ギ ラ ギ ラ 輝 く 自 分 を

急なことで驚いた

… というか

意味が分からなかった

いま

こねしまさん何て言った ？？

、

バンド を 、一緒に 、やる 、？？

俺は数秒間考えて

やっと意味が分かったのか

、

こねしまさんより

デカイ声を出してしまった

こねしまさんは

俺を指差して

子供のように笑った

こねしまさんは

俺が前からのファンだった

ことを知っていたらしい

…

この人

簡単にそんなこと言うけど

出来るわけ …

“　そろそろお時間で～す　”

話していたら

もう 終了時間

まだ喋っていたかった

…

そうこねしまさんは

簡単に言って

ポケットからスマホを取り出した

。

圧が凄い

にこにこの顔面で

目の前がいっぱいなおれは

、

言い返せる雰囲気もなく

そのまま

連絡先を交換してしまった

推しから 連絡先とか

聞かれると

こんなにも混乱するんや

…

交換できていると

確認しながら

こねしまさんに問いかけた

。

俺よりもっと

良い奴もいるはずなのに

…

…

推しに認知されるって

こんなにも嬉しいんだ

…

本人と仲良くなるのは

難しいと思ったけど

、

まさか推しから

仲良くしよって言われるなんて

…

こねしまさんは席を立って

手を横にふった

無邪気な笑顔がとても

似合うって

言っても 過言ではないほど

子供みたいに 笑ってた

俺は コネシマさんの

連絡先が載っている

スマホを ぎゅっと

握りしめて

ライブ 会場から出た