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お出汁
お出汁
お出汁
米
定時前、会社の椅子をグルグル回しながらアメリカが言った
伊
独
独
私はキーボードを打つ手を止めた
日
米
アメリカが愉快そうに言った
独
呆れたようにドイツが返した
翌日...
B
Bの一言でフロアがざわついた
米
独
伊
日
妙なハイテンションで私たちはAさんの 所に向かって行った
私達が廊下に出ると丁度Aさん本人が居た
日
私がAさんに向かって話しかける
A
米
アメリカが困惑したような声を出した
独
A
ドイツが眉をひそめる
伊
A
それ以上、何を聞いても返答は同じだった
目は合うのに、話が噛み合わない
米
アメリカが無理に笑って話を切った
Aさんは何事もなかったように自席に 戻っていった
その日の夜
米
帰り支度をしながらアメリカが口を開いた
米
私はネクタイを締めながら返した
日
独
伊
ドイツとイタリアが短く続ける
米
伊
独
米
米
今朝の事があったからだろう
誰も家に直帰しようとはしなかった
居酒屋はいつも通りだった
騒がしくて、狭くて どうでもいい話で時間だけが過ぎていく
米
アメリカがジョッキを傾けながら話す
独
伊
イタリアが苦笑する
日
私は頷いたが、胸の奥のわだかまりが まだ消えずに残っていた
米
私たちは店を後にした
日
独
伊
イタリアが困惑したように聞く
伊
独
米
伊
日
独
米
伊
日
米
とアメリカが言った瞬間
イタリアのスマホが鳴った
伊
伊
独
米
米
伊
三人が動揺している間もなお、スマホは 鳴り続けている
私はイタリアさんのスマホを奪い取り、 通話ボタンを押した
伊
日
米
独
独
日
米
アメリカが呟いた瞬間
伊
イタリアが耐えきれ無くなり叫んだ
独
伊
日
独
半ば呆れながらドイツがそう言った
伊
そんな事を話していたら背後から コツ、コツ、と足音が聞こえてきた
?
振り返ると、2,3メートル先に 知らない男が立っていた
男
困惑していると、男は早口で 畳み掛けてきた
男
男
男
米
アメリカがそう言った瞬間
男がこっちに向かって全速力で走ってきた
独
ドイツの声で、四人は一斉に駆け出した
米
伊
日
独
私はふと、Aさんの言葉を思い出した
日
嫌な予感を胸の奥に押し込めた
ここがAさんの言っていた “知らない方がいい場所”じゃないことを 私は祈るしか無かった