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Broooock

ただいま〜

きんとき

ただいま

シャークん

お、どこいってたんだ?

Broooock

散歩いってたんだよね〜

きんとき

うん

当たり前のように嘘を吐く

スマイル

まだ肩痛むか?

きりやん

まぁ〜、違和感はある

スマイル

なら大丈夫だな

Nakamu

席ついて〜

Broooock

わかった

俺はシャークんの隣に座った

シャークん

おはよ、きんとき

きんとき

ぁ、おはよ〜

Nakamu

早く食べよっ!いただきます!

スマイル

いただきます。

きりやん

いただきます、!

Broooock

いただきまーす!

シャークん

いただきます

きんとき

....いただきます。

Nakamu

ん〜、!美味っ!

きりやん

これ作ったのスマイル?

スマイル

....まあそうだが

きりやん

お前こういうところは今日なんだな

スマイル

はぁ?

Broooock

まあまあ、美味しいことは確かだし!

シャークん

なかむも手伝ったんだろw?

Nakamu

そうそう!

スマイル

なかむは砂糖沢山入れようとして大変だったんだぞ

Broooock

なかむらしいねw

食事が終わり、各自任務や書類に取り掛かる

きんとき

シャークん。

そう呼べば、後ろを振り向いてくれる

きんとき

今日空いてる?

シャークん

今日はないもないよ

きんとき

手合わせしない?久しぶりに

シャークん

お、!いいな!

ニカッとシャークんが笑う

その笑顔を崩してしまいそうで心が痛む

きんとき

じゃあ、準備が出来たらそれぞれ向かおう

シャークん

わかった

シャークん

きんとき、強くなった?

きんとき

そんなことないよw

きんとき

シャークん強すぎ

シャークん

まあなw

きんとき

はッ、休憩しよ、

シャークん

俺も疲れた...

近くにあるベンチに腰掛ける

きんときから水を貰い、喉が潤される

隣を見るときんときが深刻そうな表情をしている

なにか考えているのかと聞こうと思って、辞めた

変に首を突っ込まない方がいいのだ

シャークん

依頼されたひとを殺すのが殺し屋

シャークん

その依頼された人は殺し屋の手によって殺される

きんときの方を見つめて

シャークん

依頼人は罪をきない

シャークん

それって可笑しい事じゃないか?

サファイアの瞳と目が合う

きんとき

.....でもそれが

きんとき

殺し屋だよね

きんときは遠くを見つめながら言った。

その様子はどこか悲しそうだ

シャークん

人を殺すだけ罪が重なるなら、いつかは目を背けるから

シャークん

今のうちに、背けた方がいいんじゃない?

きんとき

それが出来たら嬉しいよ

きんとき

でも、俺は"できない"

きんとき

ねえ、シャークん。

きんとき

背けられない罪ってある?

シャークん

ッ.....

忘れられない...罪

それは....

きんとき

俺は今、その罪と向き合おうと思う。

伏せていた瞳はいつもより輝いて見えた

きんときsaid

できるだけシャークんのことは見ないように

その場を立ち、聞こえるくらいの声で語りかける

もう始めてしまった以上、変えることのできない未来

ただ、シャークんにあの眼差しを向けられたくなかった

あの昔のような、恨むような眼を

俺はまだ、過去に囚われている

弱い自分が悔しくて、唇を噛んだ

シャークんは立ち上がった俺に近づこうとしたが、その場に立ち尽くした

きんとき

俺は"....!!!

シャークん

ッ....、?

きんとき

あの頃、いっしょにいた"とき"だよ...。

シャークん

とッき....?

シャークん

う、嘘だよな...、きんときが、そんな訳....

きんとき

ッ......、

シャークんsaid

ダメだ。言わないでくれ

そんな想いも届かない

当たり前だ。人は声に出さないと分からない

そんなこと、分かっているのに

これが現実なのだ

きんときはいま、俺と向き合おうとしてくれている

そんなこと、頭では理解している

しているのに。

声が、でない。

嗚呼、なんて弱いのだろうか

自分から言い出せばこんなことにはならなかった?

少し前から、違和感を感じていて

やっぱり、そう思ったのは孤児院にいた事を分かっていたかのように振る舞われた日

ずらりと、頭の中に浮かぶ文字

それすらもぐちゃぐちゃになって

もう、何もかも

逃げ出したい。

きんとき

俺、ずっと謝りたかった

きんとき

シャークんのこと、傷つけたこと..

シャークん

違う...!!!

シャークん

きんときは、悪くない..."!

喉から出した声は、全体に響き渡る

きんときは目を見開いて、何か言いたそうな顔をしている

シャークん

あれは、俺が馬鹿で目の前の情報しか目にないサイテイな奴だったから....ッ

きんとき

....知ってたのか

シャークん

ッ..虐められてることも、ぜんぶぶるーくから....、

俺の勘違いで全てが崩れてしまった

あの時、あいつの味方についていなければ、気づいてあげていれば

表の怪我は見えてしまう。とても痛々しい。

しかし、心の傷は見えるのだろうか

あの時、

きんときに放った言葉は、確か

"大っ嫌い"

だったっけ。

きんとき

シャークんはわるくないよ。

きんとき

スマイルが言ってたんだよね、人間はそう言う生き物だって

きんとき

誰でもミスはするし、ミスをしない人間なんて世界には居ない。

きんとき

勘違いもその1つだよ。

シャークん

ほんとに、ごめん。怒鳴っちゃったこと.....

きんとき

許さないよ?

シャークん

ぇっ....

きんとき

だーかーら、

彼は近づいてくる

前髪の隣にある目は怒っていない

とても

優しい目だった。

きんとき

ばーか..ッ、

シャークん

...ッぃてっ...

バチン、音がなったのは俺のおでこからだった

彼は昔から馬鹿力だから

とても強く

温かい。

生理的な涙も一緒に溢れた

きんとき

これで終わり、w!

これが彼なりの復讐なのだろうか

シャークん

ッ...うん...wッ

精一杯の笑顔をつけた

きんとき

もう、いつも通り接しろよ

俺は無意識にきんときと距離を置いていたのかもしれない

俺のなかでなにかが消えた

それは、きんときにしていた"化けの皮" だったことは、話すことはないのだろう。

2枚目のシオンの花びらが散った

3枚目のシオンの花が散った

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