この作品はいかがでしたか?
440
この作品はいかがでしたか?
440
コメント
16件
うわやばい隠しながら親の前で見てたわwBLバレたら死ぬ
ハハッッッ☆まさかの展開だ☆
…肉やるから落ち着け馬鹿ルフィ
今日は待ちに待った文化祭!!
ナミとロビンに一緒に回ろうと誘ったんだけど
ロビンは用事あって、ナミはサンジくんと回るから
って食い気味に断られた。
そんなに私と回りたくない...?
(なんか最後に弟たちと回っといで〜とか言ってたな)
って事で....
案の定弟たちと一緒に回ることになりました
杉浦さつき
杉浦さつき
杉浦さつき
一緒に回るのは理解できる。
ただしこの状況はおかしい。
杉浦さつき
サボとエースに手繋がれてんだよっっ!?
サボ
サボが首を傾げる。
エース
エース
杉浦さつき
杉浦さつき
この兄弟に手を繋がれていれば注目されるのも当然だ。
それも姉の私が。
ルフィ
ルフィ
杉浦さつき
杉浦さつき
ルフィだけは自分に好意がないと思っているさつきである。
エース
エース
エース
サボ
サボ
杉浦さつき
杉浦さつき
生徒からの視線に耐えきれなくなり、
さつきは3人を連れて屋上へ避難したのだった。
ルフィ
2人
杉浦さつき
杉浦さつき
サボ
杉浦さつき
2人
杉浦さつき
エース
サボ
杉浦さつき
サボ
ルフィ
ルフィは好物の肉串を食べながら話し始める。
エース
ルフィ
杉浦さつき
サボ
そう言うと2人は、若干行きたくなさそうに屋上を後にした。
杉浦さつき
ルフィ
ルフィ
杉浦さつき
杉浦さつき
ルフィ
ルフィ
杉浦さつき
ルフィはいつもと違って、少しだけしゃがれた声で喋った。
ルフィ
ルフィ
杉浦さつき
杉浦さつき
嫉妬?
杉浦さつき
杉浦さつき
私は少しだけ首を横に振る。
ルフィ
杉浦さつき
ルフィは上を向きながら言いてぇなぁと呟いている。
ルフィ
杉浦さつき
杉浦さつき
ルフィ
ルフィ
ルフィ
杉浦さつき
杉浦さつき
ルフィは鼻の下を人差し指で擦りながら
「ほんとはエースたちに黙ってろって言われたんだけどよ」と笑っている。
杉浦さつき
杉浦さつき
杉浦さつき
杉浦さつき
杉浦さつき
なぜか少し悲しく感じる自分に腹がたつ。
杉浦さつき
ルフィにそう返事すると、
彼はお得意の運動神経で、しゃがんでいる状態からスッとジャンプして立ち上がった。
被っている麦わら帽子を左手で押さえて遠くの方を見る彼は、本当に美しい。
ルフィ
杉浦さつき
杉浦さつき
ルフィ
ルフィ
杉浦さつき
ルフィ
杉浦さつき
杉浦さつき
杉浦さつき
ルフィ
ルフィ
ルフィは、真剣な時にだけ見せる目をしていた。
なんとなくやばいと勘が働いたのか、
私は自然に後ずさりしていた。
ルフィ
決して広くない屋上で彼から逃げるなんて無理に決まってる。
屋上から階段へ飛び出して
人気の多い場所へ逃げた。
私はバカだけどズル賢いから、
人の多い場所でルフィが本気で走れないことくらい知ってる。
杉浦さつき
杉浦さつき
後ろからルフィの声が聞こえたが
一瞬たりとも振り返らずに走った。
廊下は人だらけだった。
私はさっきのことで注目を浴びているが、気にせず走る。
というか、ルフィに追いかけられているこの状況も異例なのだが。
杉浦さつき
杉浦さつき
なんとか人を避けて逃げ続ける。
だが私の弱気な性格からか、
人を避けて逃げるのが申し訳なく感じたのも束の間、
人気のない方へ逃げることにした。
階段には人が少しもいない。
=人に迷惑がかからないということ。
ただしもう一つの=がある。
それは
運動神経の化身の彼から逃げ切れる可能性がゼロになるということだ。
杉浦さつき
私はあっさりと腕を引っ張られて、捕まってしまった。
ルフィ
ルフィの声が大きすぎて、少しだけ肩が震えた。
杉浦さつき
杉浦さつき
ルフィ
ルフィは両肩に手をかけて私に視線を向けてくる。
私はそれに応えずに下を向いている。
いい加減我慢が効かなくなったのか
私はルフィに連れられて準備室へ入った。
杉浦さつき
ルフィ
ルフィは何も言わない。
杉浦さつき
ルフィ
ルフィ
杉浦さつき
ルフィ
ルフィはきっと、今すごく怒っている。
杉浦さつき
ルフィ
ルフィが、ゆっくり近づいてくる。
ニキビ一つない綺麗な肌に、
細いのに鍛え抜かれた腕
いつのまにか伸びた背丈は
みんな本当に彼のものなのか。
杉浦さつき
バサッ
彼は麦わら帽子を取って床に置くと、
私をじっと見つめた。
ドンッ!
杉浦さつき
彼は所謂壁ドンというやつをした。
ロッカーの音が意外にも大きくてびっくりしてしまった。
ルフィ
ルフィ
杉浦さつき
耳元で囁かれて、
肩の力が抜けていく。
こんなルフィ、初めて見た。
杉浦さつき
胸元を力一杯押すがビクともしない。
ルフィ
杉浦さつき
ルフィ
そう言うと、ルフィはゆっくりと顔を近づける。
杉浦さつき
杉浦さつき
彼の右腕は私の顔の横にあるし
右肩は彼の左腕で固定されている。
杉浦さつき
チュッ
杉浦さつき
杉浦さつき
杉浦さつき
チュク、チュッ
逃げようともがいても、
彼の手によって後頭部が押さえられているから逃げられない。
それに、だんだんと力が抜けていく一方で.....
杉浦さつき
杉浦さつき
歯茎を舐められると、どうしようもなく体が震える。
杉浦さつき
杉浦さつき
ルフィ
私はガタリと床に崩れ落ちた。
それを見て「あぶねっ」とルフィが支えてくれた。
杉浦さつき
ルフィ
ルフィ
ルフィ
杉浦さつき
その眼差しで見られたら、私は断る術がない。
杉浦さつき
完全に抜け切った力が戻ってきた時
ルフィが手を差し伸べてくれて、それに捕まって立ち上がった。
「もういいよ」と言っても
ルフィは手を離さなかった。