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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

新連載〜!!!!!!!!!!!!

今回カンヒュっす

都道府県ヒュ民はたまに出す絵ともう一個の小説を待っとけな(?)

んじゃ、いってら〜

「僕は、男が好きだ。」

僕はよく、上の階の彼と同じ時間に仕事へ行く。

ガチャッ、キーッ。

日本

…あ、ロシアさんっおはよう御座います!

ロシア

…嗚呼゛。

そう言って、僕は彼が乗っているエレベーターに乗り込む。

日本

今日も一緒に行きますか、…?

ロシア

……そうだな。

彼は物静かで、氷の様な人。

でも僕は、そんな彼が好きなんだ。

日本

〜で、凄くないですかっ!?

ロシア

…確かにな。

僕は毎回、彼と雑談をしながら一緒に会社へ向かう。

僕しかあまり喋っていないけれど…。

でも、そんな所も好き。

日本

そしてそしてっ、それが〜

ロシア

静かに話も聞いてくれる。

いつも僕は彼が仕事をしている様子を見る。

ロシア

…。

日本

(嗚呼、ロシアさんカッコいい、…。)

いつも惚れてしまう。

僕は、彼の事がそんなに好き。

だけれど、彼は異性が好きなんだ。

僕とは、付き合えない。

だから僕はー、

女装をする。

元々僕は中性的な見た目だから、あまり違和感がない。

優しい色の口紅を塗って、白いドレス。

僕のクローゼットの中は全て女物。

部屋も、何もかもが女物。

女の子になる為に。

日本

これで、今日も僕は女の子。

日本

彼と付き合える、女の子。

鏡を見ながら自分に言い聞かせる。

彼と付き合えないとは分かっているのに。

日本

今日はロシアさんと食事ッ、しっかり可愛くしないと…

日本

…すみません、遅くなりました…。

もう慣れたヒールでコツコツと音を鳴らして歩く。

普段とは違う服装で彼は少し驚いている様子だ。

ロシア

……、別に…。

顔を背ける様に店の方へ顔を向ける。

少し…、照れているのだろうか?

どうせ、……付き合えないのに。

日本

…では、店に入りましょうか…。

ロシア

…そうだな、…。

ロシア

…、ん。

日本

…!、ありがとうございます、

彼はそっとメニューをこちらに寄せてくれた。

彼なりの気遣いがとても可愛い。

少し悩みながらもメニューを見つめていると、彼は少し心配した様にこちらを見つめる。

日本

…どれも美味しそうですね。ロシアさんのお勧めとか有りませんか、?

ロシア

!、だ、だったら………

言葉を聞いて笑顔になる彼。

貴方が選んだ店ならなんでも良いのに。

少し待つと、料理が運ばれてくる。

どれも綺麗に盛り付けられていて、こだわりが感じられる。

日本

わぁ、…素敵ですね。

ロシア

……、だな。

日本

…、ロシアさん?

ロシア

……、?

日本

ほら、口開けて下さい。

ロシア

…アー、……?(小さく開ける

フォークで上手に巻いたパスタを彼の口へと運ぶ。

ロシア

ッ、…!//

日本

どうぞ、。

頬を赤く染めながら、優しく微笑んだ僕の顔から顔を逸らし食べてくれる。

なんて愛らしい。

今だけでも、付き合ってる様に振る舞いたい。

日本

…美味しいですか?

ロシア

…………//

無言でも小さく首を縦に振ってくれる。

日本

良かったです、…!

彼の仕草一つ一つが、僕を好きにさせる。

どの道一緒にはなれないけれど。

日本

今日は、ありがとうございました…、!

ロシア

……嗚呼………、

日本

僕、少し用事があるので先に帰りますね、!

ロシア

ぁ、……

日本

…、では、また明日ですね!先に失礼しますっ、…。

ロシア

……、。

彼が少し引き留めようとしたのが見えた。

でも、逃げてしまった。

もし、彼に告白なんかされたら…

きっと、…バレてしまうから。

日本

…………。

日本

嗚呼、バレていないでしょうか、……

日本

でも、あの行動は、……

日本

、…。

日本

どう、…しよう………。

日本

もしも、バレて、…

日本

バレてしまったら……

日本

彼は、怒る…?

日本

嫌われたく無い、…。

日本

避けられたく無い、。

日本

なんだろう。この空っぽな感じ。

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