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ノータイトル

1 - ノータイトル

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2020年08月09日

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ソア

ねぇ、ハル…

ハル

何、

そうやって彼は冷たい。 私何か悪いことした?

ソア

ううん、なんでもない

ハル

あっそ

限界が近づいてるのが分かる。 ハルのことが好きなのに、 結局私だけなの?

付き合ってそろそろ2年が経つ。 私たちもそろそろ終わりなの?

そう思えば気が重くなってしまって私は寝室に行って泣いた。

ソア

ハル…

ソア

ごめんね、私が悪いね…

幼い頃から責任感が強い私の性格のせいでこんな時でも自分が悪いと思ってしまう。

ソア

そうだ、楽になればいいんだ

本当はこんなことしたくないけど、楽になれるんだったらいい。

私が死んじゃえばいいんだ。

ソア

ありがとう、ハル
素敵な人見つけるんだよ

私はそう言って車が通っている道に身を投げた。

ソア

…っ、

目を開けてみれば白い天井が見えて。 私はなんでここにいるんだろう

医者

ソアさん、目が覚めましたか

ソア

あの、私なんでここに…

医者

あぁ、覚えていないのですね

医者はそう言ってから私の健康観察らしきことをし、部屋を後にした。

なんで私がここにいるのかも分からないで、ただその日をすごした。 次の日

ソア

こんにちは

私が挨拶したのはお見舞いに来てくれたであろう人に挨拶をした。

シュン

ソア…
ほんとに俺の事覚えてない?
シュンだよ?

誰なのかも分からない。

ソア

すみません、わからないです…

シュン

そっか

仕方ないよね、って笑うシュンさん

ソア

あの、私たちって、

シュン

あぁ、僕たち?
ソアは僕の彼女だった

シュン

あの時は驚いたよ
急に道路に飛び出すなんて…

ソア

ごめんなさい…
記憶がないんです、

ソア

今なんでここに私がいるのか
さっきわかったくらいなので

シュン

そう、

そこからシュンさんとはいい感じに元に戻って仲良くなった。

ただ一番思うのは、付き合ってた頃の記憶を思い出せないこと。

数日後、無事退院出来て家に帰った

シュンさんの車に乗ってる時だけ何故か違和感を感じ少し頭が痛くなった

ソア

シュンさん頭痛薬ありますか

シュン

あーごめん
今ちょっと切らせてて、

シュン

僕買ってくるよ

ソア

あ、大丈夫です!
私行ってきます

シュン

ほんと?
ありがとう

私はシュンさんから預かった財布を持ってドラッグストアへ向かった。

ソア

えっと、頭痛薬は…
あ、これかな

ドラックストアを出る時に何故か見覚えのある人を見かけた。

ハル

ソア…?

名前を呼ばれた。 その瞬間酷い頭痛に襲われた。

ソア

誰ですか…

その会話をしてるうちに記憶が戻ってきてしまって。

あぁこの人が彼氏か。 そう思うと気持ち悪くなった。

ソア

近づかないで!!

ハル

ソア、悪かった
俺が悪かった

ソア

やめて、来ないで!

後ずさりする私とそれを着いてくるハル。シュンさんの所に戻らなきゃいけない…?

考えれば考えるほど思い出して、シュンさんのところには帰っちゃ行けないと悟った。

ソア

ハル、

ハル

ごめん、ソア…
俺が冷たくしたから

ソア

ううん、私も少し悪かったよね

ハル

ソアは何も悪くないよ

ハル

帰ろう、家に

ってハッピーエンドで終わる

はずだったのに。

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