サイコパス石田の幼少期

何処かの、 何処か。

プクプクプク。

…………わ…たし…は……？

………ここ……は………？

……………？

研究員がスイッチをいじる。

すると、見えない何かが開き、カプセルから、水と一緒に出される。

研究員Aは、被験体に白衣を着させる。

研究員Aは、被験体の頭を撫でる。

研究員Aは、毛布を取ってきた。

研究員Cは、研究員Aのむらぐらを掴む。

研究員Cは、部屋からでた。

数ヵ月後。

あれから勉強や、リハビリをし、何とか普通らしい人として、生活できるようになった。

……だが………。

パシューン。

ドアが開く。

研究員Bは背中を向け、手を振りながら何処かへいった。

そこから、数ヵ月後。

研究員、Aは帰ってきた。

研究員Aは笑う。

研究員Aは笑ったまま。

研究員Aは笑ったまま。

グッ！

研究員Aが、石田の首を絞めはじめた。

放り投げられる。

研究員Aは、不気味な笑いをする。

研究員Aに、髪の毛を引っ張られ、何処かに連れていかれる。

お腹に衝撃が来る。

はじめての感覚に、どうすればいいのかわからなく、動揺する。

鼻に衝撃がくる。

石田は手に力をいれる。

そのあと、研究員Aに、殴られ、蹴られ、ぼろぼろになる。

部屋中が、眩しく光る。

ふときになり、壁を見ると、部屋中の壁がスクリーンになっていた。そこには、１つのスクリーンに、１人のシルエットが写っていた。

研究員Aは、また石田を殴る。

研究員Aは、少しずつ近寄ってくる。

その後、激しい訓練というなの拷問もされ、石田の性格は変わっていった。

右ストレートを研究員Aに向ける。

が、

手を掴まれてしまう。

研究員Aから手を無理やり離し、また右ストレートをする。

が、

また、手を掴まれてしまう。

研究員Aは背中を石田に向ける。

いまだっ！

石田は、研究員Aの太ももを蹴り飛ばす。

体制を崩した研究員Aは、足をかばう。

だが、石田は研究員Aを放っておいて、部屋から出た。

今しかないっ！

石田は全力で走った。 そして、コントロールルームで、全ての電源を落とし、脱出しようとした。

その時だった……。

自分と同じ顔をした"それ"が、入り口にたっていた。"それ"は、メモ用紙を持っていた。

クローンリーダーは、悲しそうに見てきた。

まるで、何故、ここから出たいのか？

そう聞きたそうに。

……………。

…………。

壁に光が出てきた。

そこには、見たことのあるシルエットがあった。

ドアが開く。

石田は、何も考えずに走った。

体力がつきるまで。

あいつが誰だったのか。

わからないまま。

黒い人の形をした何かがいた。

一瞬だけ、姿が見えた。

服装的に、おそらくここの人間じゃない。

石田は、置かれている細長いなにかと、ケースバックを持ち、町へと向かった。

僕の新しい生活の始まりだ！