コメント
3件
すごい!面白いです!
「えーw片目ないのー?w」
「気持ち悪」
ゆら
「変なのー」
「気味が悪いわ」
「嫌い 死ね 化け物」
ゆら
「ねぇー。見てあの子片目ないわ怖い〜」
ゆら
ゆら
「近寄らないで」
「怪物」
「包帯とか厨二病ちゃんですかーw」
「何?メンヘラ?」
「近寄らないで 病み菌が移る〜」
誰も理由を聞いてくれなかった
一方的に攻めるだけで
慰めよう大丈夫かな?
そんな心配の言葉や思いは一切なかった
片目ないから人間じゃない?
ふざけんな
片目がなくても人間だ
見た目で差別するな
たとえ冗談でも心にヒビが入らない訳でもない
例えば 耳が聞こえない障害者が居る
その人を化け物と呼べるだろうか
どんな家庭でどんな事情かも知らないくせに
勝手に口を挟むな
私はそれを耐えていくのだと
この先も1人で認めてくれる人などいないと思っていた
昔
蘭
竜胆
蘭
蘭
ゆら
中2 蘭 中2 竜胆 中1 ゆら
今思うと私は兄達より大人だった
数日後
蘭
竜胆
ゆら
蘭
ゆら
数時間後
ゆら
蘭
竜胆
ゆら
蘭
ゆら
ゆら
ゆら
蘭
ゆら
もちろん嘘である
あのクソ親がくれるわけもない
だから私は自分の目を売った
たったの20万程度だったけど
子供にしては大金だった
兄達が中3に上がった頃
兄たちは捕まった
正直すごく悲しかった
でもそれ以上に 精神的にやられていた
これは
家族のために目を売った孤独な少女のお話