プルルルルルル
○○
もしもし
先生
はい
○○
おはようございます
○○
○○です
先生
あ、○○ちゃんか!
先生
おはようございます〜
先生
どうしたの?
○○
今日、気分悪いんでお休みします
先生
あら、大丈夫〜?
先生
ゆっくり休んでね
○○
はい
○○
ありがとうございます
先生
いえいえ〜
○○
先生
先生
はい?
○○
私
○○
遠い所に引っ越すんで
○○
学校、転校することにしました
先生
…!?
○○
まぁ、そういうことなんで!
○○
さようなら!
先生
え!?
先生
あ、待っ___
ブツッ
プープー
○○
はぁ…
○○
準備しないと…っ!
○○
はぁはぁ…っ
○○
重…っ
「ねぇ、あの子…高校生じゃない?」 (ヒソヒソ)
○○
…っ!
「あら、本当だわ…」 (ヒソヒソ)
「あんな荷物持って何するのかしら?」 (ヒソヒソ)
「さぁ?笑」 (ヒソヒソ)
どいつも
こいつも
うるさいっ!!
今まで学校で、陰で自分の悪口を言われてきた
辛かった
文句も言いたかった
でも
我慢した
だから
今も我慢する!
聞こえないふりをしていればいいんだ!
○○
はぁはぁ…っ
?
ねぇ、大丈夫〜?♡
○○
ビクッ…!!
?
すごい荷物だね〜♡
○○
あはは…
苦笑いしながら顔を上げ
○○
…っ!?
目が会った瞬間
私は
その人に
違和感を感じた
それは
灰谷 蘭
に似ていたから______