流
(俺は浮気された事がある。そのときから俺が心に決めていることがある。それは...)
絶対に彼女なんか作らない
優奈
ねぇ
流
何?
優奈
運命の人っていると思う?
流
...たとえいたとしても俺は絶対に付き合わない
優奈
どうしてよ笑笑
流
ただ心に決めてるだけ
優奈
...私も浮気された事があるの...だから私は浮気した人と浮気相手を見返せるようにとっても優しい浮気なんか絶対にしない人と結婚するのが夢なの
流
君は前を向けてすごいね。
俺はまた同じことを繰り返されるじゃないかって怖くて前に進めないんだ。いや、進みたくないんだ。
俺はまた同じことを繰り返されるじゃないかって怖くて前に進めないんだ。いや、進みたくないんだ。
優奈
進みたくない...ね...
ねぇもしその人が違う意味で浮気したってなったらどうする?
ねぇもしその人が違う意味で浮気したってなったらどうする?
流
違う意味?
優奈
浮気相手から脅されてるとか
それかもしかしたらさ
それかもしかしたらさ
君が不安にさせてたのかもよ?
流
は?
優奈
ちゃんと好きって言ってあげた?無視せずに構ってあげられた?
流
言われてみれば......
優奈
ねぇもしさその子が私っていったら君はどうする?
流
俺はもうその人を好きじゃない。
優奈
そっか
その日を期に優奈はおれから離れていった。
今思えばあれが最後のチャンスだったのだろう
でもお陰でわかったことがある。
僕は君の事まだ好きだった。
そして、もうひとつ
人は大切なものを失ってから初めてその大切なものを大切だと気がつけるのだろう
でも優奈には感謝している 大切なことを教えてくれたから
明日は卒業式だ もうこれで優奈とは完全にお別れだ
卒業式が終わり、帰る時間になった。
フワッ
流
あっ桜
春に綺麗に咲く桜が雨のように舞い落ちる。
その桜が別れと言う言葉を大きくさせていく。
そして
次見る桜は新しい出会いをさかせてほしいと強く思う
終わり