とある高校の放課後…
4人の同級生が勉強会を開いていた
ラフィ
あー、ここ分かんないよぉ…
なっちゅん
はいはい、三角比か…
ずーくん
サイン、コサイン、タンジェントって覚えてない?
ラフィ
覚えてない〜!
うこ姉
あ〜、そこからか……
ここまでは至って普通な光景である
ずーくん
覚えれば簡単なんだけどね
ラフィ
うーん…うこ姉教えて〜!
うこ姉
えっとね、ここは筆記体で書いてみて……
なっちゅん
そうそう、頭文字で覚えるんだよ
ラフィ
筆記体なんて分かんない〜!
ラフィがアワアワしだした
ここからが本当の戦いである
なっちゅん
はいはい、教えてあげるから
ずーくん
こっから頑張ろうね
ラフィ
…うん、分かった!
ラフィ
よし!集中!
うこ姉
……え?
ラフィは自分に喝を入れた
すると、ラフィの体全体が光り出す
なっちゅん
ちょっ!待って!
ずーくん
あっごめん……
うこ姉
ああもう、手遅れか…
突如ラフィの体から衝撃が放たれた
その衝撃は爆発であった
ラフィを中心に、机や同級生が 吹っ飛ぶ
そして立っているのはラフィ1人だ
ラフィ
あれ?皆とうしたの?
何食わぬ顔で立っていた
自分には害が無いからか、 自覚していないようだ
うこ姉
……痛たた…
ずーくん
今回は俺が悪かったわ……
なっちゅん
いやー、難しいなこれ……
何故かは解明されていないが
ラフィは「集中する」と発言すると
爆発する
なっちゅん
やっぱりこれは……
うこ姉
勉強どころじゃない……よね
ラフィ
ちょっと皆教えてよ〜
ずーくん
ああ、うん……
ラフィを爆発させない戦い
今日は完全敗北である