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ニーゴ

オラッ!

指名手配犯

ぐっ……

幸運なことに、 俺の体は思ってたより丈夫だった。

今はギルドに スラムの指名手配犯を ぶち込むことによって 生活資金を稼いでいた。

ニーゴ

痛って…。
てかコイツで最後、だよな。

ニーゴ

傷薬、あと新しい包帯、
食料、水。
あ…そろそろNH◯も…((
じゃなくて、稼いだ金が
すぐに消えちまうじゃんか。

ニーゴ

ガチで志願兵目指すか?

ニーゴ

二、三周回って
勇者とか目指してみる?

と、ここで、俺の 謎の運の良さが 発揮されたのだ。

ニーゴ

あれ?アイツ
ショタコンホイホイ
(前話参照)の前で
ウロウロしてる。

ニーゴ

犯罪者……?✨
(稼ぎどきだ!)

ニーゴ

ん゙ん゙ん゙。よし。

クララ

(うーん…どうしよ。
ロリコンホイホイでも
いいけど…ってかここ
非合法じゃない。
てかまず私、
鑑賞対象愛って
感じなんだけど…。
お喋りだけ…とか無理かな。)

クララは平常運転であった。

ニーゴ

おねーちゃん!
(声帯大丈夫かな)

ニーゴ

どーしたのぉ?
(あーやばい)

ニーゴ

道に迷っちゃったー?
(あかん。これ以上は
可愛くしたくても
できねぇ…)

クララ

(⁠⁠✧⁠Д⁠✧⁠)⁠)⁠

ニーゴ

っあ…
(やばいかも)

クララ

包帯ショタも刺さるね…

ニーゴ

(もうだめだ。
この人やばいわ)

クララ

あ。えっと!
ここのお店の子…かな?
(最悪この子だけなら
救い出せるし、
まぁだめなら
だめってことでね。)

クララは多少 まともなことを 考えていた。

ニーゴ

は?違…ん゙ん゙。
違うよぉー?
なんでー?
(流石にバレるか)

クララ

…まぁ手当ての名目でなら…

ニーゴ

テアテノメイモクデナラ?

クララ

うん、家においでよ!

ニーゴ

あ、う、うん。
(やばいやばいやばい)

ニーゴ

死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ…
これは…いやでも…

クララ

ニーゴ

い、いやいやいや!
なんでもないよー!

クララ

君〜、私のこと
やばい奴って
思ってるなぁ〜?

ニーゴ

図星です…(諦めた)

クララ

んも〜、
君が思ってるような
ことはしないって!

ニーゴ

(信用し難い…)

まぁ最悪 隙をついて 逃げてしまえばいいか… と思って、俺は 従うことにした。

ニーゴ

おい!聞いてないぞ!
俺は帰る!

猫を被っていたのも忘れて 叫んで暴れる。 自分で言うのもなんだが、 無理もないだろう…

だって、ここ…

軍の建物だし!

クララ

いーのいーの!

ニーゴ

良くない良くない!

クララ

ようこそ!MyRoom★

ニーゴ

クララ

いや〜、
誰にも会わなくて
良かったぁ…
流石に知らない子供を
連れてたら
めんどいかもだしね〜

ニーゴ

ここ…どこなんだよ
一体全体…
てかあんた…ほんとに
ここの軍人なのか?

クララ

え、そりゃあ…

ドンドンドン!!

ニーゴ

?!

クララ

やばっ…隠れて…

クララ

はーい!どしたのぉ〜?

「さっき声がしたが、お前以外に誰かいるのか?」

ニーゴ

(ギクッ…)

ニーゴ

(やばいやばい…)

クララ

えぇー?
流石にそんなことは
しないってぇ〜

クララは平然と 嘘をつきながら、 クローゼットを指差した。

時間もないので そこに入る。 バタン!と扉を閉める音が 出てしまった。 これは… まずいんじゃなかろうか。

「おい!今の音は何だ! 何か隠したな!?」

ニーゴ

(うーわ、怖…)

クララ

うっさいなぁ。
着替えてんだから
入ってこないでよね〜

しばらくすると、 扉を開ける音がした。 クララから開けたのだろう。

クララ

はいはい、おまたせ。

本当に誰もいないのか?

クララ

いないわよ。

ニーゴ

(あの人、
まじで嘘上手いな…)

そうか…

扉を閉じる音がした。

クララ

いや、
ほんとごめんね〜

ニーゴ

はぁ…

クララ

それで…君のこと、
教えてくれる?

俺は素性を話した。 ここで部屋を 追い出されなんてしたら、 さらに命が危ないのだ。

クララ

なるほどね…

クララ

ねぇニーゴ君。
ここで働く気はないかな?

ニーゴ

クララ

大丈夫よ!技術なら
試験までに
私が仕込んであげる!

クララ

それに、
指名手配されてる
大男を、小柄な君は
倒すことができた。
ニーゴ君は、
才能に近いナニカが
あるんだよ。きっと!

普通に 嬉しいことは嬉しかった。 期待されるのなんて いつぶりだろうか。

ニーゴ

…できるなら、
お願いしたい…です。

ニーゴ

(もうここは従おう。
なんとかなりそうな
雰囲気だし、
今ならヤバそうでも
間に合うしな。)

剣のぶつかる音が 鳴り響く

ニーゴ

っ…

クララ

ほらほら、
もっと隙を狙って!

クララ

隙は後ろと
下ばっかりじゃないよ!

クララ

上や真横、
なんなら正面だって
隙になりうるんだからね!

ニーゴ

あぁ、わかったよ!

ほぼヤケクソで返事をする

クララ

撹乱して、
色んなところから
叩くの!

ニーゴ

ん!

弾かれはするが、 一週間前までは 近づくことすら できなかった。

クララ

(やっぱ、
成長早いなぁ…)

クララ

(試しに渡してみた短剣…
一日で多少
使うことができたし、
今はもっと使いこなしてる。)

クララ

(これなら、
試験に余裕で間に合う!)

ニーゴ

(そういえば、
魔法はだめなのかな?)

ニーゴ

(炎の剣とか、
かっこいいだろうな)

なんてことを 考えただけだった。 それなのに、次の瞬間 短剣は 赤い炎を纏ったのだ。

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