私の居場所は呪術高専

ｻﾞﾜｯ…

ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ…

人が溢れかえった街中

日車の手にはスマホが握られている

無罪判決 母子殺害 遺族控訴訴え

いくら積んだんだよ？ 司法はもう死んだ。検察は役に立たない 無罪判決でました。金さえ払えば殺人無罪…

悪徳弁護士発言に言及

控訴審（二審）

有罪　無期懲役

限られた予算と人数で動かなければならない弁護側に対し

検察は税金とマンパワーを投入して証拠を上げる

それはいい

そう言う仕組みだ

だが

二審で検察側から新規の証拠は提出されず

「行方不明者に犯行と疑う理由はない」と無理な事実認定が下され

判決が覆った

三審の最高裁は狭き門

上告はほぼ門前払い

まともに審理されることすら難しい

この裁判は初めから

有罪ありきの＿＿＿

なぜ私を

その目で見る

裏切り者を見る

暗く冷たい目

ｶﾝｶﾝｶﾝｶﾝ！！

日車が裁判官用のハンマーを机に打ち付けている

ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ…

日車の真後ろに何かが現れる

白い顔の目を塞いだ式神

死滅回遊プレイヤー

ひぐるま　ひろみ

日車　寛見

佐々木は布団に入ったまま自分を見下ろす男に目を向けている

男が伸ばしてきた手を握る佐々木

ゆっくりと歩き出し

オ"ア"ア"ア"！

巨大な呪霊が暴れ回っている

歩道橋を真っ直ぐ歩く二人

佐々木は目を閉じながら羂索に連れられている

佐々木！

佐々木！

本来ならまだ道が続いているであろうそこには

巨大な黒い壁が空高く、広がっていた

お知らせ

新しいところ作りました！

私の日常を語るだけなので

興味があったら見てねー！