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ある日の夜 勉強を見てあげている時 ふと妹が口を開いた

芹香(妹)

お姉ちゃん、明日の朝なんだけど…
起こしてくれない?

朋莉

いいけど…何かあるの?

芹香(妹)

実は日直で…(−_−;)

朋莉

あ、察しw
いいよ、起こしてあげる

そんな姉妹の会話をして ふと時計を見ると もう10時を回っていた

朋莉

ならもう寝ないとだよ?
起きれなくなるでしょ

芹香(妹)

本当だ!
おやすみ、お姉ちゃん

軽く手を振り自室に戻る妹を 見送りノートを開く 相変わらず書く事は変わらない 学校での事、母親の事、バイト先で教えて貰ったレシピ… そこまで書きペンを置いて 1度部屋を出た

朋莉

お母さん…

お母さん

何よ!まだ起きてたの?

朋莉

ごめんなさい…すぐ寝ます
でもその前に話があって…

お母さん

早くしてよね!
私はもう眠いの

朋莉

明日、芹香の事を
私に起こさせてください

お母さん

はぁ!?何でアンタに?

朋莉

芹香にお願いされました

お母さん

仕方ないわね!
本当はアンタみたいな出来損ないを
可愛い芹香に近づけたく無いけど

舌打ちをして私を睨みつける母 少し苛立った様子で 「芹香のお願いじゃなかったら 許さないんだからね!」 と声を荒らげた

朋莉

ありがとうございます
おやすみなさい

速やかに部屋に戻り目覚ましをセット そのまま眠りに落ちて行った

目覚ましの響きと カーテンの隙間から射し込む光に 目を覚まし着替えをする

朋莉

芹香?
起きて、朝だよ

芹香(妹)

んぅ〜…

朋莉

今日、日直なんでしょ?

芹香(妹)

あと30分〜…

肩を揺するも頭まで布団を被り モゾモゾと動く妹を愛しく感じながら スマホを取り出し、操作を始めた

朋莉

えっと…あった!

開いたのは某動画サイトの 警告音耐久動画 再生すると部屋の中に少しずつ大きな音が響き芹香は飛び起きた

芹香(妹)

何事!?地震!?

朋莉

目覚ましw

芹香(妹)

お姉ちゃん!
良かったぁ…

朋莉

日直なのに遅れたら大変だよ

芹香(妹)

あはは( ̄▽ ̄;)
起こしてくれてありがとう
お姉ちゃん

朋莉

それじゃ先に降りてるから
着替えてから来なよ?

芹香(妹)

うん!ありがとう(*^^*)

妹の部屋を出て後ろ手に扉を閉めると 溜息にも近い長い息を吐き出しり リビングに続く階段を重い足取りで 降りていった

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