遊戯
「お母さんももうすぐ来るって!」
草木
「あ、うん、ありがとう」
お母さんも来てくれるらしい。
お母さん
「大丈夫なの!?」
草木
「大丈夫だよ…」
お母さん
「お医者さんにお話聞いてくるね!遊戯は待ってて!」
遊戯
「は〜い!」
前にも言ったがお兄ちゃんにはまだ病気のことは言っていない。これは僕が希望したことだ。そろそろ教えた方がいいのだろうか。
遊戯
「それで…何があったの?!」
草木
「あ〜…ちょっと息苦しくなって…倒れた?…」
遊戯
「なんで疑問形!?…まぁいいけど…で僕に隠してる事ないの?…」
草木
「え…な、ないよ!急に倒れちゃったからさ!」
遊戯
「え〜…そうなのか…」
お母さん
「お医者さんに一旦あの事を話したら、今から一応病院移動することになったわ」
草木
「へ?…」
何故か病院に移動することになった。あの事というのは病気のことだろう。お兄ちゃんが居るから隠したんだろう。そろそろお兄ちゃんにも嫌だとしても言ったほうがいいのかもしれない。
お母さん
「精密検査が出来るのは向こうの病院しかないらしいの。それで万が一何かあった時の為にいくらしいわ。」
草木
「なるほど…」
お母さん
「救急車で行くらしいの。私たちは車で行くからよろしくね。」
草木
「うん。」
ようやく病室にたどり着けた。移動に一時間ほどかかり手続きに一時間ほどかかった。
遊戯
「ねぇ母さん!なんか隠してるんでしょ!?」
お母さん
「遊戯…分かったわ。伝える。けどあなたの事なんだからあなたの口で言いなさい?」
草木
「あ…うん…」
というように母さんが説明してくれると思ったのにまさか僕が説明することになるなんて思ってもいなかった。
草木
「えっと…僕は病気なんだ。悪性心臓腫瘍って言って中二の最後の方に余命宣告された。」
遊戯
「は…はぁ!?意味分からん!てか何で説明してくれなかったんだよ!」
草木
「ごめん…無駄に心配されると思ったから…僕がお願いしたんだ。言わないでって。」
遊戯
「で?…余命は後何?」
草木
「後…半年」
遊戯
「は…はぁ!?半年!?おかしいだろ!それこそ早く伝えるべきだったんじゃないか!?」
草木
「ごめん…」
知らされた時に家族全員に説明しておくんだったな。と今思わされた。
鈴幸 羚音
みなさんどうしでしたか?
最近アップ出来なくてすみません。
ネタがあるんですけどこういう小説(文庫本目指してる)で言葉にするのが難しくて…
最近アップ出来なくてすみません。
ネタがあるんですけどこういう小説(文庫本目指してる)で言葉にするのが難しくて…
鈴幸 羚音
気長に待ってくれると嬉しいです!
鈴幸 羚音
それでは、次回も見てもらえますように。







