彼女は目をつぶる
俺達は水族館に来た。
七瀬
すっご!見て!ジンベイザメだよ!?!?
ジンベイザメは俺もあまり見た事がなかった。でもそんなことは言わず俺は、ただただうなずいた。
七瀬
不思議。
高木
ん?
七瀬
人間以外にもこんなに不思議な生き物達が存在するなんてすごい!
高木
お、おう。
七瀬
でも人間にも障害を持ってたり少し違う人はいる。
七瀬
高木くんはそういう人たちを差別したりするの?
高木
え、
高木
急になんだよ
高木
って
高木
あ。
俺はドキッとした。
高木
……
高木
いや
高木
差別したりなんかしないよ。
高木
…
高木
でもなんで?
七瀬
あ
七瀬
ううん!
七瀬
べっつにぃー!
七瀬
深い話したらどうなるかなーって!
七瀬
あははー
高木
俺も急に七瀬が真面目になったかと思ったわ(笑)
水族館を出た俺達はデパートへと向かった。
デパートではもう振り回されまくりだった。
どこに行っても彼女のやりたい放題。
2人でお揃いのものを無理やり買わされたり… 👇🏻
七瀬
見て見て!高木くんこれ可愛いから買った!おそろいだね!
高木
っはっ?俺このキーホルダーこれから付けんの?
高木
やばいだろ(笑)
七瀬
大丈夫大丈夫!!
高木
どこがだよ!
彼女はなぜか俺に合う服ばかり探したり…… 👇🏻
七瀬
ほらこれ絶対高木くん似合うって!!
高木
んもーお前は俺の事考えず自分の服探せよ~。
七瀬
似合うと思ったのっ!
ゲームセンターでは彼女はサングラスをしているのにもかかわらず無理矢理プリクラを撮らされた。 👇🏻
七瀬
可愛いポーズしてよね!
高木
は?ばっ
高木
んもー!!!!!
3、2、1、カシャ!
七瀬
高木くんちゃんと可愛いポーズしてるの笑える(笑)
高木
お前がしろって言ったんだろ。
俺はため息をついた。