紅井穂乃花の裏側は…

月は綺麗なのに。

世界は綺麗じゃない。

海は広いのに。

世界は広くない。

私の見える世界は全てクソだ。

自分も

家族も

友達も

学校も

その辺の人も

全て

クソ。

今の私は多分

世界がクソという理由だけで…

死ねる気がした。

でも死ねないのが現実。

"勇気"がないからだ。

いつもそうだった。

勇気さえあればできたことが沢山あったのに。

勇気さえあればきっとこんな事思う事はなかったのかもしれない。

でも私は欠陥品。

全てにおいてダメダメだった。

勉強も運動も音楽も絵を描くのも何かを作るのも。

それだけじゃない。

語彙力も理解力も。

勇気を出すことも努力をすることも。

できない、できなかった。

やっても失敗に終わる。

誰にも伝わらない。

頭に入ってこない。

"報われない"

だから諦めるか我慢をする。

それしか私の選択権はなかった。

勉強を我慢してやれば怒られない。

喋るのを我慢すれば嫌われない。

親の言うことを我慢しとけば怒られない。

諦めれば辛くない。

夢を諦めれば辛くない。

何をしても怒られるから。

何をしても嫌われるから。

怖かった。

褒められても嬉しくない。

こいつのことなんてどうでもいいからだ。

そういえばさっき他人と人もクソ、って言ったな。

もちろん全員が全員酷いやつって訳では無い。

いじめたり、色々したやつがクソなのだ。

まぁしてなくても私から見えるもの全部クソだけども。

またとはいつの事だろうか。

1日か？1週間か？1ヶ月か？

ぶっちゃけどうでもいい。

メイン攻撃。

本当は何にもしてない。

"私"は何にもしてない。

こんなクソみたいな世界消えればいいのに。

こんなクソみたいな自分死ねばいいのに。

消えればいいのに…

あァ…

明日もまた…

みんなを、

自分を騙して生きていく。