愛美
(…………………)
やっぱり、独りっていいなぁ。
愛美
…そろそろ出よっと。
恐る恐る…出てみた。
愛美
ん…誰もいないから教室戻ってみよ。
てくてく…
愛美
あれ、誰もいない。
周りを見渡せば誰もいない。 きっと体育なんだろう。
愛美
…あ、置き手紙。
あ、愛美〜 見てくれてありがと♪ 今日は1時間目に体育だから運動場ね〜 それと、無理は禁物だよ!
愛美
ふーん…
愛美
ま、行って…
愛美
…頭痛くなってきた。
愛美
でも行こっと。
そう言って私は、体操服に着替えた。
愛美
っと。
わいわいがやがや…
愛美
ん…
愛美
動きからみてみれば、もうすぐ終わる勢いだね。
愛美
とりあえず隠れよ。
友人A
…愛美?
友人A
来たっぽいけど…ま、もう終わるよ〜?
愛美
…うん。今行く。
友人A
はーい〜
友人A
一応言っとくね!先生は全く怒ってないよ?
愛美
了解
愛美
(怒ってても違和感ない筈なんだけど…)
と、会話をしながら2人で歩いた。
友人A
そういえば…ってもう並ばないとっ!
友人A
ほら、愛美も!
愛美
はいはい…。
と、号令が掛かり、みんなが動いた。
もう教室に戻るっぽい。
友人A
は〜〜〜
友人A
疲れた……
愛美
お疲れ様。
友人A
ありがと〜〜〜〜
愛美
というかまだ一時間目か…
愛美
時間って遅い感じ、しない?
友人A
わかる〜
愛美
早く家に帰りたいなぁ…
友人A
私も〜
Aちゃん〜来て〜
友人A
あ、呼ばれたからいってくるね!
愛美
はーい
私が家に帰りたい理由。それは…
DJになる為、 色々な練習を重ねないとだから。 というかあと数日でオーディションあるし…。
お父さんを超える演出をしたい、というのもある。
愛美
(あの子がいると、なんだかんだで安心する…。例えるとしたら、お母さんの傍に居る感じ。)
愛美
って…私、何考えてんだろ。
愛美
とりあえず次の準備しよ。