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感動しました❣️ ブクマ失礼します💖
ごめんね、見るの遅れちゃった... 桃青そんなに見なくて見るのにちょっと抵抗があって時間かかっちゃった( > < ) ところで、花っていいよね…I˙꒳˙) ちょっと今叫びたいから叫ぶわ() ((^ω^≡^ω<ギャアアアアアアア
ブクマ失礼します!
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
青い空。
俺が手に持っているのは
12本の青いバラ。
桃
桃
桃
俺の行く場所は
君の家。
ずっと会えてなかったから。
あの日以来。
桃
青い髪。
青い目。
忘れたくない人。
誰よりも大切な人。
『不可能』だった
俺の恋物語。
『夢が叶う』ことを
信じて。
青色一色の部屋。
でも
青色に染まらず存在を主張している
3本の桃色のバラ。
君が来るって言うから
急いで準備した。
あの頃とは違う気持ちがある。
『夢が叶う』って
君に言ってほしくて。
そんな僕の『不可能』だった
恋物語。
朝、寝癖がついているのが
嫌い。
だって鏡を見たくないから。
でも、
青
青
チラッ
青
見えるのは
はねている僕の青い髪。
染めてるんじゃないよ?
もともと。
だから青色好きだと思われている。
青色は嫌いじゃない。
ある一つを除いて
桃
転校した先は居心地の悪い場所だった。
来てすぐに女子に追いかけ回される。
桃
バレないように屋上へと来たら
見つかることもなかった。
桃
強い風が吹く。
桃
桃
桃色の俺の髪。
染めてはいないし、嫌いじゃない。
桃色は、『愛の誓い』を表すんだから。
桃
桃
桃
桃
しばらくここにいよう。
そう思った。
ガラガラ…
自分の席を見ると
青
いつもの通り置かれている花。
それも
青いバラ。
青
青
青色は好き。
でも
青色のバラは嫌い。
そんなことも知らないで毎日置いているのは
僕のファン(?)の子。
青
僕はその花を持って屋上へ向かった。
屋上には先客がいた。
桃色の髪。
こちらを見る目は青紫色っぽい。
青
桃
青
青
青
桃
青
桃
青
今までは言われるのが嫌だったのに…
なぜか君に言われて嬉しかった。
桃
青
触れられたくはない話題。
でも
君ならいいと思った。
君は少し悲しそうに出来事を話してくれた。
俺と一緒だ
青
青
桃
君は知らない。
もう一つの意味を
桃
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
首を傾げる姿についに俺は頬を染めた。
さっき会ったときから
君に恋したみたいだ。
桃
青
桃
しょうがないじゃん
君と会う理由が欲しいんだもん。
桃
青
青
“また”
その言葉だけでも俺の胸は高なる。
桃
青
桃
君のいなくなった屋上にバラを置きたい。
たった1本青いバラを。
『一目惚れ』だった。
君と付き合いたいな
そんな『夢が叶う』なら…
今日1日、桃くんが離れなかった。
青
ノートを開いて
今日知った君のことをページいっぱいに書く。
なにか足りない…
青
僕はノートの端っこにあるものを描いた。
青
1本の桃色のバラ。
僕が『一目惚れ』した君に
『愛の誓い』を…
それから月日は経って…
僕と桃くんはすごく仲良くなった。
恋人未満だけれど…
それでも幸せではあった。
君の隣にいれるだけで。
でもね…
会えなくなっちゃったの。
突然
僕の嫌いな12本の青色のバラと
“ごめんな”
って桃くんの字で書かれている紙をおいて、
青
青
僕が青色のバラ嫌いなの知っているはずなのに
君はわざわざ“12本”置いていった。
僕の気持ちも聞かずに、
青
青
青
僕は桃くんからのバラを投げようとした。
でも…
青
青
投げれない。
すぐに見つからないようにか、
バラに隠れている紙を見つけた。
君の字で書いてある手紙だった。
桃
桃
もう君は気づいているだろうか…
って気づいてるだろうな
通知音がする。
今は既読はつけないように見ないことにした。
嫌われるようなことして…
桃
手紙を読み終えて涙が止まらなかった。
青
青
昔から青色のバラだけが嫌いだった。
だって花言葉は
『不可能』
だったから。
でも、君は知ってたんだね。
もう一つの
『夢が叶う』
っていう花言葉もあることを。
青
青
僕にも返事をさせてよ。
12本のバラの意味は…
青
『私と付き合ってください』
段々と君からの通知はなくなっていった。
俺が悪いのに…
桃
桃
君が恋しくてたまらない。
桃
もう
会えないのかな…
俺は離れたくはなかった君のもとを離れた。
なんでか?
親の都合
「次で最後にする。」
そう約束してしまったから…
破ることはできない。
桃
告白して怖くて逃げているのと一緒だよな。
フラれると思ったんだ。
だから、最後に思いだけでも伝えようと思って
俺は12本青色のバラを買った。
でも
予定は早まった。
君には伝えることができなかった。
桃
なんて
…
そして
5年後
久しぶりに君にメッセージを送った。
1ヶ月に1回は必ず送っていたが
今回は違う。
君の声を聞くために
青
青
本気で君に会いに行くために
ピコンッ
通知音。
桃
桃
君から。
どんなに通知が来ても君だとわかるように
通知音を変えていたのに…
それも忘れるくらい
俺は君を放置した。
桃
桃
そろそろ君が恋しいどころじゃ済ませられない。
俺は久しぶりに君からのメッセージに既読をつけた。
青
僕のメッセージに既読がついて喜んでいた。
それより嬉しかったのは
返信が来たこと。
君が僕のところに来てくれるってこと。
僕はすぐに今の家の住所を君に送った。
そして
家を出た。
桃
出てきそうな涙をこらえて
君のところへ行く準備をした。
こんな俺でも君は許してくれるのだろうか…
君から送られてきたのは
「桃くんに会いたいです。」
っていうストレートな言葉と
あのとき俺が渡した12本の青色のバラの写真。
桃
さすがに、もう枯れてるだろうから。
買っていこうか…
君と付き合えますようにって。
夢が叶いますようにって。
願いを込めて。
君に12本の青色のバラを。
青
間に合った…
ピコンッ
青
君からのメッセージ。
「もうすぐ着く。」
青
なんて、そんなことを思っていると…
ピンポーン
青
僕は驚きながらも玄関へと足を速めた。
青のいる場所はそう遠くはなかった。
でもバラを買っていて少しだけのタイムロス。
桃
桃
あ〜も〜
青のこと考えると頭がぐちゃぐちゃになる。
まぁそれだけ、
桃
花屋を出たときに青に連絡を入れた。
既読はついている。
桃
青ばっかだな…
桃
少し気合を入れてインターホンを押した。
ガチャ…
青
久しぶりの君。
前よりもかっこよくなっていて、
僕は顔を赤らめてしまった。
そんな僕に顔を向ける君も少しだけ赤い。
桃
桃
青
青
桃
桃
全部眩しい。
やっぱ好きだなぁ…
って何考えてんだ!!
そして僕は、
青
と言って一度桃くんを離れた。
桃
やっぱり青がかわいいです。
俺にあっただけで顔赤らめて…
青が戻ってきたら、言うつもりだよ。
『付き合ってください』
ってね
告白なんてしたことないから…
かっこつけれないけど
俺なりにがんばる。
青
青
行けっ俺!!
桃
名前を呼ばれてドキッとしてしまう。
君の方を向くと、
青
あのときと同じ12本の青色のバラがあった。
桃
桃
初めてちゃんと見る君の照れた顔。
初めてちゃんと言われた言葉。
君からの愛言葉。
僕もちゃんと返事するんだ!!
青
青
ん?
どういうことか聞き返す前に青はどこかへ行ってしまった。
少し落ち込んでいると…
青
3本の桃色のバラを俺に差し出した。
桃
桃
青
3本のバラは『愛しています』
それに…
桃色のバラは『愛の誓い』
青
桃
深く意味は語らなかった。
それでもわかってしまう。
これが俺たちの幸せの始まり。
そう。
これは始まりに過ぎないんだよ?
青色のバラは
『不可能』
『夢が叶う』
『奇跡』
『神の祝福』
桃
青
青
桃
桃色のバラは
『愛の誓い』
『しとやか』
『上品』
『可愛い人』
『美しい少女』
桃
桃
桃
青
青
青
青
桃
青
桃
青
桃
桃
桃
青
黄
赤
黄
黄
黄色のバラは
『愛の告白』
『平和』
『友情』
ちょっと嫌だけれど
『愛情の薄らぎ』
そして
『嫉妬』
赤
赤
黄
黄
赤
赤
黄
黄
赤
赤
黄
9本のバラは
『いつも一緒にいてください。』
『いつもあなたを想っています。』
赤
赤
赤色のバラは
『あなたを愛しています』
『愛情』
『美』
『情熱』
『熱烈な恋』
『美貌』
黄
赤
黄
赤
赤
黄
橙
橙
紫
橙
紫
橙
紫色のバラは
『誇り』
『気品』
『尊敬』
紫
橙
紫
橙
紫
橙
橙
108本のバラは
『結婚してください。』
21本のバラは
『あなただけに尽くします。』
紫
紫
橙
紫
紫
橙
紫
橙色のバラは
『無邪気』
『魅惑』
『絆』
『信頼』
紫
紫
4本のバラは
『死ぬまで気持ちは変わりません。』
橙
紫
そうして…
僕たちの恋物語も
友情物語も
花言葉が繋いでくれた。
あの時は考えていなかったけれど
今は6人、3カップル
記念日には、
みんなで999本のバラを集めて
お祝いしているよ。
『生まれ変わっても君を愛する。』
不可能じゃなかった恋物語
桃青
えんど
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん