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黄 side
ミコト
そんな願いを持ちつつ
ミコト
雨麗妃様の女従者である私、みことは
現在洗濯物の籠を持ってお城内を歩いている
沢山の白いシーツが入っている籠を運ぶのは大変だが、私はこう言う何気ない仕事を気に入っていたりもするのだ
ミコト
勿論お城の中には色んな姫様がおって
従者にきつく当たる方も沢山いるから
主人様には感謝してもしきれない
ミコト
コサメ
ミコト
ミコト
そんな事を考えながら、鼻歌混じりで歩き続けた
シーツを干せる広いお庭に着くまで、もうちょっと、というとき
ミコト
ラン
イルマ
ミコト
見つけたのはもう1人の私の友達と
一見怖そうだけど、凄く笑顔が綺麗な男の人
ミコト
きっと、らんらんの専属騎士になった人なのだろう
ミコト
ミコト
どうやら今日のご対面は上手くいったらしい
ミコト
ラン
ミコト
なんか、喧嘩してるようにも見えるけど…w
あの方なら、少しはらんらんを元気にできるのかも
と、そんなこんなでやっとお庭に着いて
ミコト
ここから待ち受けるのは大量のシーツを1人で干すと言う中々の重労働である
他の従者さんに手伝って貰おうと思ったけどなんかみんな忙しそうやったから…
ミコト
ミコト
ミコト
メイド服を一度払い、頬を叩いて気合いを入れた
ミコト
ミコト
しばらくシーツを干し続けていたら
干すところが高い場所に当たってしまった
ミコト
ミコト
流石に誰か呼んでこようかな
と、思い振り返ったとき
スチ
ふわりと、綺麗な緑色の髪が風でゆれた
ミコト
ミコト
スチ
ミコト
スチ
スチ
ミコト
ミコト
スチ
そこにいたのは、同じく従者であるすちくんだった
すちくんは私からシーツを受け取ると、軽々と高い場所に干してくれる
ミコト
スチ
ミコト
スチ
そして何一つ嫌な顔せず、手伝ってくれた
スチ
ミコト
すちくんは…不思議だ
私がお城で関わっている人の中で…1番不思議だ
らんらんの従者様で、私よりもだいぶ仕えている歴が長くて
料理だって得意で、剣術の腕はどうやら騎士に並ぶほどらしい
スチ
私よりも3歳年上で
それでも初めて会ったときから、従者仲間としてずっと優しくしてくれるんやけど…
ミコト
どこか、掴めない
ふんわりと笑う姿に何かがある気がしている、と
ミコト
スチ
スチ
ミコト
ミコト
スチ
スチ
ミコト
恥ずかしい…
そんなことを考えていたら、すちくんの横顔を見つめてしまっていたようだ
ミコト
いけない、いけない
手を動かさなきゃ
そう思い、今度は手を動かしながら考える
ミコト
ミコト
ミコト
そんなわけ、ないはずなんやけどね
ミコト
スチ
スチ
ミコト
スチ
ミコト
ミコト
スチ
お互いたまに話しては
また手を動かして
そういう優しくて穏やかな時間を
私は今日1日、過ごすことになったのだった
コメント
2件
主様お疲れ様です✨️💚💛尊すぎます✨️可愛いすぎます✨️続き楽しみです✨️無理しない程度に投稿頑張ってください