと、予想通り出口らしきドアが出てきた。

新太

おっ!ナイス旭!あとはこのドアを開ければ…

開かない。

新太

どおしてだよォォォォォォォ!

あはは…多分カギを使うんだと思うよ

新太

それだ、それじゃあ早速開けるか…

カチャリという音と共に、カギが開いた。

新太

よし、あとはドアを…むっ、かなり重いな…

新太

全然開かねぇぞこれ!?

て、てつだ―――

バァンという音ともに勢いよくドアが開いた。

新太

へぶっ!?

あ、新太君!だいじょ…

新太

?どうした、旭?

う…し…

新太

?後ろ?

開いたドアの向こうには、例の化け物が立っていた。

新太

あらまー…こりゃ…どうしましょ…

???

オ゛アア゛アアア゛アアア゛ア゛!

あきぱら

はい、第一話終わりです!

あきぱら

これからも随時更新予定なので、読んでいただければ幸いです!

あきぱら

それではここまで読んでいただき、ありがとうございました!

あきぱら

また次の話でお会いしましょう!

この作品はいかがでしたか?

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