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とある日、俺はジャンプ を買い、原チャを走らせて万事屋へ帰る途中だった

坂田銀時

うわ寒っ!

坂田銀時

はぁ、そろそろ衣替えか

坂田銀時

冬に来てた着物まだあったかなー

坂田銀時

、にしても、

俺は、前回の依頼の葛葉を思い出していた

坂田銀時

あん時はまじモンの鬼姫かと思ったぜ

そう呟いていると、 信号無視したトラックが俺の前に飛び出して来た

坂田銀時

えっ、えェェェ?!!

坂田銀時

ちょっ、たんまたんま!!!

俺は急ブレーキを掛けたが、 そのまま、トラックと衝突した

坂田銀時

、、(葛葉、)

最後に見たのは秋の青空が、紅のせいで台無しになった空だった

同時刻

私はとある公園に来ていた

子供

!、おねぇちゃん、

葛葉

、、こんにちは

公園には、あの時の女の子がいた

私達はベンチに座った

葛葉

、ごめんなさい

子供

葛葉

私、あなた達の大事な人も、未来も、守れなかった、

葛葉

何も、、でも、

私は女の子に視線を向け、 真剣な眼差しで

葛葉

これだけは言える、
守りたいと思ったことは、嘘じゃない

すると、女の子は私に抱きつき

葛葉

子供

、、私ね、
ずっと後悔してたの、

子供

おねぇちゃんは悪くないのに、私達の為に精一杯やったのに、

子供

何でっ、殴っちゃったんだろうってっ、!

子供

もし、本当に死んじゃったらどうしようってっ、

女の子は泣きじゃくりながら そう私に言った

私は女の子を自分の腕の中に 優しく抑えた

葛葉

良いの、あなたは何も悪くない、

子供

っ、うっ、!
うわぁぁぁん!!

女の子は泣いた 私の腕の中でこれでもかと言う程

きっと、我慢していたんだろう 私が自分のせいで死ぬかもしれないと言う不安、恐怖

葛葉

、大丈夫、私は絶対に死なない

子供

グズッ、ふぇぇ、

またもや、この子に苦しみを 味わせる訳にはいかない

この子を一人にしない、 それが、私にとっての償い

しばらくすると、女の子は一通り泣き収まったのか、目を腫れさせていた

葛葉

ハンカチ、良ければどうぞ

子供

ありがとう、おねぇちゃん、

子供

ねぇ、おねぇちゃん、

葛葉

、?

子供

また、たまにで良いから、
またこうして、会いに来てくれる、?

葛葉

!、うん、!
もちろん、!

そのとき、ポケットから 携帯の着信音が聞こえた

葛葉

、?はい、葛葉です、

疑問に思いながら、私は電話に出る

志村新八

大変だ葛葉ちゃん!
銀さんが、!!

志村新八

銀さんが事故に!!

葛葉

、え、?

その言葉が聞こえた瞬間、 私は全身の血の気が引いた

志村新八

とりあえず、地図を送ったから、ここの病院に来て!!

葛葉

っ、わかった、!

私は電話を切って、女の子に視線を向けた

葛葉

ごめんね、私これから用事があるから、また来るね

子供

うん!わかった!

葛葉

うん、またね

子供

またねー!

私はそのまま走ってその場を後にした

葛葉

っはぁっ、はぁっ、

早くっ、銀さんが、!

「よく頑張ったな」

銀さんがっ、!!

私がとある病室の前に着くと、 もうみんな揃っていた

葛葉

はぁっ、はぁ、
銀さんは、?!

お登勢

今治療を受けているところだ

私はそのまま疲労で 座り込んでしまった

志村新八

!葛葉ちゃん!

神楽

大丈夫アルカ?!

二人が私に駆け寄り、 背中を摩る

葛葉

ありがとう、大丈夫だよ、

そのとき気づいた、 お登勢さんの隣にいる人物に

キャサリン

マッタクナサケナイデスネ

葛葉

、?えっと、

お登勢

あぁ、あんたは初めましてだったね

お登勢

こいつはキャサリン、まぁ私の助手みたいなモンだよ

キャサリン

ヨロシクデース

葛葉

あ、葛葉です、
よろしくお願いします、

そんな事を話していると、 病室の扉が開いた

看護師

今治療が終わったので、入って来てもらって大丈夫ですよ

葛葉

私達は急いで中に入って行った

病室には、頭に包帯が巻かれた 銀さんの姿がいた

坂田銀時

、、、

葛葉

!銀さんっ、

私は涙が溢れ、思わず銀さんの手を握った

お登勢

全く、心配かけやがって

志村新八

良かったっ、

神楽

さすが銀ちゃんアル!

そのとき、銀さんは 衝撃の言葉を口にした

坂田銀時

あなた方は、誰ですか?僕の知り合いでしょうか?

葛葉

、え?

志村新八

な、何言ってんだよ銀さん!

坂田銀時

ごめんなさい、本当に思い出せなくて、

思い出せない? まさか、

医者

記憶喪失ですよ

神楽

記憶喪失、?

医者

頭を強く打ったらしくてね、生活の基本的な動きは分かっているんだけど

医者

それ以外はすっぽり抜けている

葛葉

っ、、!

志村新八

な、治す方法は無いんですか?!

医者

、人の記憶っていうのは、複雑に絡み合っている木の枝なんだ

医者

その絡み合っている枝の一つをざわつかせれば、他の枝もざわめき出す

医者

つまり、何か一つ思い出せれば、他の記憶も思い出す

葛葉

何か一つ、

その後、銀さんは退院しても良いという事だった為、 私達は銀さんを支えながら、病院を後にした

私は万事屋に着くまでの間、 銀さんの事で頭がいっぱいだった

記憶喪失、私の事も、 みんなの事も、全部忘れちゃったの、?

私に掛けてくれた言葉も、 すべて、

坂田銀時

あの、大丈夫ですか?

葛葉

!、え、?

坂田銀時

顔色が悪かったので、

あぁ、記憶を無くしても この人の根は変わらないんだ

優しくて、温かい

葛葉

、はい、大丈夫ですよ

葛葉

さっきまで走ってたので、ちょっと疲れちゃっただけです

坂田銀時

そうですか、
辛かったら言ってください

葛葉

はい、ありがとうございます、

そんな事を話しているうちに、 万事屋へと着いた

志村新八

ここが万事屋です
何か思い出しませんか?

坂田銀時

万事屋、、ここが、

神楽

中に入れば、何か思い出すかもしれないネ!

神楽ちゃんの提案で、 私達は万事屋へと入って行った

志村新八

ここで、銀さんは何でも屋を営んでいたんです!

坂田銀時

何でも屋、、
あぁだめだ、何も思い出せない、

神楽

まぁ、何でも屋というより
何もしてなかったアル

神楽

プー太郎だったアル

坂田銀時

プー?!
この歳でプー?!

神楽

毎日このソファで鼻くそほじりながらグータラしてたアル

葛葉

あと、毎週ジャンプを買って、グータラしてましたね、

坂田銀時

ジャンプ?!
僕、本当に精神年齢いくつなんだ、

銀さんがそう呟くと、 神楽ちゃんが定春を持って来た

神楽

銀ちゃん!定春アルヨ!

坂田銀時

うわっでか!?

坂田銀時

え何この非常識なサイズの犬!

葛葉

銀さんはいつも定春を可愛がっていたんですよ

坂田銀時

僕が、この犬を、

銀さんが定春に触れようとすると

定春

ガプッ

銀さんが定春に噛まれた

坂田銀時

あぁ、なんか視界が真っ暗になった、
これは、僕が記憶を封印しようとしているのか?

志村新八

いやいや、噛まれているだけだから

そのうち、銀さんの着物が血で染められていき

坂田銀時

あぁ、なんか意識がすーっと、遠くなっていくような、

志村新八

ギャァァァ!?
神楽ちゃん!銀さんから血が!!

葛葉

きゅ、救急箱取ってきます!

その後、結野アナや、ジャンプなどを見せた

銀さんは特に何も思い出した素振りがなかった為、私達はお登勢さんのお店に入った

神楽ちゃん達は銀さんを連れて お店の中を回っていた

お登勢

フゥーッ、なら、ここら辺を散策してくれば何か思い出すんじゃないかい?

お登勢

ここら辺なら、思い出すきっかけがごろごろ転がっているよ

葛葉

、、分かりました
ありがとうございます

お登勢

、あんま気負いするもんじゃないよ

お登勢さんは私の肩に手を置き

お登勢

大丈夫さ
あいつなら、すぐ思い出して、またいつもの調子に戻るよ

葛葉

そう、ですね

私は微かに微笑み、 お登勢さんにお礼を言った

そうして、私達は町へと出た訳だが、そこには桂さんの姿と、 謎の白い生き物がいた

桂小太郎

何?記憶喪失だと?

桂小太郎

詳しく教えろ銀時!

そこには、何かの宣伝をしている桂さんの姿があった

志村新八

だから、記憶がないだけだって、

葛葉

それより、何故桂さんはここに、?

桂小太郎

国を変えるのにも、金が掛かるというものだ

桂小太郎

どうだ?銀時も寄って行かないか?可愛いねぇちゃんがいっぱいいるぞ

桂小太郎

嫌な事も忘れられるってもんだ

志村新八

これ以上何を忘れるっていうんですか!

志村新八

アンタ達ほんとに友達?!

坂田銀時

、、何か思い出せそうな気がする
行ってみよう

志村新八

バカァァァ!!

坂田銀時

ゴブァ!!

新八君は銀さんの頭に 蹴りを喰らわした

坂田銀時

はっ、何か思い出しそう、!

坂田銀時

今記憶がここまで来てる、!

桂小太郎

本当か銀時!
思い出せ、お前は俺の舎弟として日々こき使われていたんだ!

志村新八

おいィィ!記憶を勝手に改ざんするなぁぁ!!

神楽ちゃんは銀さんのもう一度頭を殴り

桂小太郎

いやここだろう!!

桂さんは持っていた看板で、 銀さんの腰を殴っていた

葛葉

こ、これ以上殴ったら頭だけじゃなくて、他のところも怪我しちゃいます、!

志村新八

ほらみんな!やめてください!

そのとき、

土方十四郎

桂ァァァ!!!

パトカーが突っ込んできた

葛葉

!!

志村新八

!葛葉ちゃん!

私は逃げるのが遅れ、衝撃に備えようとした瞬間

坂田銀時

っ!!

葛葉

!銀さん、!

銀さんが私の腕を引っ張り、 何とか怪我をせずに済んだが、

志村新八

銀さん!葛葉ちゃん!!

神楽

しっかりするアル!!

葛葉

っ、私は大丈夫、!
銀さんは、?!

私は隣で倒れている銀さんを 見てみると

坂田銀時

君たちは、誰だ?

声が爽やかになっていた

私達はその後、ファミレスへと やって来た

猿飛あやめ

えぇ!?記憶喪失?!

メガネが外れ、女の人は 見知らぬ子供の肩を掴んでいた

猿飛あやめ

それって何?!
新しいプレイ?!

葛葉

ぷれ、い?

志村新八

さっちゃんさん!
葛葉ちゃんがいる手前で変なこと言わないでください!

神楽

そうアル!
葛葉の教育に良くないネ!

猿飛あやめ

葛葉?
あぁ、いつも銀さんについて回ってるライバルね!

葛葉

ら、ライバル、?

志村新八

はぁ、とりあえず
銀さんが記憶喪失なんです

猿飛あやめ

何よそれ、新手のドッキリ?!

猿飛あやめ

そうやって私の反応を楽しんでるんでしょ!

猿飛あやめ

ちなみに、カメラはどこ?!

さっちゃん?と呼ばれた女性は 絵画に向かってそう言った

志村新八

違いますよ、正真正銘の記憶喪失です

猿飛あやめ

っ、じゃあそれって、

さっちゃんは飲み物を運んでいた店員に掴み掛かり

猿飛あやめ

私とあーんな事やこーんな事をした記憶も全て忘れたというの?!

坂田銀時

あの、僕と貴方の関係って一体、

さっちゃんは机に突っ伏し

猿飛あやめ

ひどいわ!
結婚寸前までいったのに、!

葛葉

け、けっこん、!?

志村新八

いやまぁ、そうですけど、

神楽

都合の良い事実だけを並べる
悪どい詐欺師の技アル

坂田銀時

じゃあ、貴方は僕の、

猿飛あやめ

!、そうよ銀さん!
私は貴方の愛の
ど・れ・い・だ・ぞ❤︎

坂田銀時

っ、、

ぎ、銀さんが引いてる、?!

というか、奴隷って、!

猿飛あやめ

何よそれ、放置プレイ?!

猿飛あやめ

それはそれで痺れるけど、そんなの銀さんじゃないわ!

葛葉

、、、

神楽

葛葉
酢昆布食うネ

葛葉

ありがとう、

世の中には、色んな人がいるんだな、

志村新八

このままじゃ葛葉ちゃんの教育に良くない、行きましょう銀さん、葛葉ちゃん

そのとき

猿飛あやめ

そうはさせない、
銀さんは他の誰にも渡さないわー!!

葛葉

、っ、!

辺りに煙が巻かれた

葛葉

うっ、なにこれ、
ネバネバする、!

志村新八

くっ、煙玉に納豆が、

志村新八

って、あれ?!
銀さんは?!

葛葉

っ!!

神楽

あっ!葛葉待つネ!

私はそのまま店を飛び出した

私が走り続けていると、 銀さん達の姿があった

葛葉

っ、さっちゃんさん!銀さんを離してください!

猿飛あやめ

ふっ、来たわね我がライバル!
銀さんは貴方如きには渡さない!!

葛葉

っ、!!

私は近くの台で屋根まで登り、 木刀を抜いた

坂田銀時

!貴方は、

葛葉

これ以上、銀さんを好き勝手にするのはやめてください

猿飛あやめ

ふっ、なら追いついてごらんなさい!

さっちゃんはそのまま スピードを早めた

葛葉

っ、ふぁぁぁあ!!

猿飛あやめ

私は思いっきり足を蹴り、さっちゃんの頭を飛び越えた

葛葉

、銀さんは、返してもらいます、!

猿飛あやめ

ふん!自分の思いも碌に伝えられない貴方が、笑わせる!!

さっちゃんはそのまま後ろへと飛んだ

志村新八

あ!いた!

神楽

行かせないアル!!

神楽ちゃんはそのまま銃をさっちゃんに向けて放った

猿飛あやめ

はぁっ!!

だが、さっちゃんさんは 高く宙を舞った

猿飛あやめ

甘いわね、

猿飛あやめ

銀さん、ここが落ちついたら、私の全てを教えてあ・げ・る

坂田銀時

いや、僕が知りたいのは僕の記憶なんですけど、

猿飛あやめ

銀さん、私を知るってことは
貴方自身を知るのと同じなのよ

葛葉

っ、神楽ちゃん!

神楽

任せるアル!!

神楽

銀ちゃんは渡させないアル!!

神楽ちゃんはまた銃をさっちゃんに向け、放った

猿飛あやめ

ふっ、この程度で
私を、ってあれ?
銀さんは?

葛葉

っ!銀さん!!

私は宙に舞った銀さんを 受け止めようとしたが、そのまま屋根から落ち

志村新八

!葛葉ちゃん!銀さん!!

神楽

ほわちょー!!

私は新八君に受け止められ 銀さんは神楽にかっ飛ばされた

あぁ、今日はめちゃくちゃだ、

私を愛してくれたのは、銀髪の侍でした

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