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ジェットリングダガーが人間の頃のお話。

第1話 - ジェットリングダガーが人間の頃のお話。

2020年09月09日

#ジェットリングダガー

#怪人

#ルガンナ様

ミック

幼少期の頃。

？？？

いいなぁ～。

？？？

僕も魔法少女なんかに守られない、怪人に守られる世界になってほしいなぁ～。

リビング。

？？？

お母さん！

？？？

僕、怪人になりたい！

お母さん

まだそんなことを言ってるの！！

？？？

だ、だって………

お母さん

この世界は魔法少女が守ってるの！

お母さん

あんな得たいの知れない集団になんで入ろうとするの！

？？？

そんなこと言わないでよ！

？？？

俺は怪人になって、こんな偽りの世界を怪人に守らせるんだ！

？？？

怪人にだって正義はあるんだ！！

お母さん

ああああああ！！！

お母さんは、この日から暴力をふるうようになった。

18の頃。

？？？

ぐはぁ…！

ヤンキー

こいつ、怪人の味方してるくせによえー！

ヤンキー

やっぱり、怪人はやられねぇとなぁ！！

？？？

怪人をなめるなっ！！

ヤンキー

っ？

？？？

怪人は、少ないエネルギーで魔法少女に立ち向かってるっ！

？？？

ほとんどのエネルギーを持っている魔法少女に、何がわかるというんだ！？

？？？

お前らに、怪人の何がわかるというんだ！？！

ヤンキー

こいつ、やべぇよ。

ヤンキー

完全に頭が死んでやがる。

ヤンキー

かえろうぜ。

トスッ。トスッ。トスッ。

？？？

はぁ………はぁ………。

？？？

くそ……。

？？？

ルガンナ様……。

？？？

あなたに会って、あなたの組織に入りたい……。

？？？

俺、あなたのためなら、組織のためなら、なんでもやります……。

？？？

組織のためなら………

？？？

あなたのためなら！！！

女の子

や、やめてくださいっ！

ヤンキー

いいじゃん！楽しもうぜ？

女の子

誰か助けてー！！！

？？？

お前ら！何してる！

ヤンキー

うわっ！この間の怪人オタク！

ヤンキー

お前は誰なんだ！？

？？？

俺は……………………

？？？

ジェットリングダガー！

？？？

ジェットのように動き、聖なる力と悪を破るリングをとばし、ダガーでとどめをさす！

？？？

それが俺だ！

ヤンキー

はっ！ダガーなんてどこにある！？

ヤンキー

お前は弱いままだ！

？？？

うおおおおお！！！！

？？？

ぜぇ………ぜぇ………。

ヤンキー

……………………。

？？？

だ、大丈夫か……？

女の子

ひ、人殺し！

？？？

えっ……？

女の子

誰かにいわないと！！

？？？

……………。

？？？

まだ息してるのに………。

20の頃。

俺は喧嘩に明け暮れていた。

？？？

ようぇぇぇ！！

？？？

もっと強いやつはいないのかっ！？

？？？

強さばかりを求めていては、破滅を招くだけだ。

声のする方へ向くと、そこには長髪の金髪の綺麗な女の人がたっていた。

？？？

うるせぇ！！

？？？

お前もこいつらと同じようにさせるぞ！！

？？？

それでいいのか？

？？？

っ！

？？？

相手が魔法少女側とは決まったわけでもない人を倒して、それでいいのか？

？？？

だったらどうすればいいんだよ！

？？？

俺は皆から拒否され、居場所すらなくて理解してくれる人もいないっ！

？？？

そして皆俺を悪だと決めつけて、寄り付かないし、怪人達だからということで悪と決めつけられるのが納得いかない！！

？？？

俺がいくら暴れても、人を助けても、優しくしても、何をしても、俺は何もできなかった！！

？？？

俺は何をすればいいんだっ！？！

？？？

………………そうか。

？？？

お前は怪人になりたいのか？

？？？

どういうことだ………？

？？？

なりたいのかと聞いている。

？？？

…………………そんなの、初めて聞かれた。

？？？

もしなれるとしたら、そりゃなりたいさ。

？？？

何のために？

？？？

俺は、魔法少女に守られてるこの偽りの世界を怪人の手で守る。

？？？

俺自身がこの世界を守るんだ！！

パチ。パチ。パチ。パチ。パチ。

？？？

っ？

？？？

見事だ。

？？？

私ならその願いを叶えてやることができる。

？？？

私のもとへこい。

？？？

私は怪人の幹部。

ルガンナ

ルガンナだ。

？？？

！！！

？？？

………ルガ…ン……ナ……様……？

ルガンナ

そうだ。

ルガンナ

お前が必要だ。

ルガンナ

私はお前なしでは世界を守ることができない。

ルガンナ

作り替えることも出来ない。

ルガンナ

だがお前の実力とその概念があるなら、私達は家族としてお前を迎え、共に戦えるだろう。

？？？

ルガンナ様………！！

？？？

はいっ！俺に出来ることなら俺はやりますっ！！

？？？

この身と命を差し出します！！

？？？

あなたの役に立ちたいんです！！

ルガンナ

よくいった！人間！

ルガンナ

私のもとへこい！

？？？

はい！！

すると、複数人の人達がきて、俺を笑顔で迎えてくれた。

ルガンナ

この者達はお前の家族だ。

ルガンナ

皆お前を迎えてくれる。

ルガンナ

さぁ、私の手をとれ。

俺は、ゆっくりルガンナ様の手をとり、忠誠を誓った。

？？？

俺、ジェットリングダガーは、ルガンナ様へ、組織へ世界を守り、作り替えることをここに決めます！

ルガンナ

よし！ジェット機へいくぞ！

ルガンナ

私達の家へ！

？？？

はいっ！

それから、俺は改造手術を受け、怪人へとなった。

けど、ルガンナ様は俺を中途半端な怪人にしてしまった。

俺には、人間と怪人の自分がいる。

俺はこれから、

魔法少女の一番小さな組織へ乗り込みにいく

俺はジェットリングダガー。

俺を止められるものはいない。

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ミック

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