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あけましておめでとうございます💞 もう最高すぎます!!このお話ほんとにだいすき😵💫💗 無浮上すぎて見れてませんでした😿🙇🏻♀️ 続き気長に待ってます🙌🏻
本当に最高です❤︎続き楽しみです❣️
お久しぶりとあけおめです🙇🏻♀️最高でした続きも気長に待ってます👍🏻頑張ってください💪🏻❤️🔥
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
文化祭のラストの後夜祭で花火が打ち上がる中
私達以外誰もいない廊下で、白布のそんな声が響いた
言われたセリフを何度も頭の中でリピートするけれど、ストンっと入ってこなくて言葉を失う
好きなやつに避けられる気持ち…?
いや、それは嫌だろうけど
だってこの文章的に……
いやいやいや、まさかそんなことある訳ないじゃんか
あの白布賢二郎だぞ?
ってことはつまり…
△△ ○○
やっぱり意味は分からない
白布に壁ドンされてるのも
自分の心臓が痛いくらいドキドキしてるのも
真っ直ぐ見つめてくる君の顔がうっすら赤いことも
分かんないよ
白布 賢二郎
そのままの意味だったら結構やばくないか?
撤回しないとだぞ
珍しいじゃん、白布がこんなミスするなんてさ
いや…でも
そんな…
そんな顔で見ないでよ
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
確かに普通ならそう捉えるのかもしれない
でも
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
分からないんだもん
あの白布が私のことを好きなんて考えたこともないし
そもそも好きとかよくわかんないし
自分の気持ちですら曖昧で中途半端で
理解なんて到底出来ていないのに
他人の感情まで理解出来るわけない
△△ ○○
私が今白布に抱いてる気持ちがなんなのか全然分からないのに
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
白布 賢二郎
それだけ言うと、白布は壁から手を離す
白布 賢二郎
△△ ○○
くるっと背を向けて歩き出す彼の後ろ姿を見つめながら後ろを着いていく
顔が火照って暑い
あまりにも現実味が無さすぎて本当は夢なんじゃないかと疑うレベルだ
もしかしたら、ドッキリなのではないか
罰ゲームとか
でも白布はそんなことするやつじゃない
それに…
背を向ける彼の耳が真っ赤に染まってるのが見えてしまってるから
嘘とは到底思えなくて
でもやっぱりこの事実は受け入れがたくて
余計分からないことが増えてしまった
千華野 美琴
△△ ○○
川西 太一
白布 賢二郎
校庭に戻るとさっきの静けさが嘘のように騒がしくて
花火を見て盛り上がる人や、後夜祭限定のBBQで大はしゃぎしてる人など様々だった
千華野 美琴
△△ ○○
表情に出さないようにいつも通りを装うけど、頭の中はずっとさっきのことでいっぱいで
花火のことも話の内容も全然入ってこない
千華野 美琴
千華野 美琴
川西 太一
川西 太一
白布 賢二郎
千華野 美琴
白布 賢二郎
千華野 美琴
千華野 美琴
△△ ○○
司会
花火もひと段落した頃、誰かのそんな声がマイク越しに響く
生徒
生徒
周りの生徒たちは大盛り上がりで注目を集める
川西 太一
白布 賢二郎
千華野 美琴
△△ ○○
司会
司会
△△ ○○
千華野 美琴
まるでフラグかのように4人とも全員気を抜いていた
司会
そして校庭中に響き渡る聞き馴染みのある名前
千華野 美琴
白布 賢二郎
川西 太一
△△ ○○
△△ ○○
生徒
私達が混乱を隠せずに目を合わせた瞬間、野次馬やノリノリの生徒たちが雪崩のように迫ってきて
千華野 美琴
生徒
白布 賢二郎
生徒
あっという間に美琴と白布を連れ去っていった
当然太一と私はポカンと固まる
△△ ○○
川西 太一
生徒
生徒
生徒
生徒
生徒
生徒
生徒
生徒
生徒
生徒
生徒
生徒
理想のカップル?
白布と美琴が?
なんだそれ
私が白布や男バレと絡むのは気に食わないのに
美琴となら皆満足なんだ
そりゃこんな口悪くて愛想ないやつより、人気者で可愛くて明るい子の方が皆好きだもんね
結局は私が原因なんだな
私だからダメだったんだ
今まで苦労してファンのヤツらと戦ったのも
始めから美琴だったら何も起きずに平和だったのかな
白布の隣にふさわしいのは可愛くて明るい女の子
なんでこんな勝手に仕立て揚げられた嘘なんかで
誰もが思うようなそんなことを今更深く再認識して
なんでこんな...こんな気持ちに...
苦しい、なんて...
△△ ○○
川西 太一
私がポツリ呟いた言葉を太一は拾ったようだった
川西 太一
△△ ○○
川西 太一
私にしか聞こえないくらい小さな声で太一は言った
△△ ○○
川西 太一
川西 太一
川西 太一
川西 太一
△△ ○○
川西 太一
川西 太一
川西 太一
△△ ○○
川西 太一
△△ ○○
川西 太一
嫉妬かぁ
じゃあ私のこの気持ちは何?
太一は美琴が好きで彼氏だから嫌なんだよね
じゃあ、私は?
私は白布の事...
司会
千華野 美琴
司会
司会
白布 賢二郎
司会
生徒
生徒
生徒
美琴も白布も野次馬な生徒たちに捕まって上手く身動きが取れないようだ
それにこの文化祭という一大イベントの最後の後夜祭
こんな大盛り上がりの雰囲気を壊すのは相当の勇気と覚悟がいる
生徒
生徒
生徒
でもこれはさすがにヒートアップしすぎだ
揃いも揃って小学生みたいなことして
本当しょうもない
くだらなすぎる
それに
なんか、嫌だ
演技でも嘘でもフリでも
白布と美琴がキスしてる所なんて見たくない
でもこの状況をどうやって乗り切ろう
美琴は困ってるし、白布はキレてるし
この雰囲気を打開するにはこれ以上の盛り上がりを起こす何かがないと
△△ ○○
情けなくも、何か解決するともそんな確信もなしに、隣に居た太一に声をかけた
けど、ぽっかり空いた隣に言葉を失う
△△ ○○
辺りをキョロキョロ見回すけど近くには居ない
生徒
近くにいた女子生徒が2人のいる舞台を指さして黄色い悲鳴をあげる
周りもさっきと違うざわめき方をして
まさか本当に…と嫌な予感がして私もそっちを振り向く
△△ ○○
そこには予想外の光景が広がっていた
川西 太一
一瞬静まり返った会場
二人の間に割って入って美琴をぎゅっと抱きしめてる太一の口からポロリ言葉がこぼれた
千華野 美琴
白布 賢二郎
2人の驚きの声も聞こえた
でもそれをかき消すような歓声が次の瞬間には響き渡っていて
生徒
生徒
生徒
生徒
生徒
生徒
司会
司会
川西 太一
千華野 美琴
川西 太一
千華野 美琴
川西 太一
千華野 美琴
川西 太一
川西 太一
マイク越しにハッキリ響く太一の声
△△ ○○
司会
白布 賢二郎
司会
司会
耳を塞ぎたくなる程の大歓声
誰も予想しなかった異例事態
そんな盛り上がりを最後に文化祭は幕を閉じた
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
△△ ○○
あの脅威の文化祭から約1週間
まぁ予想通りあの後は大惨事なわけで
美琴ファンや太一ファン、取材をして何とか記事にしたい新聞部、そして興味津々の野次馬
色んなところから引っ張りだこで、1週間経った今でも美琴と太一は休み時間や放課後に生徒達に囲み込まれている
もちろん賛否両論はあったけれど、特別悪い噂もたつことも無く、幸いにもヤバいやつらのターゲットにされることもなかった
△△ ○○
△△ ○○
千華野 美琴
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
ずっと美琴が囲われっぱなしなわけで、私も救出係としてここんとこは今まで以上に美琴とベッタリ状態
おかげでクラスで白布との接触は本当に最低限に留められている
問題は…
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
言うまでもなく部活
△△ ○○
瀬見 英太
△△ ○○
天童 覚
山形 隼人
△△ ○○
大平 獅音
△△ ○○
瀬見 英太
天童 覚
△△ ○○
浅間 丞
入口付近で先輩たちと話していたらふと背後から陽気な声がした
私はその声を聞いただけでビクッと少し縮こまる
山形 隼人
浅間 丞
浅間 丞
△△ ○○
牛島 若利
牛島さんのかけ声で皆集まりだして練習を開始する
あれから浅間からの猛烈なアタックはなくなり
表向きのキャラは相変わらずだがたまに文化祭の時のような落ち着いた雰囲気を感じることがある
白布も大した変化はないけれど
何となくあまり白布から話しかけてくることも無くなった
私が美琴にベッタリなのと、接触をあまり好んでいないことを分かっているからなのか分からないけれど
少し安心したような、寂しいような
そんな意味のわからない感情がずっと芽生えたままだ
しばらくしてゲーム練習が始まった
私の仕事も一段落して得点板の横に座って記録をしていく
△△ ○○
△△ ○○
あぁ、なんなんだろうな本当
真剣に戦う白布を勝手に目で追ってしまう
好きってなんだろう
恋ってなんだろう
嫉妬って?ヤキモチって?
恋愛的と友情的は何が違うの?
本当にわからないことばかりだな
2人に告白されて1週間
すぐじゃなくていいって言うのはいつまで待ってくれるの?
そもそもどうして私はこんな即答できるはずの答えにここまで悩んでいるの?
ねぇ、白布
私、自分の気持ちも恋が何かも全然分からない
でも
白布との何気ないやり取りや言い合いは
結構好きだったんだよ
その関係を終わらせたくないよ
もし私がごめんって返したら
もう前のようには戻れない?
白布は、私の事好きだったから沢山助けてくれていたの?
そばにいて、仲良くしてくれていたの?
いつから、私の事好きだったの?
教えて欲しいことが沢山ある
白布 賢二郎
あれ?何か言ってる?
ボヤっとしながら白布を目で追っていたら、何やら慌てた様子の彼がこっちにかけてきながら何かを言っている
白布 賢二郎
△△ ○○
ゴチッ
△△ ○○
そんな言葉が聞こえた次の瞬間には、勢いの良いボールが頭にテクリカルヒット
瀬見 英太
天童 覚
山形 隼人
五色 工
大平 獅音
川西 太一
どうやらブロックが弾いたボールがアンテナに当たってそのままこっちに飛んできたらしい
△△ ○○
△△ ○○
私は苦笑いで自分の頭に当たって転がったボールを拾い上げて1番近くにいた白布に投げる
何か言いたげなそんな目
△△ ○○
白布 賢二郎
絶対別になんて思っていないくせに
軽く唇を噛んだ彼はフィッと背を向けてチームの元へ戻っていってしまった
△△ ○○
いつもだったらボーッとしてんじゃえねぇよとか言うのに
なんか、やっぱりこんなの寂しいな
瀬見 英太
△△ ○○
瀬見 英太
牛島 若利
牛島 若利
山形 隼人
牛島 若利
天童 覚
五色 工
牛島 若利
バレー部
その後は何事もなくたんたんと進んで
今日の部活は終わった
△△ ○○
瀬見 英太
△△ ○○
荷物を持ってそそくさと体育館を出ようとすると、ふと瀬見さんに呼び止められた
瀬見 英太
△△ ○○
瀬見 英太
△△ ○○
白布 賢二郎
浅間 丞
△△ ○○
瀬見 英太
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
瀬見 英太
△△ ○○
瀬見 英太
△△ ○○
瀬見 英太
△△ ○○
瀬見 英太
瀬見 英太
△△ ○○
瀬見 英太
瀬見 英太
瀬見 英太
瀬見 英太
瀬見 英太
△△ ○○
なんだ
結構バレバレじゃん
瀬見さんになら相談しても大丈夫だろうか
気が緩んだ
1人で考えて考えて考えて
答えの出ない問に
私はもうとっくにギブアップだったのかもしれない
瀬見 英太
△△ ○○
瀬見 英太
△△ ○○
瀬見 英太
瀬見 英太
瀬見 英太
△△ ○○
瀬見 英太
△△ ○○
瀬見 英太
瀬見 英太
△△ ○○
瀬見 英太
△△ ○○
瀬見 英太
瀬見 英太
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
△△ ○○
瀬見 英太
瀬見 英太
瀬見 英太
瀬見 英太
△△ ○○
瀬見 英太
△△ ○○
瀬見 英太
瀬見 英太
瀬見 英太
瀬見 英太
瀬見 英太
瀬見 英太
△△ ○○
なんか、それはそれで大変そうだな
ずっとその満たされない思いを制御し続けなければならないなんて
実ってしまえば、また新しく欲が出てきて
そんな物の繰り返しだなんて
なんだか恋って辛そうだ
瀬見 英太
△△ ○○
△△ ○○
瀬見 英太
△△ ○○
そういうと瀬見さんは屋上の塀まで近づいて網を掴む
瀬見 英太
瀬見 英太
振り返った彼の顔はこの上なく幸せそうに笑っていた
△△ ○○
白布、この人大丈夫だよ
何があって恋愛の話を振ったらいけないのか知らないけれど
ちゃんと前を向いて進んでいる人の顔だ
△△ ○○
瀬見 英太
△△ ○○
なんか少しだけ気が楽になった気がする
白布side
川西 太一
白布 賢二郎
川西 太一
白布 賢二郎
川西 太一
白布 賢二郎
川西 太一
白布 賢二郎
川西 太一
川西 太一
白布 賢二郎
川西 太一
白布 賢二郎
川西 太一
川西 太一
川西 太一
白布 賢二郎
川西 太一
白布 賢二郎
川西 太一
白布 賢二郎
川西 太一
川西 太一
白布 賢二郎
川西 太一
ピロロロロロロ
興味津々の太一が少しウザイなと思っていた矢先、携帯の着信音が勢いよく鳴った
白布 賢二郎
川西 太一
白布 賢二郎
白布 賢二郎
面倒事じゃなればいいなと思いながら電話に出る
白布 想二朗
白布 想二朗
白布 賢二郎
焦ったような想二朗の声
そして内容を聞いた俺も反射的に立ち上がる
川西 太一
白布 賢二郎
川西 太一
白布 賢二郎
それだけ言い残して財布と携帯だけ持って俺は部屋を飛び出した
○○side
瀬見さんと別れた私は1度荷物を置くべく女子寮に向かっていた
△△ ○○
ちょうどその時だった
白布 賢二郎
真剣な形相で走ってくる白布に声をかけられた
△△ ○○
白布 賢二郎
白布は勢いを緩めることなくグイッと手を掴んできて学校の外へと引っ張ってくる
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
突然のことで驚いて思わず大きな声が出る
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
お兄ちゃんにまた会える…?
心臓がドクンッと一際大きく脈打った
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし