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むかしむかし、大きな屋敷に、一人の男の人が住んでいました
この人は、お屋敷の蔵の中にお金や宝石をたくさんもち、いろいろなところに別荘をもっている大金持ちです
しかし、この男は笑い方が異様なほどイルカの鳴き声に似ていたため、 人々から「イルカの兄貴」と呼ばれていました
そしてもう一つ、イルカの兄貴には、変な噂がありました
それは、今までに六人も花嫁をもらったのに、 みんなどこかへいなくなってしまうという、噂でした
人々は、全員病気で亡くなったのではないかと 考えていましたが、ある人は、、、
ある時、イルカの兄貴は近くにすむ美しい娘を、 お嫁さんにしたいと考えました
そこで娘とそのお母さんや兄弟たち、それに友だちもよんで、 おいしいごちそうをしてもてなしました
みんなは別荘にとまり、何日も何日も、散歩やダンスや釣りをして、 楽しく過ごしました
その間、イルカの兄貴は一生懸命ニコニコと、優しい顔をしていました
しばらくすると、娘はイルカの兄貴のお嫁さんになってもいいと言いました
イルカの兄貴は大喜びで、すぐに結婚式を挙げたのです
しばらく経ったある日
イルカの兄貴は娘を呼んで言いました
イルカの兄貴
イルカの兄貴
娘
そういって、カギのたくさんついている束を取り出しました
イルカの兄貴
イルカの兄貴
イルカの兄貴
イルカの兄貴は急に怖い目をして、娘をジロリと見ました
娘
イルカの兄貴
娘
娘が尋ねると、イルカの兄貴は答えました
イルカの兄貴
イルカの兄貴
娘
こうしてイルカの兄貴は、次の日、出掛けていきました
初めのうちは娘は友達を呼んで楽しく過ごしましたが、 そのうちに退屈になっていきました
すると、娘はあの"入ってはいけない"と言われた部屋に入りたくて、 たまらなくなりました
娘
娘
娘
娘
娘
娘
娘
娘
娘は、小さなカギで小さな部屋のドアを開けてしまいました
娘
娘
中を見た娘は、ドアのところに立ったまま、ガタガタと震え出しました
部屋の壁には、たくさんの女の人の死体が吊り下げられ、 床には血がベッタリと、こびりついていたのです
酷い匂いっ...!いったい、、いつの....!?
女の人の人数は、、、、六人....
娘
それはみんな、イルカの兄貴の前の花嫁たちでした
イルカの兄貴
そこへイルカの兄貴が帰ってきたのです
娘はビックリしてカギを床に落としてしまいました
娘はあわててカギを拾うと、ドアにカギをかけて イルカの兄貴のいる玄関に行きました
娘
娘を見たイルカの兄貴はニッコリと笑いました
イルカの兄貴
イルカの兄貴
娘は目を泳がせながら必死に嘘を考えた
娘
娘
イルカの兄貴
イルカの兄貴
イルカの兄貴
娘
イルカの兄貴
娘
イルカの兄貴
娘
娘はイルカの兄貴にカギを渡せば、イルカの兄貴は カギを見ることもなく、ポケットへと入れてしまった
娘はお風呂から出た後、いつものように夕飯を取り、 自室でくつろいでいた
特に、イルカの兄貴で変わった様子はなかった
小さな部屋に入り、あの恐ろしい事実を知ってしまったことが バレていないことに安堵していた
突然、コンコン、とドアがノックされる音が部屋に響き渡った
イルカの兄貴
娘
イルカの兄貴
もしかして、と思った娘は少しだけ動揺しかけたが、すぐに その動揺は消えた
イルカの兄貴
娘
娘
イルカの兄貴
イルカの兄貴はいつものニッコリとした笑顔を見せた
イルカの兄貴は笑顔を浮かべながら、私の座っている椅子へと近づいてきた
娘
イルカの兄貴
イルカの兄貴
イルカの兄貴はひらひらと、血がべたりと付いた 小さなカギを見せた
娘
イルカの兄貴
娘
イルカの兄貴
娘はイルカの兄貴の前で跪いて許しを請いました
娘
イルカの兄貴
娘
イルカの兄貴は微笑んだ。そして、懐から鋭く光るナイフを出し、
娘
娘の胸へと一直線に突き刺した
イルカの兄貴
イルカの兄貴
おしまい
Tim子
Tim子
Tim子
Tim子
Tim子
Tim子