深夜。時計の針が12を過ぎた頃、 とある小さなアパートの扉が開いた。
結翔
...ただいま。
悠真
...んー
結翔
ねぇ、まだゲームしてんの?
結翔
最近電気代高いからゲーム控えてって言ったばっかだよね?
結翔
はぁ...。少しは稼いできてるこっちの身にもなってよ。
悠真
今いいとこだから静かにして。
悠真
...くっそ
悠真
お前のせいで負けたじゃん。
どう責任とってくれるの?
どう責任とってくれるの?
結翔
...は?
悠真
だーかーら。
悠真
どう責任取るかって聞いてんの。
久しぶりに聞いた『責任を取る』という言葉に、結翔は顔があおざめた。
悠真
言葉自体は脳が覚えてるみたいだけど 笑
悠真
なんか生意気にもなっちゃって、最近いい子だと思ったのに、俺残念。
結翔
...
悠真
何?まさか忘れた訳じゃないよね?
悠真
こっち来いって言ってんの。
結翔
...い、やだ、
悠真
...は??笑
悠真
良い子になったと思って最近ちょっと甘やかしすぎちゃったかなー。
悠真
でもまさか反抗してくるとは 笑
悠真
昔は今みたいな状況になったら泣きながら「ごめんなさい、何でもするから許してください」って鼻水垂らしながら言ってたくせに。
結翔
...うるさい。
結翔
もう、お前の操り人形にはなんない。
悠真
...今、この俺の事「お前」呼ばわりした?
悠真
さすがに聞き間違いだよね、?
結翔
いや、言った。
悠真
へー。何、殺されたいの?笑
結翔
俺、もうこの家出て行くわ。
悠真
は?
結翔
だから別れよう、悠真。
悠真
何、俺がその要求すんなり受け入れるとでも思ってるの??
結翔
悠真も俺の事嫌いでしょ?
結翔
別れるのがお互いの為だと思うんだけど。
悠真
なんだよそれ。
悠真
それに悠真"も"って何?
悠真
お前、俺の事大好きじゃん 笑
結翔
あぁ、前までは、な。
結翔
俺、どうかしてたよ。
結翔
ずっと悠真の為に働いて、悠真が喜んでくれるように頑張って。
結翔
そんな生活がふと、バカバカしく思えてきちゃって。
結翔
だから、お互いのためにも別れたいんだ。
悠真
お互いのため??笑わせんな。
悠真
俺はお前と別れる気は全くない。
結翔
...は?
悠真
だって俺、お前のことだーい好きだもん。
結翔
何言ってんだよ、ふざけんな!!
結翔
昔俺にあんな酷いことをした上に、最近はろくに会話もしてなかっただろ、
結翔
本当に俺のこと好きなら、最後ぐらい俺のためだと思って、今後一切俺に関わらないでほしい、、
結翔
お願いだよ...
そう言いながら、結翔は泣き始めた。
悠真
嫌だ。
結翔
クッ...!!!
結翔
俺、もう悠真の事視界に入れるのも嫌なぐらい嫌いなんだよ...
悠真
嫌だ。
結翔
いい加減にしてくれ、
結翔
もういい、悠真がなんて言おうが出ていく。
悠真
俺も決めた。
悠真
結翔をどこにも行かせない。
結翔
、は?
途端、悠真は結翔の首を絞めだした。
結翔
ぁ"がァ"...!
結翔
ぅ"、ぐる"し
結翔
やめ"、
悠真
辞めない。
悠真
ねぇ結翔、出ていくなんて言わないで?
悠真
俺の事、ずっと好きでいてよ。
悠真
離れるなんて許さないから。
悠真
目が覚めたら、たっくさん愛してあげるからね。
悠真
大好きだよ、結翔。
結翔
ぅ"...
結翔はゆっくりと目を閉じ、 膝から崩れ落ちた。
悠真
目を覚ますのが楽しみだなー。
悠真
久しぶりに調教、してあげるか。
悠真
また俺好みになれるよう、頑張ろうね。
ゆいと♡♡