ー翌日のお昼ー
貴方
貴方
只今、お兄ちゃんのクラスの前…
お兄ちゃんが朝お弁当を忘れ、私か届けるはめに…
坂田先輩がいるかもなのに…!
入れないよ…
まぁ、とか言っても仕方ないし…
いませんように…、そう願いながら教室のドアを少し開け、
教室内を少し覗くと、
女子生徒1
女子生徒1
坂田 優
坂田 優
坂田 優
貴方
貴方
教室を覗くと、女子生徒の複数人が坂田先輩に、
自習で作った(?)お菓子を渡す瞬間を見た
思わず、ドアに隠れたあと、
またチラッと坂田先輩たちの方を見た
貴方
貴方
貴方
坂田 優
坂田 優
坂田 優
え…______
女子生徒1
女子生徒1
坂田 優
女子生徒2
女子生徒2
女子生徒2
女子生徒2
坂田 優
坂田 優
坂田 優
坂田 優
坂田 優
貴方
貴方
坂田先輩の言葉に目を見開く
…謝るって、何を…?
浦田 渉
浦田 渉
浦田 渉
貴方
貴方
私に声をかけたのは、キョトンとした顔で私を見ているお兄ちゃん
お兄ちゃんは私の持っているお弁当に目を向けると、
浦田 渉
浦田 渉
貴方
貴方
お兄ちゃんは私に近づき、
私の持っていたお弁当を受け取ったあと、
コンっ と私の頭にお弁当を乗っけ、
浦田 渉
浦田 渉
浦田 渉
浦田 渉
貴方
貴方
そう言って私は走り去った
浦田 渉
浦田 渉
坂田 優
坂田 優
坂田 優
浦田 渉
浦田 渉
坂田 優
浦田 渉
浦田 渉
坂田 優
坂田 優
女子生徒1
女子生徒1
女子生徒1
坂田 優
坂田 優
坂田 優
浦田 渉
浦田 渉
______ ____ __
貴方
貴方
…仕方のないことだってわかってる
貴方
貴方
なのにっ……、
どうして“好き”って気持ちが膨らむんだろ…ッ
坂田 優
坂田 優
貴方
坂田先輩にそう呼ばれ、手を掴まれる
後ろを振り向くと、息を切らした坂田先輩…
貴方
貴方
…言うな_____
貴方
貴方
貴方
言うな……
貴方
貴方
これ以上、余計なことを……
貴方
貴方
貴方
坂田先輩に嫌われたくないのに…
そう思った瞬間、
グイッと坂田先輩に引き寄せられ、
坂田 優
坂田 優
貴方
貴方
坂田 優
坂田 優
坂田 優
貴方
貴方
坂田 優
坂田 優
坂田 優
坂田 優
坂田 優
坂田 優
貴方
頬を赤らめてそう言う坂田先輩に、こちらまで顔が熱くなる
坂田 優
坂田 優
坂田 優
坂田 優
坂田 優
貴方
貴方
貴方
坂田 優
坂田 優
私の返事に、目を見開き顔を引き攣らせる坂田先輩
そして、何か意を決したように、
坂田 優
坂田 優
坂田 優
来いッ と言ってギュッと目を瞑る坂田先輩
貴方
貴方
そんな行動に、頬が緩んだ
全部伝えたい_____
貴方
貴方
坂田 優
坂田 優
全部…
私の気持ち…全部……
私は坂田先輩の頬に手を添え、
自分の唇を坂田先輩の唇に重ねた
そして、ゆっくりと離し、
えっ…、と目を見開いている坂田先輩に笑いかけ
貴方
貴方
坂田 優
私がそう伝えると、
また唇がゆっくりと重なった
入学して2週間
学校の女子たちの話題の中心は一人の男子生徒一色
私の心も
君 一色に______…
ーthe endー
完結した。。。