コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
KP
PL1
PL2
KP
PL1
KP
PL1
KP
PL2
KP
PL1
PL2
※中の人はエモクロアのキャラシを作ろうとしてクトゥルフの方のキャラシを作りました。
数分後
KP
PL1
PL2
KP
PL1
PL1
PL1
KP
PL2
PL2
PL2
KP
PL1
KP
PL1
PL2
PL1
KP
KP
00.プロローグ
貴方達は人間としてはまだ青かった。 だから人と同じ制服を着て、同じかばんを持って、決められた頭髪に揃えて、同じ時間に勉強し同じ時間に食事を摂る。
人として生きていれば当たり前の時間だった。 なんでこうしているのだろうと、疑問がないわけではないのかもしれない。 言われたとおりに教科書を開けば、そこには少しだけ気持ち悪い虫の写真が載っている。 周りの女子が遠くで嫌がる声を上げた。 それを気にもとめず、教師は話を続ける。
「多くの昆虫は幼虫から成虫へと変態していく」
「例えばチョウなんかは君たちもよく知っているだろう」
「成虫になる前に、大人の環境に適した姿になるため蛹になるのさ」
「そういう意味では、蛹というのは君たちみたいな人で言う思春期のようなものかもしれないね」
「でも、昆虫のほうがわかりやすい。なぜなら、それは──」
「人は蛹にはならない」
KP
KP
PL
KP
PL1
KP
PL1
哀愛
PL1
KP
PL1
PL1
「外、来て」
「わかった」
PL2
KP
哀愛
喜無入
喜無入
哀愛
喜無入
哀愛
喜無入
哀愛
喜無入
哀愛
PL1
KP
夜に抜け出した共鳴者たちを星と月が見ている。 まだ保護下にいるべきである貴方たちを、監視するように、責め立てるように見ていた。 ほんの少しの罪悪感と、それと同じだけの反抗心と好奇心。 ここから抜け出した理由はきっとそれぞれ。 でも、共通するのは自分・他人・世界へのもどかしさ。 とてもではないけれど、良い世界だとは言えないから抜け出した。 何かを探して、もしくはなりたかったから抜け出した。
KP
PL1
PL2
_カラコロ_
PL1
PL2
KP
遠くに警察を見つける。 このままでは補導されてしまうかもしれないと感じた共鳴者たちは路地裏に進んでいくだろう。
PL1
哀愛
喜無入
哀愛
KP
暗い路地裏に進んで、そのままとにかく歩き続ける。 慣れているはずの街も夜になれば全く様変わりしていて、まるで別の世界に迷い込んだようだった。
それからしばらく歩いて、街の外れ、
木々の中にある廃墟へと貴方達は足を踏み入れる。
建物の形はかろうじて残っているけれど、簡単に忍び込めるような隙間がある。 奥に進んでいくと壁にはスプレーで描かれた落書きがあった。 肝試しなんかにつかわれているのだろうということはすぐに察する。 それから先、更に奥に進めば、ボロボロの家具がいくつか残っていた。 元は美術館か、もしくは屋敷か何かだったのか。 あなた達の目線には1つの薄汚れた絵画が飾られている。 それは裸の女性と一人の少年がキスをしていて、辺りに様々な容姿の人物が並んでいるもの。
共鳴者がそれを見ていると、背後から声がする。
PL1
PL1
KP
「それは”愛の勝利の寓意”という作品だよ。ブロンズィーノが描いたものだ」
「寓意ってわかるかい。アレゴリーともいう」
寓意(ぐうい)
KP
PL2
KP
振り返ればそこにいたのは透き通るような白い肌をした中性的な見た目をした少年だ。 同じ年ほどの彼は貴方達に微笑みかける。
KP
PL1
PL1
哀愛
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
彼はひどく穏やかに微笑んだ。
KP
_カラコロ_
PL1
PL1
KP
PL1
KP
PL2
KP
PL1
KP
KP
KP
KP
KP
PL1
哀愛
ベアトリーチェ
喜無入
ベアトリーチェ
哀愛
ベアトリーチェ
哀愛
ベアトリーチェ
哀愛
哀愛
哀愛
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
哀愛
ベアトリーチェ
喜無入
ベアトリーチェ
哀愛
ベアトリーチェ
哀愛
喜無入
ベアトリーチェ
哀愛
ベアトリーチェ
哀愛
ベアトリーチェ
哀愛
PL1
PL1
PL2
KP
ベアトリーチェ
哀愛
哀愛
喜無入
ベアトリーチェ
哀愛
ベアトリーチェ
喜無入
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
PL1
ベアトリーチェ
哀愛
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
喜無入
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
KP
KP
PL1
PL2
_カラコロ_
PL1
PL2
KP
KP
背後で音がするのに気がつく。貴方達が振り返ったタイミングでちょうど足音がする
PL1
警察
その言葉と同時に灯りが貴方達に当たる。そこにいたのは警察だった。
哀愛
警察
哀愛
PL1
PL1
KP
哀愛
喜無入
PL2
哀愛
警察
裏口から飛び出せば、扉の先にいたベアトリーチェに手を捕まれ瓦礫の後ろに隠れることになる。
哀愛
ベアトリーチェ
彼は何も言わずにただただ口元に人差し指を当てていた。 もうひとりの共鳴者と、得体のしれぬ彼の体温が伝わってくる。
この冷たい空気の中、それはひどく心地よいと感じるかもしれない。
じっと待っていれば突然、視界が揺れるような感覚がある。
脳内をかき混ぜられる気持ち悪さ。
皮膚が硬く蛹となって、中身だけどろどろになって、別のなにかに書き換わる。
KP
PL1
PL2
_カラコロ_
PL1
PL2
KP
PL1
ただ、それも一瞬だ。すぐ楽になる。
そう、楽になるのだ。貴方は罪悪感を抱かない。 大人の目を気にしてはいけない。本当に自分のしたいように生きればいいと、ただ、そう成すべきだと思う。
PL1
しばらく静かに待っていれば、先に進んでいったと勘違いした警察はそのまま何処かへいってしまったようだ。
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
哀愛
哀愛
哀愛
哀愛
ベアトリーチェ
喜無入
哀愛
PL1
KP
PL1
KP
PL1
_カラコロ_
PL1
KP
PL1
_カラコロ_
PL2
KP
PL2
KP
KP
PL1
哀愛
喜無入
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
哀愛
PL2
哀愛
哀愛
哀愛
ベアトリーチェ
哀愛
ベアトリーチェ
哀愛
PL1
PL1
PL1
KP
KP
KP
寝る際に共鳴者はふと慈しみの感情を感じ取る。いつか、誰かに愛された記憶。
腕で抱きしめられたときの温もり。
どうしてもそれが心地よくて、胸が熱くて、なんだか溶けてしまいそうだった。
KP
KP
PL1
PL1
PL2
PL1
KP
PL1
PL2
PL1
PL1
PL1
KP
KP
PL1
KP
KP
PL1
PL2