/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
⸻浴室へ
結局――
「落ち着いて対処できそうなやつが入れ」という消去法で、蓮が担当に選ばれた
麗央の手を引きながら、浴室までの短い距離を歩く
麗央
蓮
麗央
蓮
軽く頭を撫でながら、浴室のドアを開ける
⸻シャワー室
脱衣所で服を脱がせ、手早くバスローブのようなタオルで包んで中へ
湯気が上がり始めたシャワーの音とともに、麗央の肩に手を添える
蓮
麗央
ぺこっと素直にうなずく様子は、完全に“赤ちゃんモード”だった
お湯を軽くかけ、シャンプーを泡立てていく
麗央の髪は細くて、柔らかい
ふわふわの泡でくるむたび、指がすべるようで――
蓮は内心、何度も深呼吸していた
（……ちゃんと冷静になれ、俺）
麗央
蓮
目を閉じてとろんとした表情のまま、麗央は寄りかかってくる
ほんのり赤く染まった頬、くちびる、まぶた
どれも“隙”しかなくて、蓮は思わず小さくため息をついた
シャワーで泡を流し、身体を洗うのもできる限り丁寧に――
肌にはあまり触れすぎないように、でも雑にもならないように
（……酔ってるとはいえ……これで記憶残ってたら、俺、終わる）
それでも、ふにゃっと微笑むその顔が、あまりにも無防備で
（……守るって決めたんだろ、俺）
タオルで包み、濡れた髪を軽く拭いた頃には――麗央はすっかり眠気のほうが勝っていた
麗央
蓮
麗央
蓮
蓮は苦笑しながら、濡れた髪をまとめてから、ブランケットごと、軽々と抱き上げた
⸻部屋へ戻って
シャワーを終えた麗央を、蓮がバスタオルで包んで連れてくる
部屋の照明は少し落とされていて、リビングにはゆるやかな空気が流れていた
ソファにはすでに、朔矢・零斗・龍牙の3人が待っている
朔矢
朔矢が茶化すように笑い、零斗はタオル姿の麗央にチラッと目を向けてから目をそらす
零斗
朔矢
零斗
龍牙はグラスを口に運びつつ、淡々と一言
龍牙
朔矢
そんなやり取りの中、麗央はふにゃっと笑いながら蓮に身を預けていた
麗央
蓮
蓮は膝に麗央を抱えるように座らせ、丁寧にタオルドライを始める
麗央
蓮
麗央
蓮の手がぴたりと止まる
蓮
麗央
そう言って、蓮の胸元にすり寄る
その甘え方が無防備すぎて、周囲の空気が一瞬ピンと張る
零斗
零斗が耐えきれず、目をそらして頭をかかえる
零斗
朔矢
朔矢がやや引きつりながらも笑っている
龍牙もグラスを置いて、静かに一言
龍牙
そんな中、蓮はわずかに目を伏せて、小さく息をついた
蓮
そして――
そっと顔を傾けて、麗央の柔らかな唇に、自分の唇を重ねた
ぴと、音のしないキス
だけど、唇が離れる瞬間まで、指先まで優しくて
麗央
蓮
麗央
そんな麗央を毛布で包みながら、蓮がぼそっと呟く
蓮
朔矢
零斗
龍牙
蓮
誰の声にも、照れと愛しさと、ほんの少しの諦めが混ざっていた
⸻そのまま、夜は静かに更けていく
麗央の寝息が整い、布団のなかでぐるりと丸くなる
そして、彼を見守る4人の視線は、優しさに満ちていた
だいふく
だいふく
コメント
16件
毎回最高だよ！！
はァァァァァ？どこがだよおおおおおおおおお！？全部が神作品すぎるのーーー！！！😇😇 これでも満足しないのはすげぇなぁ。あ、そういえばさっき投稿見てたら鼻血出たんだよねぇぇぇ😆😆今もちょっと出てて止まってなァいwwゆなに鼻血を出させるほど神作品だということが判明しました。(以上ニュースでした) 続きまってまぁぁぁぁぁす！！今日はもうおやすみ！！次もガンバ！！！✊🏻𖤐 ̖´-
めっちゃ最高ですよ！！ もっとデレて欲しい……(ただの願望です)
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ