青黄
りく返
プルルルルルプルルルルル
映し出された画面には
親しい後輩の名前
青
黄
青
黄
黄
青
青
黄
青
黄
青
黄
青
黄
黄
ツーーー ツーーー ツーーー
彼からの電話が終わり一息つく
青
彼はものすごい泣き虫
ちょっと人にきつく言われたりきつく当たられればすぐに泣き出してしまう
でもさすがに学校では滅多に泣かない
そのおかげでさっきのように泣き出すと止まらない
放課後に彼が一人で泣いているところを見てしまってからは誰かに話してしまいたい時に電話をかけてくる
学校でもお昼を一緒に食べたり一緒に登下校する日もあって結構仲がいい
彼が学校で強がりながら頑張っているところを見ると電話では優しくしたいと自然に思える
彼は自分で溜め込む量が人よりも何倍も多いから
吐き出したいと思ったら全部吐き出して欲しい
そうじゃないと元々細くてか弱い身体が壊れてしまいそう
この前も徹夜したとか言ってたっけ
注意しておかないと
プルルルルルプルルルルル
青
さっき鳴りやんだばかりのスマホが 再び振動を始める
画面にはまた彼の名前
青
黄
黄
青
黄
青
青
黄side
自分でもよく分からない
なぜあの先輩には悩みを打ち明けられるのか
どうしてこんなに安心するのか
声を聞くだけで溜めていた涙がぽろぽろ流れおちて言葉がすらすらでてくる
電話を切って、泣きやもうと思っていた時
"あいたい"
急にそんな言葉が浮かび上がった
そう思ってしまったらもう止まらなくて
とても寂しく思えてきて 涙がまた溢れだしてくる
泣き止むことを忘れて再び先輩に 電話をかけた
青side
財布と鍵とスマホをもって 上着を素早く羽織って家を飛び出す
彼の家まで歩いて15分
走ればそこそこ早く着くだろう
でもそんな速さじゃ足りない もっと速く
普段あまり乗る気にならない自転車をまたいで彼の家に向かう
ピーンポーン
僕の心の速さなど知らずにのろのろと鳴るインターホンにいらいらしていると
ガチャ
黄
青
青
黄
青
黄
黄
青
黄
青
黄
青
黄
黄
青
青
青
黄
青
黄
青
青
黄
青
黄
青
青
黄
青
黄
青
黄
青
黄
青
黄
最後ざっつ
なんかびみょー
PS:思い込みで間違えしてたんで修正しました、すいませんでした
コメント
16件
最高です( ᐡ•̥ •̥ᐡ ) 連載ブクマ失礼しますっ ̫ -˘
すきだぁぁぁ!!(海に向かって)