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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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ー翌日のお昼ー

貴方

貴方

(もう…、なんでお兄ちゃんお弁当忘れるんだよ!)

只今、お兄ちゃんのクラスの前…

お兄ちゃんが朝お弁当を忘れ、私か届けるはめに…

坂田先輩がいるかもなのに…!

入れないよ…

まぁ、とか言っても仕方ないし…

いませんように…、そう願いながら教室のドアを少し開け、

教室内を少し覗くと、

女子生徒1

女子生徒1

坂田くん、コレねぇー

坂田 優

坂田 優

ん?おーー、

坂田 優

自習で作ったん?

貴方

貴方

(おるやんかーー!!)

教室を覗くと、女子生徒の複数人が坂田先輩に、

自習で作った(?)お菓子を渡す瞬間を見た

思わず、ドアに隠れたあと、

またチラッと坂田先輩たちの方を見た

貴方

貴方

貴方

(…お菓子、苦手なくせにまた貰って…)

坂田 優

坂田 優

ごめん、俺なぁ…

坂田 優

実は甘いん苦手で、しょっぱいのが好きやねん

え…______

女子生徒1

そうだったの?

女子生徒1

言ってくれればよかったのに

坂田 優

あはは、ごめんなぁ〜

女子生徒2

女子生徒2

ねぇー坂田くん、

女子生徒2

最近どこでお昼してるの?

女子生徒2

私たちも連れてってよー!

坂田 優

坂田 優

ごめん、今日は俺…

坂田 優

坂田 優

坂田 優

謝りに行かなやから…

貴方

貴方

っ………

坂田先輩の言葉に目を見開く

…謝るって、何を…?

浦田 渉

浦田 渉

あれ?

浦田 渉

お前、こんなところで何しての?

貴方

貴方

お兄ちゃん…

私に声をかけたのは、キョトンとした顔で私を見ているお兄ちゃん

お兄ちゃんは私の持っているお弁当に目を向けると、

浦田 渉

浦田 渉

あ、もしかして俺の弁当?

貴方

貴方

あ、うん…

お兄ちゃんは私に近づき、

私の持っていたお弁当を受け取ったあと、

コンっ と私の頭にお弁当を乗っけ、

浦田 渉

浦田 渉

あんがと、

浦田 渉

浦田 渉

あ、お前も教室入る?

貴方

貴方

ううん、いいや…

そう言って私は走り去った

浦田 渉

浦田 渉

なんだあいつ…

坂田 優

坂田 優

坂田 優

あっ、うらさん!

浦田 渉

浦田 渉

よぉー

坂田 優

そのお弁当どうしたん?

浦田 渉

浦田 渉

あー、妹が持ってきてくれた

坂田 優

坂田 優

お、俺ちょっと出てくわ!

女子生徒1

ちょっと待って!

女子生徒1

坂田くんが謝るってまさかその子に?

女子生徒1

なんで坂田くんがわざわざ…

坂田 優

坂田 優

坂田 優

俺がその子と一緒にいたいねん…

浦田 渉

浦田 渉

ほぉー?

______ ____ __

貴方

貴方

……、

…仕方のないことだってわかってる

貴方

貴方

(なのに…)

なのにっ……、

どうして“好き”って気持ちが膨らむんだろ…ッ

坂田 優

坂田 優

うらさん妹!!

貴方

っ………

坂田先輩にそう呼ばれ、手を掴まれる

後ろを振り向くと、息を切らした坂田先輩…

貴方

貴方

なんでここにいるんですか…

…言うな_____

貴方

貴方

私なんかに構わないで、

貴方

教室戻ったらどうです…?

言うな……

貴方

貴方

ほら、お昼休み終わっちゃいますよ…?

これ以上、余計なことを……

貴方

貴方

貴方

早く行って…

坂田先輩に嫌われたくないのに…

そう思った瞬間、

グイッと坂田先輩に引き寄せられ、

坂田 優

坂田 優

そんなこと、言わんといて…?

貴方

貴方

っ……!

坂田 優

坂田 優

坂田 優

俺は、君が好きや…

貴方

貴方

なに、言って……

坂田 優

坂田 優

真っ直ぐな君に、教われて…

坂田 優

ただ隣でうまそうにご飯食ってたり、

坂田 優

笑っててくれるだけで、嬉しくて…

坂田 優

坂田 優

…もっと、俺の傍におってほしい

貴方

っ……

頬を赤らめてそう言う坂田先輩に、こちらまで顔が熱くなる

坂田 優

坂田 優

…ごめんな、勝手なことばっかり

坂田 優

坂田 優

その…、文句とか何でも聞くし…

坂田 優

俺のこと、殴ってもええから…!

貴方

貴方

貴方

わかりました…

坂田 優

坂田 優

へっ……!?

私の返事に、目を見開き顔を引き攣らせる坂田先輩

そして、何か意を決したように、

坂田 優

坂田 優

お、おしっ…!

坂田 優

わかった…、わかったで…!

来いッ と言ってギュッと目を瞑る坂田先輩

貴方

貴方

………

そんな行動に、頬が緩んだ

全部伝えたい_____

貴方

貴方

いきますよ…?

坂田 優

坂田 優

おう!

全部…

私の気持ち…全部……

私は坂田先輩の頬に手を添え、

自分の唇を坂田先輩の唇に重ねた

そして、ゆっくりと離し、

えっ…、と目を見開いている坂田先輩に笑いかけ

貴方

貴方

私も…、好きです…

坂田 優

っ………

私がそう伝えると、

また唇がゆっくりと重なった

入学して2週間

学校の女子たちの話題の中心は一人の男子生徒一色

私の心も

君 一色に______…

ーthe endー

完結した。。。

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コメント

13

ユーザー

一言で表します。【神】

ユーザー

ぷはぁー。神だぁぁぁぁぁ!!

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