目を覚ますとそこには知らない川が一本だけ流れていた

辺りを見渡すがその川以外なにもない

困り果てていたその時 突然後ろから声をかけられた

さっきから不思議なことを言う子だな

そして僕は彼に手をひかれ歩きだした

どれくらい歩いただろうか…

さっきと違い建物などの人工物がある

田舎っぽいけど空気が澄んでいて 綺麗な村だな

……村の人達が僕のことを知ってるような目で見てくるのは不思議だけど

ｶﾞﾗｯ！！

食べ終わってこれから寝るところってことにしてくださいお願いしまs((早

次の日

今日はなろくんがこの村を案内してくれるらしい

汗が滴る炎天下の中、僕たちは色々な所をまわった

元の世界に帰りたくないと思わせるくらい本当に楽しかった

でも楽しい時間はそう長くは続かないものだ

今日は縁日祭りの日、 つまり僕は今日でここからいなくならなければいけない

展開早いとか言うな by主

そう言うとくるりとまわって着物を見せてきた

ﾜｲﾜｲ　ｶﾞﾔｶﾞﾔ

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾊﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

「まもなく花火大会が始まります♪ご覧になる方は海岸のほうへお集まりください♪」

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾊﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

ｽﾞｻﾞｯ

ｽﾞｷｯ

ﾋｮｲｯ(持ち上げる)

「まもなく花火大会終了となります♪ご退場の際はゆっくり後ろの人からご退場するようお願いします♪」

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

「神社入口」

9時58分

9時59分

１０時

美しく大きな虹色の花火があがった

僕の体はみるみるうちに光にとりこまれていって

何か大切なものを忘れてるような…

嘘だ、僕はまだこの想いを伝えられてないのに

…それから数日後 僕は無事に退院することができた

１週間前。僕が知らない川で彼に出会った日と同じ。

なら、もう一度海で溺れればまた彼に会える気がした

あの時の彼の言葉に応えたい

もしもう一度会えたとしても もしかしたらあの時の記憶が無くなっているかもしれないけど

次こそ彼に気持ちを伝える。 伝えてみせる。

僕はそう決心し、海へと飛び込んだ

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