阿部ちゃーん!
?
..ま
?
..ま!
佐久間大介
なんか、聞こえる
?
.くま!
佐久間大介
っ!阿部ちゃん?
?
佐久間!
阿部亮平
佐久間っ!
佐久間大介
っ、戻らなきゃ
佐久間大介
うーん、
目が覚めると、阿部ちゃんが泣いていた。
佐久間大介
あ、べちゃ、ん?
阿部亮平
佐久間、
救急隊員
よかった。病院つきましたので、一応検査しましょうか。
佐久間大介
はい、?
俺は、なんで救急車にいるのか。 なんで検査をするのかもわかってなかった。
検査が終わり、阿部ちゃんと話ながら結果を待っていた。
佐久間大介
俺、体育の時に倒れたのっ?
阿部亮平
うん、本当に心配したんだから。
佐久間大介
まぁ、阿部ちゃん実質俺の彼女だしね!
阿部亮平
えっ?俺が?
佐久間大介
阿部ちゃんじゃないの?
阿部亮平
、わかんない。
佐久間大介
もしかして、付き合ったことない?
阿部亮平
うん、今までずっと勉強してたから。
佐久間大介
阿部ちゃんらしっ
こんこん
医者
失礼します。
医者
阿部さん、少しいいですか?
阿部亮平
はい、
阿部亮平
なんですか?
医者
あの、佐久間さんのからだのアザはご存じですよね。
阿部亮平
はい。
医者
あれは、殴られたときにできる傷です。
医者
それも、虐待の時にできるアザと同じの。
阿部亮平
っ!やっぱり。
医者
最初は、抵抗の後があるがそこからはされるがまま
医者
佐久間さんと、しっかり話してください。
阿部亮平
はい。
医者
では、検査結果は佐久間さんといっしょにお聞きください。
阿部亮平
はい。
阿部亮平
(やっぱり虐待だったんだ。)
佐久間大介
なに話してるんだろ?
佐久間大介
あっ、阿部ちゃん!なに話してたの?
阿部亮平
うーん、大人の話!
佐久間大介
えー、俺っちももう大人だよ!
阿部亮平
でもまだ高校生だからね、
佐久間大介
ムー
阿部亮平
はい、早く検査結果聞くよ。
医者
(あれは空気かっ
ってかめっちゃなんか尊かったんだけど)
ってかめっちゃなんか尊かったんだけど)
阿部亮平
先生?
佐久間大介
なんか、固まってるw
医者
しっ、失礼しました。
医者
では、検査結果ですが。
医者
ストレスですね。
医者
追い詰められるほどのストレスがあるのではないですか?
医者
倒れて、あそこまで意識がないのは。
死にたい
医者
と思ってるかもしれませんから。
阿部亮平
えっ
佐久間大介
えっ?俺が?
阿部亮平
そうなの?
佐久間大介
ううん、
阿部亮平
隠さないでいいからね。
佐久間大介
っ
医者
では、これで。
がらがらがら
佐久間大介
阿部ちゃん、俺、さ
佐久間大介
じつは、さ
佐久間大介
親に
佐久間大介
虐待、されてんだよね
阿部亮平
っ、
佐久間大介
もう、なれてきちゃってさ
佐久間大介
みんなに変な心配かけたくないから、ずっと、ずっと、
佐久間大介
耐えてた。
佐久間大介
誰かに相談したら。その関係が壊れる気がして
佐久間大介
元気でいたら、みんな心配せずにすむし
佐久間大介
でも授業はいやだったから,出てなかったんだよねw
阿部亮平
俺、ぜんぜん気づけなかった。







