この作品はいかがでしたか?
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水
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にこりと微笑みながら、何かを伝えたそうな瞳をこちらに向ける。
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いふくんの腕が、初兎ちゃんの手首を掴む。
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ちょっとだけ、淋しそうな笑みを浮かべて走り去っていく初兎ちゃん。
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もやもやする。
初兎ちゃんのあの表情。
いふくんの心配そうな顔。
こんな時に。そう思うのは悪い子なのかもしれないけれど。
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結局あのあと、時間も夕刻を過ぎたころだったので駅を出て、帰路につく。
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ふと、いふくんの顔をそっと見上げる。
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ちょん、と2人の指先が触れ合う。
ためらうように、指が迷い動く。
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焦れったいのに耐えきれなくなった僕は、思い切って自分の指をいふくんの指に絡ませる。
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ちょっとだけ、さっきよりもいふくんの頰が紅くなった。
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不在着信
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バッグの中の何かが、振動している。
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そっと目配せをしてから、初兎ちゃんの電話に出る。
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通話
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何やら、初兎とほとけが話し込んでいる。
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やはり、昼間といい、先日のことといい、初兎が俺達に気を遣ってしていた行動なのか。
でも、仮にも初兎にとって俺は元カレだし、そこまでする義理は……、
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ずいっと、ほとけに近付きスマホに向かって言う。
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困惑している初兎の姿が目に浮かぶ。
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また、いつものようにおどけた調子を取り戻した初兎。
きっと、まだその朗らかな表情の裏には、隠しきれないような哀しみを抱えているのだろう。
そんな、君にも。
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コメント
2件
コメントありがとうございます…♪ 発狂していただけるほど楽しんで下さり嬉しい限りです! これからも作品を温かく見守って頂けると幸いです❦
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙最高すぎますぅ!! 続き楽しみに待ってます!