学校に着くと、友達が「おはよー!」って元気よく挨拶をする。
梓
おはよう
佐古
……
梓
っ、佐古。挨拶くらいしろ
キッと睨みつけると、フイッとそっぽを向いた。
『睨まれても怖くねぇな』
梓
は?
思わず声が漏れた
佐古
あ?
佐古は、変なものを見るように眉間に皺を寄せた。
梓
あ、いや…なんでもない
なんだんださっきから!
『梓マジで可愛い。んな可愛い顔で睨まれても興奮するだけなのに、アイツバカだよな』
う、う、煩いなぁ!!
なんだよ?!可愛いって何?!!
ていうか興奮って言った?!
てかこれ空耳じゃない。
脳に直接届いてる感じ。
やっぱりこれって……
梓
特殊能力…?
佐古
さっきから1人でなに言ってんだ。気持ち悪ぃからやめろ
嘘つけ。
心の中は俺でいっぱいの癖になにカッコつけてんの?
少し熱くなった頬を押さえる。
『なんかすげぇ赤いな』
梓
うっさい!
ムゥッと睨みつけても効果なし。 なんならドン引きって目で俺をみてる。
『アイツ体調悪いのか?』 『無理してないといいけど』
急に何の心配だよ。 そもそもこうなってんの佐古のせいだぞ!
そんな気持ちを込めて、もう一度睨みつけてやった。






