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杏(アン)と親しくなったきっかけは些細で
席がたまたま隣になったからだった
「前髪、いつもそれ?」
切り過ぎた前髪を初対面でいじってきた
「大丈夫、時が解決してくれるよ」
そう笑う彼女を最初は変な奴と思った
今では、何でも言い合える仲になっている
その杏に、初めての彼氏ができた
ひとつ年上の先輩に告白されて、付き合うことになったらしい
その報告をされた時
自分が杏を好きであることを知った
杏
タクミ
タクミ
杏
タクミ
タクミ
杏
タクミ
杏
杏
タクミ
タクミ
杏
杏
杏
杏
タクミ
杏
杏
タクミ
杏
タクミ
杏
杏
杏
杏
杏
タクミ
杏
こんなこと言うつもりは無かった
ただ、悩む杏を見て抑えられなかった
タクミ
タクミ
杏
杏
杏
タクミ
タクミ
杏
タクミ
杏
杏の独り言ようなその呟きが、言葉を飲み込ませた
同じように話せないのは
同じじゃないからだよ
タクミ
杏
杏
杏
タクミ
タクミ
杏
タクミ
杏
杏
タクミ
タクミ
杏
タクミ
タクミ
タクミ
杏
杏
タクミ
タクミ
杏
杏
タクミ
杏
タクミ
タクミ
杏
タクミ
タクミ
タクミ
杏
タクミ
杏に背を向けて手を振る
杏
杏
しばらくは、杏を見るたびにきっとこの痛みを思い出す
こんなにやるせなくて悲しくて苦しいけど
いつかこれも
時が解決してくれる