「先輩」
五条
3つ上の余裕ってやつ
ですか、ねぇ。
ですか、ねぇ。
細くて 傷一つない腕を掴んで 押し倒した
五条
暇つぶしって ことですか...?
その人は真っ直ぐ 俺を見つめて 黙ったまま 話を聞いていた
五条
あの日 俺にチラつかせた
五条
甘ったるい餌は まだですか?
そのまま沈黙が続いた。 何も答えてくれない その静かな時間が 苦痛で堪らなかった
亮(リョウ)
悟。もうすぐ任務が
入ってるんだ
入ってるんだ
先輩は俺から目を離して 時計を見た
亮(リョウ)
そろそろ離して
五条
答えろよ...
何時も そうだった 何も答えてくれない
五条
答えろよッ...!!
力強く先輩の腕を握った 壊れてしまうくらいに強く
亮(リョウ)
"離して"
呪言師である先輩には 敵わなかった
亮(リョウ)
じゃあ 行ってくるよ
先輩の顔を見れなかった
任務に向かう 先輩の足音だけが 聞こえた
名前 西園寺 亮 (さいおんじ りょう) 身長 180 年齢 歌姫と同じ 好きな○○ 不明 嫌いな○○ 不明
秘密主義・人間不信
西園寺の当主 呪術師の中で 最も権力を持っている家 幼い頃に 父親が他界し 当主として 早くから 仕事を こなしていた