太宰に空けている穴が気付かれていないのには、 ちゃんとした理由があった。
其れは太宰が監禁初日に買ってきた、 猫用の寝具であった。
其れを壁際に設置した事で、 寝具に隠れて穴は見えないのだ。
でも、
太宰治
太宰治
黒猫〇〇
黒猫〇〇
太宰治
黒猫〇〇
黒猫〇〇
太宰治
太宰治
黒猫〇〇
太宰治
黒猫〇〇
「シャー!」と髪を逆立てて威嚇する。
太宰と同じ布団で寝るなんて考えられないし、
穴が見つかるのが恐ろしくて、 何とか引き止めないと。
太宰治
黒猫〇〇
太宰治
黒猫〇〇
黒猫〇〇
私の必死の抵抗も虚しく、 太宰は猫用寝具を勢いよく除けた。
黒猫〇〇
壁を見ている太宰の表情は判らない。
けれど其れでも伝わる怒り、圧。 部屋の温度が一気に下がった気がした。
此方を振り向いた太宰の瞳は真っ黒だった。
太宰治
太宰治
黒猫〇〇
太宰治
太宰治
私にゆっくり近付いた太宰は、 俯く私の顎を鷲掴んで無理矢理上にあげた。
太宰治
太宰治
黒猫〇〇
太宰治
黒猫〇〇
反論なんて、出来なかった。
コメント
5件
なんか猫(ペット)がグッときた… ペット…ペット… なんか太宰さんに嫌悪感が 沸かないのは何故なのかな((