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○○

ふふ、懐かしいなぁ

竜胆

春千夜

何がだよ

○○

えー?

○○

昔もさ、

○○

毎日喧嘩してたよね笑

○○

2人

○○

しかも全部しょうもない理由でさぁ

春千夜

しょうもなくねぇわ!!!

竜胆

事の発端は全部三途だから!!

春千夜

あぁ?!

竜胆

ーーーー!!

春千夜

ーー?!

やっぱり2人とも変わんないなぁ

ずっとガキのまんまでさ。

そういえば、

私と竜ちゃんの出会いまだ話してなかったね

今日は特別に話してあげる

それは新学期が始まって2ヶ月も経っていない頃

○○

はぁ…体育だる…

体育教師

あ?!

○○

何も言ってません!!!!!!

体育教師

はい、注目〜

体育教師

今日はドッジボールするぞー

○○

うっわ最悪

体育教師

あ?

○○

……

当時の私はとても運動するのが嫌いで中でも球技が最高に嫌いだった

体育教師

はい、じゃあスタート

○○

え?!私から?!

○○

くっ、、

○○

(覚えとけよ、こんのハゲ野郎が)

○○

おらっ!!!!

私が全身の力を込めて投げたボールは呆気なくすぐ下に落ちてしまった。

竜胆

ダサすぎだろ

○○

おい灰谷ぃぃぃぃぃー!!!!!

○○

いてこますぞごrrrrrrrァ!!!!!

竜胆

まあまあ落ち着けよ

○○

はァ?!?!?!?!

竜胆

おら、っ!!

○○

え?

灰谷が投げたボールが私の目の前にきて、

○○ーーーー!!!死なないでーー!!

○○!起きろ!!!

まだやり残したことあるだろ!!!!

○○

ん、

もぶ

あ!!!おい!!!○○目ェ覚ましたぞ!!!!!!

もぶこたん

○○ぅぅぅぅぅ!!!!!!!

気がつくとそこは保健室で

クラスメイトに囲まれていた。

そしてクラスメイトの1人から一言

竜胆

だっさ

○○

……

もぶこたん

やばい!!!○○の怒りが最高到達点を越してる!!!!

もぶ

抑えろ抑えろ!!!!

○○

あいつだけは……

○○

絶対に……

○○

殺す

もぶ

ウワーーーーーーー!!!!!!!

もぶこたん

キャアーーーーー!!!!!!!

竜胆

やべぇ、逃げろ!!!

出会いは最悪だった。

性格がうんこみたいな灰谷。

いやうんこが可哀想だわ。

こんなクソ谷を好きになるなんて夢にも思わなかった。

○○

(あ、)

○○

(灰谷とモブくんなんか喋ってる)

○○

(あ…笑った…)

○○

(笑ったら意外と可愛いじゃん)

○○

(は?)

○○

(今…私灰谷のこと可愛いって思った…?)

○○

(いやいやいや)

○○

(まじでありえないんだけど)

○○

おっも!!!何この机!!

○○

誰の机やねん!!おっも!!いやおっも!!!

竜胆

お前に運べない机あったんだ

○○

それどういう意味??

竜胆

しょうがねぇから手伝ってやるよ

竜胆

なんこれ、ばか軽いじゃねぇか

○○

(くっ、)

○○

(不覚にもキュンとしてしまったのが悔しい……)

○○

(なにそれ、私が灰谷のこと好きみたいじゃん)

○○

(ふざけんな)

○○

あーー!!腹立つ!!

○○

1発殴らせろ灰谷!!

竜胆

いやなんでだよ

○○

はあ〜〜

○○

今日も疲れた

竜胆

よお、

○○

ひっ、

○○

びびびびびっくりした

○○

心臓5cmとび出たわ

○○

1発殴らせろ

竜胆

なんでだよwww

○○

はぁ…もうほんと最悪

竜胆

ンだよ来ちゃ悪かったかよ

○○

えー?なになに灰谷もしかして悲しいの?

○○

私の事好きすぎジャーンwwwwww

竜胆

そうだな

○○

……

○○

え?

竜胆

俺、お前のこと好きだわ

○○

いや、いやいやいやいやいや

○○

え?

○○

う、嘘つくなよ

竜胆

うーわ、俺傷ついちゃった〜〜

竜胆

お詫びに1発殴らせろ

○○

いや無理

竜胆

なんでだよ

竜胆

お前いっつも俺に言ってんじゃん

○○

いやあんたと私じゃ1発殴らせろの重みが違うのよ

竜胆

じゃあ

竜胆

俺と付き合えよ

○○

私脅迫されてる???

竜胆

竜胆

じゃあ質問するわ

竜胆

俺に告白されて嬉しかった?

○○

え、ぇと、

○○

その、

○○

ぅ、

竜胆

早く答えないとキスするぞ

○○

え?!いやなんで?!

○○

それとこれとは話が違うでしょーが!

竜胆

はいはい、わかったから

竜胆

早くこたえろよ

竜胆

嬉しかったか?

○○

え、っと、

『うん』の一言で済む質問なのに

それが言えない。

早く言わないと、そう分かってるけど

頭が真っ白になってさっきまで考えてたことが何もかも消去されてしまったかのように綺麗さっぱり無くなった。

○○

うんと、…

竜胆

早く

目の前でニヤニヤしながら私の返事を待っている灰谷に腹が立って

もうヤケクソで答えてやろうと決めた。

○○

ああもう!!!!言えばいいんでしょ!?!

○○

『うん』だよ!!凄い嬉しかった!!

竜胆

じゃあ俺のことが

○○

そうね!認めたくないけど灰谷のことが好き!!!

○○

…どう?これで満足し、た

竜胆

それが聞きたかった

気づけば灰谷の唇が私の唇と重なっていた。

○○

ちょ、ちょっとーーーー!!!!

○○

ば、ばかばかばかばかばかばかばか!!!

○○

私ちゃんと答えたのにぃ、…

恥ずかしすぎて顔も真っ赤だし涙が出てきそうになる。

竜胆

ふっ、かーわい

○○

もう…ホント馬鹿じゃないの、…

恥ずかしすぎる言葉をサラッと言ってしまう灰谷に

顔を真っ赤にして涙目で訴えた。

竜胆

確かに馬鹿だと思うわ。

竜胆

お前のこと好きになるなんて微塵も思ってなかった。

○○

私も思ってなかったぁ、…

竜胆

でも好きになったんだし仕方ねぇだろ

竜胆

自分の気持ちに嘘はつきたくねぇ

○○

そういうとこが嫌い…

竜胆

とか言って本当は俺のこと大好きなくせに

○○

もーーー!!ホント嫌い!もう帰る!

竜胆

で?俺と付き合ってくれんの?

○○

………

竜胆

付き合わないなら別にいいけど

○○

え?いいの?

竜胆

なーに、嫌なの?

○○

は?!別にそういうんじゃないから!

○○

帰る!

竜胆

あ、おい、なんか落としたぞ

○○

○○

ぇ、

竜胆

ん、

振り返れば灰谷の顔が目の前にあってまたキスされた。

○○

〜っ!!

○○

(油断した…)

竜胆

帰ってよーし

腰の力が抜けてへなへな座る私を覗き込むためしゃがみ灰谷は口を開いた。

竜胆

俺と付き合ったからには

竜胆

毎日これだから

竜胆

覚悟しとけよ

○○

いやまだ付き合うなんて言ってな…

竜胆

俺のこと好きなんだろ?

○○

ぇ、う、ん?

竜胆

じゃあ付き合うのと一緒だろ

竜胆

家まで送る

○○

え?いいよ別に

○○

すぐそこだし

竜胆

だめ

竜胆

絶対送る

○○

え、別にいいけど、

○○

なんで?

竜胆

だってお前スカート短ぇじゃん

竜胆

パンツ見えそうだし

○○

ちゃんと見せパン履いてるから!!!

竜胆

わかってねぇなぁ

竜胆

おっさんはJKの生脚が好きなんだよ

○○

きもい

竜胆

だろ??

竜胆

ほら行くぞ

灰谷が手を差し伸べてくれたので素直に手を掴んで立った。

○○

ありがと

竜胆

ン、またな

○○

うん、また明日

とまあこんな感じである。

当時の私は今よりもずっと素直じゃなくて意地張ってたから素直に好きって言いにくかったんだろうね。

○○

はいはい、喧嘩してないで早く行くよ

竜胆

むぅ…

春千夜

猫被んなきっしょ

竜胆

お前に言われたくねぇよ

○○

こら

竜胆

はい。

春千夜

はい。

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