北条 雪
私は星が大好き
北条 雪
でもね、昔はそうじゃなかったの
北条 雪
ある理由で好きになった
北条 雪
その話を皆さんにおきかせしましょう
北条 雪
そう、それは5年前のこと
北条 雪
私の名前は北条 雪
中学1年生
中学1年生
北条 雪
今日は星が出ているの
北条 雪
とても不愉快ね
北条 雪
あの自分が一番だと示していそうな星がとにかく嫌いなの
北条 雪
『あー今日も星が出てるわ』
北条 雪
星が出る日は必ず吐く言葉
北条 雪
ある日学校に行くとね
星川 晴人
俺は星川 晴人です!
不束者ですがよろしくお願いします
不束者ですがよろしくお願いします
北条 雪
はぁ
星川かぁ
星が入ってるじゃん
なんかむしゃくしゃするわ
((ボソッ…
星川かぁ
星が入ってるじゃん
なんかむしゃくしゃするわ
((ボソッ…
先生
星川は北条の隣な
星川 晴人
はい
星川 晴人
よろしくな!
北条さん
北条さん
北条 雪
(・д・)チッ…
よろしく…
よろしく…
北条 雪
実はその前の夜にこんなことがあったの
北条 雪
『星なんか無くなればいいのに』
北条 雪
そう口からこぼした
北条 雪
だから晴人のことが余計にイラついたのだ
北条 雪
そして近づくなオーラを出したりした
星川 晴人
ねぇねぇ
北条さん!
北条さん!
北条 雪
=͟͟͞͞( 'ω' =͟͟͞͞( 'ω' =͟͟͞͞)==ササッ
星川 晴人
あっ
星川 晴人
なんでだよ…
星川 晴人
これじゃあ無理じゃねーか
星川 晴人
北条さん!
北条 雪
あーもう、ほんと腹立つ
北条 雪
そしてある日友達の華が声をかけてきた
川原 華
ねぇ
雪は晴人君のことどう思ってる?
雪は晴人君のことどう思ってる?
北条 雪
ん?星がついてる名前だからちょっと嫌かな?
川原 華
雪のことだからちょっとじゃないよね?
北条 雪
う、うん
川原 華
あはは
相変わらず星が嫌いなんだね
相変わらず星が嫌いなんだね
川原 華
でも、晴人君と星は関係ないと思うな
北条 雪
私は嫌なの!
川原 華
でも学年では結構人気らしいよ
北条 雪
そうなんだ
私には関係のない話ね
私には関係のない話ね
川原 華
そういわずに話してみたらっ!
北条 雪
考えとくね
川原 華
そういわずにさっ!!
北条 雪
ちょっと
北条 雪
(ドンっ)
北条 雪
あっ!
星川 晴人
あれ?
北条さんどうかした?
北条さんどうかした?
北条 雪
いえ、あのごめんなさい
星川 晴人
北条さんって喋るんだ
星川 晴人
隣の席なのに避けられるし話さないから無口なんだと…
川原 華
晴人君!
川原 華
実は雪って私といる時はよく話すんだよ!
北条 雪
ちょっと華!
星川 晴人
そうなんだ!
俺とももっと話して欲しいな
そんなに可愛い声してるんだから
俺とももっと話して欲しいな
そんなに可愛い声してるんだから
北条 雪
ふぇっ( •́ .̫ •̀ )
川原 華
えっ?!
北条 雪
えーと
よろしくです
よろしくです
北条 雪
それから私と晴人くんは会えば話すようになり次第に私は晴人君に惹かれていった
北条 雪
そして七夕の日
北条 雪
あのっ
星川 晴人
待って
星川 晴人
付き合って下さい
北条 雪
えっ、私も同じこと考えてた
星川 晴人
それじゃあ
北条 雪
もちろん
喜んで
喜んで
北条 雪
そして今までより晴人くんとは親しくかかわるようになった
北条 雪
それもつかの間その翌年の七夕で
星川 晴人
俺もう行かなきゃ
北条 雪
えっ?どういうこと?
星川 晴人
雪が信じるかは分からないけど俺実は星から来たんだ
星川 晴人
俺、雪と付き合ってから星のことを好きにさせるように説得したよね
星川 晴人
あれは星の使いの命令だったんだ
北条 雪
それじゃあ!
私と付き合ったのはそのためなの!
私と付き合ったのはそのためなの!
星川 晴人
違う!
星川 晴人
俺は元々お前が好きだった!
北条 雪
そうなのね
星川 晴人
七夕の日にサヨナラを言うってキメてたんだ
ごめんな
ごめんな
星川 晴人
『サヨナラ』
北条 雪
待って!
北条 雪
サヨナラは言わない!
北条 雪
また会えるって信じてるから
北条 雪
『じゃあね』
星川 晴人
あぁ、じゃあな
北条 雪
私は星が大好き
北条 雪
5年経った今でもあったことは無い
北条 雪
でも信じてるよ
北条 雪
『また会えると信じて待ってるね』