HQ!!　BL集！！！

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あの夏、

俺の幼馴染みは死んだ

一年前の

アイスが溶ける五分前

8月半ばの木曜日

部活の帰り道

二人でアイスを食べていた

子供が公園でボール遊びをしている

ボールが目の前に飛び出してきて

子供も飛び出してきた

ボールは道路に転がった

黒い大きな影が見えた

子供が道路に飛び出した

"危ないっっっ！！！"

"　ドンｯ　"

一瞬の事だった

何が起こったのか

子供の泣き声が聞こえるまで

分からなかった

病院で事実を伝えられた。

実感はわかなかった。

只、

白い布を被せられた幼馴染みが

其処で眠っているだけ。

返事は返ってこない。

嫌でも分からされる。

青城を誰が支えれば良い。 俺では無理だ。

お前が、お前だから 皆　慕って着いてきたんだろう？

これからの俺の バレー人生をどうしてくれる。

お前がいなかったら 誰とバレーをすればいい。

幼馴染みの葬式はすぐに行われた。

部員に幼馴染みが死んだ事を伝えると

皆　俺を疑って、

最後は涙を流していた

其程大事にされてたんだろう。

それからしばらく経って

一年経った今、盆休み。

やっぱり、返事は無い。

墓を綺麗にして

線香をあげて

幼馴染みが好きだった

牛乳パンをお供えしてやって

最近の部活の様子を伝えて、

幼馴染みが居なくても 試合に勝ったという自慢をして。

不意に聞こえた幼馴染みの声。

満面の笑みで、そう言ってやった。

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