卒業生の退場

5年生が外で並んで待ってくれている。

ここはやっぱり最後だから目を合わせた方がいいのかな？

あーあ、歩き始めちゃったよ。

あと少しで達也の横を通る。

案の定、達也はこちら側に背中を向けて下を向いていた。

よし。

私は、ありがとうを伝えるために達也の方を振り向いた。

そしたら達也とバッチリ目が合ってしまった。

私はお別れを伝えるためににっこり微笑んだ。

そしたら達也の顔は少し赤くなってた(笑)

同時に達也がほんの一瞬だけ微笑んでいたのが見えた。

あの顔は照れてるな。w

あんなに小さかった達也がもう6年生になる。

変わらないでほしいな。

あ、ヤバイ！

私は達也のために手紙を書いていたんだった！