リクエスト募集の件 誠にありがとうございました!!!
お陰様で結構 伏線張り巡らせた系の お話がかけました⸜❤︎⸝
まだまだ答えられてない リクエストが いっぱいあるので
できるだけ全部 描けるように 頑張ってみます🫰🏻
今回もるぅころ なのですが
死ネタ含まれておりますので 苦手な方はご注意 くださいませ
死ネタっていうのは 難しくてですね
読む人によって 考え方って様々なので
ハッピーエンドやん!!
って人もいれば、
えぇ...悲しい バッドエンドかぁ
って思う人も いると思うので
はっきりとは言いきれないの ですが、胸糞では ないかなぁと思います
もし良ければ お読みくださいましっ
皆さんの案のおかげで かけたってことで
共作ってことに しましょっ♡
皆さんありがとうございました🙇♀️
では、どーぞ!!!
るくん
背筋を伸ばして 凛とした姿で 深々とお辞儀をしたあと
大きな拍手に包まれながら 壇上を降りる先輩
彼はこの学校の 生徒会長だ
女子生徒A
女子生徒B
女子生徒A
隣の女子生徒の会話に 耳を傾けていると
りくん
どうやら莉犬くんも 会話を聞いていたらしく
僕にコソッと耳打ちしてきた
確かに会長は 顔立ちもスタイルも良い
しかしそれだけではない
運動神経もいい上に 成績は学年トップ
さらに芸術的センスも 兼ね備えている
女子生徒A
女子生徒B
女子生徒A
こくん
僕は驚きすぎて つい声が出てしまった
りくん
りくん
りくん
りくん
いくら学年1の 美女だとしても
るぅと会長は軽く 付き合ったりしない
るぅと会長は そこら辺の男とは違う
りくん
りくん
こくん
りくん
こくん
りくん
りくん
りいぬくんの 申し訳なさそうな 表情を見て ハッとした
なんでこんな ムキになってるんだろ
こくん
急いで謝ったが 何となく気まづくなる
りくん
こくん
キーンコーンカーンコーン
りいぬくんが何か 言いかけたところで
チャイムが鳴り響いた
りくん
りくん
こくん
僕らは急いで 体育館を後にした
その日の放課後
いつものように 生徒会室に集まって
会長が来るのを待っていた
何となく心が ざわついている
今朝の会話を思い出す
学年1の美女と るぅと会長
このワードが 脳内に居座って離れない
授業にも集中出来なかった
るくん
扉が開かれ いつも通り恋愛ドラマの 主人公のような 登場の仕方をする
るくん
手に持っている資料を 配って仕事内容を説明した後
淡々と仕事に取り掛かった
りくん
るくん
りくん
るくん
僕は生徒会の時間が好きだ
壇上では見えない 会長の会長らしくない 姿がたまに見られる
話し方もおっとりしてて 口調も柔らかくて
まるで別人みたい
だけどたった一つ 変わらないことがある
りくん
りくん
るくん
るくん
会長は恥ずかしさを 紛らわすように 資料に視線を移した
りくん
りくん
目をキラキラさせて 机から身を乗り出しながら りいぬは聞いた
るくん
るくん
りくん
りくん
りくん
るぅと会長は 付き合ったとも
付き合わなかったとも 言わなかった
気にしていない振りを しながら
ずっと考えていた
もしかしたら 付き合って しまったんじゃないかと
嫌だな、と思った
会長が女の子と 楽しそうにしてるなんて
考えるだけで 鼓動が早くなり 体が熱くなる
るくん
るくん
名前を呼ばれ 顔を上げると
心配そうに こっちを見つめていた
りくん
こくん
こくん
会長に笑ってみせると
ぎゅっ
こくん
突然抱きしめられた
頭が混乱して 言葉など出てこなかった
るくん
るくん
そう言って優しく 微笑んで僕の資料を 自分の机に運んだ
こくん
りくん
るくん
ずるい
急に抱きしめたり
優しく微笑んだり
何故か泣きそうになった
こくん
僕は逃げるように 生徒会室を出た
まだ明るい帰り道が 新鮮だった
いつもなら生徒会で遅くまで 残ったあと3人で この道を歩いているのに
こくん
あの反応は 明らかにおかしかった
でも もしも付き合ってるのなら
胸が苦しくなった
そして同時に 走馬灯のように 会長との思い出が
頭の中を駆け巡った
プール開きの前に みんなでプールを 掃除して
子どもみたいに 水を掛け合って遊んで
びしょ濡れになった 僕にジャージを 貸してくれたこと
着てみたら少し大きくて 会長の匂いがして
胸がドキドキしてた
そういえば去年 花火大会に 一緒に行って
迷子になるからって 手を繋がれたこと
僕をバカにして 自分から手を繋いできた癖に
いざ繋いだら 会長の方が 恥ずかしがってたこと
初めて会長を 可愛いって思った
文化祭で会長の クラスはメイド喫茶で
メイド服を顔を真っ赤に して着てた姿見て
鼻血を出したこと
まぁ、暑いからって 誤魔化したけどね笑
冬にクリスマス プレゼントでマフラーを もらったこと
汚したくなくて 使ってなかったら
なんで使ってくれないのって 本気で怒られたな笑
初めて怒った顔見たかも
あーあ、どんな会長も
こくん
やっと気づいた
会長のことが好きなこと
なのに今更遅くて 諦めるしかないなんて
僕は相当バカだ
人目を気にせず 僕は泣いた
せめて 気持ちくらい 伝えたかった
やっと好きだと 気づけたのに
気づいた時には 会長は他の人のもので
ドラマみたいだと思った
会長が主役のドラマなら
きっと僕は脇役なんだろうな
腫れぼったい目で 僕は次の日学校に行った
会長には会いたくない
こんな顔見られたくないし
会う度に好きになっちゃうし
でも神様ってやつは 相当意地が悪い
るくん
こくん
るくん
るくん
こくん
こくん
るくん
るくん
顔を合わせることすら 出来なかった
何度か名前を呼ばれたが 振り返らず
目的地などないまま 走った
一限は体育の授業だった
運動すればいくらか 嫌なことを忘れられるって 思ってたけど
全然そんなことなかった
りくん
他の班の試合を見ていた時 丁度休憩が被った りいぬくんが心配そうに 寄ってきた
こくん
気の抜けた返事しかできず
その場にしゃがみ込んだ
りくん
りくん
りくん
あまりにも真面目に 話し出すので 思わずりいぬくんへ 視線を向ける
りくん
こくん
りくん
こくん
否定する気もなく りいぬくんの言葉を 受け止めた
りくん
こくん
こくん
流石に好きな人の 幸せを奪うなんて出来ない
できるなら僕が 幸せにしたかったけど
会長が幸せなら それでいい
そう言い聞かせるしか なかった
りくん
こくん
りくん
こくん
りくん
りくん
こくん
こくん
りくん
こくん
ピーーッ
試合終了のホイッスルが 鳴った
りくん
軽く背中を叩いて 莉犬くんは コートへ入っていった
僕の試合の 始まりの合図が鳴る
昨日よりも心臓が 鳴り止まずにいた
今日の放課後 会長に思いを伝えようと思う
りくん
隣の席に座っている りいぬくんが足をぶらぶらと 揺らしながら
僕に怪しげに笑いかけた
こくん
りくん
正直言えば 浮かれてた
映画を2人で観ながら ひとつのポップコーンを 分けたり
みんなにバレないように 机の下で手を繋いだり
夜景が見える観覧車の なかで唇を重ねたり
そんな幸せな 日々を想像した
そしたら 早く会いたくなって
迎えに行こうか 迷うほどだった
でも現実には そんなに綺麗なものは 存在しないと知った
ガチャッ
りくん
開いた扉の前にいたのは 冷や汗を垂らして 真っ青の顔をした先生だった
こくん
嫌な予感がした
なぜこういう時の 勘は当たってしまうだろう
先生
先生
りくん
りくん
先生
先生は何も答えなかった
こくん
こくん
先生
窓の外から サイレンの音が うるさいほどに 聞こえてくる
先生
先生
僕らはわけも 分からないまま
大きな不安を抱えて 先生の車に乗って 病院へ向かった
るぅとくんは既に 緊急手術を行っており すぐに会うことは 出来なかった
りくん
先生は深いため息を ついてから
僕らの顔をじっと 見つめた
先生
先生
こくん
聞く前から 心臓の音がうるさくて
身体が震える
先生
先生
りくん
思い返してみたら 会長が告白された日 遅れてきた
てっきり告白されていた と思っていたが
先生
りくん
りくん
先生
先生
先生
先生
先生は泣きながら 話してくれた
更衣室でボロボロに なっている会長を
生徒がたまたま 見つけて報告したらしい
見つけられた時 会長はマスクをしていて
そしてマスクの下には 見るに堪えない程の 傷がマスクから はみ出るほどあったとか
しかし手には 生徒会の資料を持っていて
そんなボロボロでも 生徒会に来ようと していたなんて
どこまで真面目なんだ
きっとマスクをしていたのは傷がバレてみんなに心配をかけないようにと
自分ではなく、 周りを気遣ったのだろう
るぅと会長と 今朝会ったのも 今考えたら変だ
会長に会わないように 朝早くにわざわざ 時間をずらして来たのに
多分奴らに 呼び出されたのだろう
会長と顔を合わせる のが気まづくて 確かにちゃんと 顔を見ていない
もしかしてあの時 ちゃんと顔を 合わせていれば
会長の変化に 気づけたのでは ないだろうか
傷があったかもしれない
泣いていたかもしれない
りくん
その時ふと思い出したように りいぬが声を上げた
りくん
りくん
りくん
こくん
りくん
りくん
りくん
りくん
りくん
こくん
自分への怒りが 止まらなかった
もし朝ちゃんと 目を見て話していれば
会長が泣いていたことに 気づけていたのに
名前を呼ばれて 振り返っていたら
会長が助けを 求めてくれていた かもしれないのに
先生
先生
こくん
こくん
こくん
こくん
こくん
こくん
目が腫れて勝手に 気まづくなって
会長に会わせるなんて と、神様を恨んで
恨まれるべきは 僕じゃないか
会長を幸せにしたいと 思っていたのに
大好きな人なのに
泣いてたことにも 気づけなかった
我慢して無理してた ことにも
愚か者だ
りくん
りくん
りくん
りくん
りくん
りくん
りくん
そう、るぅと会長は 壇上の上と生徒会室の 姿では全く別人みたいに 変わる
でもたった一つ
笑顔だけは 変わらなかった
最初は素の笑顔だと 思っていたが
今更気づいた
あの笑顔は 作り笑顔だったのだと
こくん
りくん
先生
ひたすら泣いた
子どもみたいに 泣きじゃくった
泣くことしか出来なかった
緊急手術が無事に 終わった
しかし、会長は 目を覚まさなかった
こんな時に 思うことじゃないけど
君の寝顔は 美しかった
先生
りくん
面会の時間は とっくに過ぎていて
流石に時間が遅すぎると 僕らも危ないということで 帰ることになった
こくん
そっと指に触れた
暖かかった
生きてるんだって 初めて実感した
心から安心した
神様、どうか もう一度チャンスを ください
こくん
こくん
こくん
りくん
りくん
先生
僕らは先生に 手を引かれ 病室から出ていった
あの件から 2週間程たった
会長はいなくても 生徒会の仕事は なくならなかった
会長のいつもの席には 誰もいない
かつての笑い声が響く 楽しい生徒会室は
哀愁漂う 牢獄のような場所になった
またいつもみたいに お疲れ様〜って
この扉を 開けるんじゃないかって
心のどこかで 期待してる
そんなはずないのに
悲しみは一向に消えなくて 僕らだけがあの日に 取り残されているような 感覚だった
ねぇ、お願い
その扉を勢いよく開けて
ドラマの主人公 みたいに
綺麗な笑顔見せてよ
ガチャッ
りくん
先に声を上げたのは りいぬくんだった
先生
そこに立っていたのは 会長じゃなかったけど
今1番の願いが 叶おうとしている
莉犬くんと目を合わせ すぐに立ち上がった
病室に入ると会長が 優しく笑って 手を振ってきた
るくん
るくん
こくん
りくん
りいぬくんと僕は 会長に抱きついた
るくん
抱きしめていて 顔は見えなかったけど
会長 今、泣いてる
声が震えていた
3人で泣いた
今まで寂しかったこと
もう会えないんじゃないかって 不安だったこと
後悔がいつまでも 離れないこと
やっと話せたことの 嬉しさ
安心感
全ての気持ちが 混み上がって 溢れ出した
結局、話せないくらい 泣いて
少ししたら 世間話になって
すぐに別れの時間になった
るくん
こくん
りくん
るくん
るくん
りくん
るくん
りくん
るくん
手を振るりいぬくんを 呼び止めて 手招きをした
りくん
るくん
るくん
るくん
そう言って会長は りいぬくんに生徒会室の 鍵を渡した
りくん
るくん
るくん
るくん
りくん
るくん
会長の目が一瞬 潤んだように見えた
るくん
りくん
そう言って力いっぱい りいぬくんを抱きしめた後 またね、と笑って 手を振った
りいぬくんが僕にだけ 見えるように 拳を見せて出ていった
るくん
こくん
何も話そうか考えようと した時に名前を呼ばれた
るくん
こくん
突然の発言に 驚きを隠せなかったが
あとからどんどん 実感が湧いてきて
心が幸せで 満ち足りていく
るくん
るくん
こくん
こくん
こくん
るくん
僕も幸せにする、と 伝えようとしたが
君の言葉に重なって かき消されてしまった
るくん
こくん
真っ直ぐな目で 僕を見てくる
その真剣な眼差しに 思わず唾を飲んだ
るくん
こくん
予想外の言葉だった
両思いになったのに なぜそんなことを 言うのだろうか
僕はそんなに 信頼性がないのか 内心ショックを受けた
るくん
るくん
るくん
こくん
こくん
こくん
君は首を横に振った
悲しそうにでも 少し笑って
なんとも言えない表情 をしていた
るくん
君はキッパリと 言い切った
こくん
きっと大人な考えを 持ってる人なんだ
だから僕がそんな 硬い考え壊して見せたくて
ピースすると
るくん
そう呟いて泣き出した
るくん
こくん
るくん
るくん
君は泣きながら たくさんのお願いをした
名前をいっぱい呼んでとか
ぎゅうしてとか
好きって言ってとか
手握ってとか
るくん
こくん
君は満面の笑みで言った
るくん
こくん
こくん
優しくキスを交わした
そして次の日
るぅとくんは 空へ駆け出した
るぅとくんは嘘つき
最後についた嘘で僕は 気づいた
もう会えないんだって
忘れてもいいって嘘 バレバレだったよ笑
嘘をつくとき 君は笑うんだもん
素直に忘れないでって 言ってくれれば 良いのにさ
本音を言ってしまえば
行きたいことやりたいこと 山のようにあって
寂しくてたまらないけどさ
りくん
りくん
りくん
こくん
僕は君のいない 世界でも
幸せに生きるよ
ねぇ、僕は今 上手に笑えてるかな
長々と読んで頂き ありがとうございました!!
リクエストで学パロが 多かったので こんな感じにしてみました
あと、感動と死ネタ 書いて欲しいって声も あったので
ぐちゃぐちゃに 詰め込みました笑
解説をしておくと 笑うということをキーワード にしていまして
るぅとくんが笑う=無理してる るぅとくんが笑う=嘘をついてる
というのを意識して 頂けるとわかりやすく なるかな!?
って感じです笑
でも色々矛盾してそうなので あんまり深く考えないでください笑
そしてるぅとくんは 余命が長くないことを知っていて
りいぬくんに鍵を託したのは 次期にりいぬくんを 生徒会長にしようと 考えていたからです
あとタイトル回収に ついてなのですが
実はお気づきの方 いるかもしれないですけど
笑う嘘つきは空を駆ける っていうのは
るぅとくんだけじゃなくて
ころちゃんのことも 指しております
最後のシーンが 屋上なのは そういうことなのです
伝わりますかね!?
つ、つ、 つたわれ〜〜〜〜!!笑
今回のお話で伝えたかったことは 言えるうちに つたえなきゃいけないこと 言っておきたいねってことと
当たり前なものも ずっとも 存在しないからこそ
ぜんぶぜんぶ 大事にしたいねってことです
大まかすぎて 内容薄いですが 気にしないでください笑
解説までありがとうございました
大好きです!!!
コメント
44件
え、死んでいいですか(? あの…これ短編ドラマ化できますよ?
まじかぁ....こういうので初めて泣いたわ....凄すぎる.....繋げ方?とか 色んな表し方も凄すぎる.... ありがとうございます(?)....
小説で始めて泣いた、がちです。切ないけどいいよおおおおお!