彼ノ4命線刻

――書き出し――

この物語はもしかしたらの 空想作品です。

彼ノ4命線刻《彼の世=余命宣告》

「終盤でございますカナ」

では、続きをご覧下さい。

逞道『アレ…階段から落ちたのか』

逞道『この感覚なんだ？』

冷たく…生温い？

逞道「腹に空洞があるのか」

呼吸はできる 心臓は動く 声は弱々しいが出る

垂れ流れる血は肉体から離れ 凍りつき固まる

メモ99.ごく普通の幸せな人生を…

お前に、

血で字を追加する

「お望み…願わばもうす…」

まいどあり

不意に辺り一面が赤い霧に紛れ 闇遊詩吟がいつのまにか居た

シリアルキラーとデスコードの 前に立ち塞がり ぺこりとお辞儀する闇遊詩吟

逞道『変な情ができてしまったな』

血の流れが増す… 凍って塞がってた血が溶けた様だ

ラーベルは、 シリアルキラーとデスコードと 闇遊詩吟を警戒する

その場を離れる

逞道の意識が薄れる

逞道『あ、何も見えない』

〈ｶﾗﾝ♪〉〈ｼｬﾗﾝ♪〉 ２つの音が鳴り響く

〈カチン♪〉 首を傾げ面の金歯を鳴らす

ならざる接近… 注意逃げたしか逃げたからな 近い存在感満載です…

いらっしゃい

　お望み…願わばもうす…

まいどあり