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私はあの後部屋に戻ろうとして、ふと気がつく。着替えたポケットから貰ったお菓子を取り出せば、ぱっと長谷部の顔が浮かんだ。

柘榴

長谷部にあげようかな…疲れてそうだし

私はそう思い、長谷部の部屋へと向かった。

〜 長谷部の部屋 〜

不動行光

あーあ、お前が邪魔しなければ今頃主の部屋で眠れたのにさぁ

へし切長谷部

そんなこと俺が許さん

へし切長谷部

(はぁ、コイツ……主主と…。お前らが主と寝るなら、俺だって主と……って、いかん!俺としたことが、煩悩に侵されているな…)

そんなことを考えている長谷部の元に、主である柘榴がやって来た。

柘榴

長谷部〜、いる~?

へし切長谷部

…あ、主!?

柘榴の事を色々考えていた長谷部は、いきなり聞こえたなまえの声にビクリと肩を揺らした。すると、ゆっくりと襖が開いて柘榴がひょこっと顔を出した。

柘榴

やっほー

不動行光

添い寝しに来てくれたのか!?

柘榴

あ、いや。添い寝しに来たわけじゃないんだけど

不動行光

なんだよー…添い寝してくれないのかよ…

へし切長谷部

主になんてこと言うんだ貴様!すみません、主…

申し訳なさそうに俯く長谷部。いや、長谷部がそんな顔をすることは無いんだよ…?そんなところも可愛いんだけども!私は長谷部の頭を優しく撫でてあげた。

柘榴

長谷部が謝ることはないからね?

へし切長谷部

っ…主、俺は短刀とは違うんですよ…?

頭を撫でてあげれば、慣れないのか長谷部は何だかソワソワしていた。その頬は少し赤くなっていた。うん、可愛い…

柘榴

だって長谷部は可愛いから

へし切長谷部

か、可愛い!?

不動行光

なんで長谷部ばっかりー…

柘榴

はいはい、甘えさせてあげるからおいで

私が手招きすれば、不動は嬉しそうに寄ってきてぎゅっと抱きついてきた。

不動行光

やっぱりアンタあったかいよなぁ〜

へし切長谷部

主に引っ付きすぎだ!

長谷部は不動を私から引き離そうとしてくるが、全く離れる気配がない。それどころか抱き締める力を強めてくる。

柘榴

……待って、ちょ、痛い、内臓が口から出ちゃうから!

不動行光

これくらいで内臓なんか出ねぇって〜。なぁ、やっぱり今日一緒に寝てほしいんだけど

少しだけ力を緩めてこちらを見てくる不動。まぁ、寝てもいいけど…長谷部の迷惑にならないかな…。主命主命の子だから、主である私が一緒に寝たら気を使っちゃうんじゃ……?そう思い、長谷部をチラッと見る。すると長谷部と目があった。

へし切長谷部

主、迷惑なら断っていいんですからね!

柘榴

え、あ……うん…

どうやら長谷部は、私が迷惑していると思い込んでるようだった。

柘榴

えっと、長谷部は私がいて嫌じゃない?

へし切長谷部

!…何を言うんですか!迷惑なんて思うわけないでしょう…寧ろ、一緒に寝てほし……って!いや、何でもありません…!

今一緒に寝て欲しいって言ったよね?絶対に言ったよね?空耳じゃないよね?みんな可愛すぎ。

柘榴

長谷部が良いなら今日くらいは一緒に寝てあげるよ?

不動行光

ほんとか!?なら、アンタは俺の隣な〜

私の言葉に相当嬉しかったのか、早速布団を敷き始めた不動。どうやら不動が隣なのは確定しているが、長谷部がどっちなのかわからない。おそらく私は真ん中だろうけど。

へし切長谷部

主、本当にいいんですか…?

柘榴

もちろん。一人で寝るよりはいいしね

へし切長谷部

それならいいのですが…

長谷部と話していれば、布団を敷き終わった不動が再びこちらに寄ってきた。

不動行光

早く寝るぞ~。ほら、こっち

そう言いながら私の手を引っ張り布団へと誘導してくる。それに続いて長谷部も布団の方へ来た。

へし切長谷部

主に迷惑だけはかけるなよ

不動行光

分かってるって〜、本当に長谷部は口煩いよなぁ…

へし切長谷部

誰のせいだ!お前がしっかりしないから俺がこうして世話してやっているんだろう!

不動行光

別に頼んでないしー…

今にも長谷部の怒りが爆発しそうなので、さっさと2人を寝かせようと思い私は2人に声をかけた。

柘榴

ほらほら!2人とも、さっさと寝るよ…!

不動行光

よし、寝るかぁ

へし切長谷部

主が言うなら

2人は布団に寝そべれば、私も2人の間に寝そべった。すると不動が同時に抱きついてきたと思えば、安心したのか不動はあっという間に眠りについてしまった。寝るの早っ!!なんか可愛い…でも見た目が美男子…!

へし切長谷部

主、抱きしめられて苦しくないですか?

柘榴

あ、うん。大丈夫だよ〜、あ。長谷部にこれあげようと思って来たんだった

私は手探りでお菓子を手にすれば、長谷部にお菓子を1つ渡した。

へし切長谷部

!……これは?

柘榴

お菓子だよ。長谷部いつも頑張ってくれてるし、疲れてるだろうから…甘いものでも食べて癒されてほしいなって思ってさ

へし切長谷部

主…そこまで考えてくださったのですか…。ありがとうございます……主…

嬉しそうに顔の表情を緩めながらお菓子を受け取ってくれる長谷部。その表情に、こちらまで嬉しくなった。

柘榴

考えるに決まってるでしょ、大事な刀達だもん

へし切長谷部

主…、やっぱり貴女が主で良かった。心からそう思えます…だからどうか、どこにも行かないで下さい…

柘榴

長谷部……?

急に長谷部が悲しそうな声色で居なくならないでと悲願しているように聞こえる。私は2人の腕を退かし身体を起こせば長谷部を見たすると何処か悲しげな表情を浮かべていたため、私は長谷部の傍に移動した。

柘榴

長谷部…どうしたの…?

へし切長谷部

あ、すみません…ここまで優しくされたのは初めてで……少し不安になりました

柘榴

不安?

へし切長谷部

主に優しくされる度に、不安になります…きっとそれは、主を好いているから。主を信じていない訳じゃありませんが…ふと、主が居なくなったらと…不安に駆られます

柘榴

長谷部…私は居なくならないよ?皆が拒絶しない限りずっと皆と一緒に居るし、捨てたり見捨てたりもしない…だから不安がらないで?

そういって、私は長谷部の髪を優しく撫でた。頭を撫でれば、長谷部は視線をこちらに向けた。

へし切長谷部

っ…すみません……こんなこと言って。つい、主に甘えてしまいました…

柘榴

良いんだよ、甘えて。今まで辛い思いしてきたんだから……長谷部が頑張ってること、私は分かってるからね。いつもありがとう

へし切長谷部

…主っ……!

するといきなり長谷部は起き上がり、私にガバッと抱きついてきた。

柘榴

ちょ、いきなり過ぎ…

私は長谷部を抱き返して、優しく髪を撫でてあげた。

へし切長谷部

すみません…。主、今日だけは隣で寝ていただけませんか?

柘榴

いいよ、一緒に寝よ?

隣で、というのは添寝だろう。私の答えにぱぁっと顔が明るくなった長谷部見た目は大人でも、やっぱり甘えたい時はあるよね。そう内心思いながら、長谷部と共に布団に入った。

へし切長谷部

主…大好きです

柘榴

え…なんか照れるなぁ……私も大好きだよ

へし切長谷部

ありがとうございます…主……

長谷部は安心したのか、目を閉じれば規則正しい寝息を立てながら眠ってしまった。大好きに決まってる。長谷部に限らず、皆大好きだ。もっと仲良くしたいし、もっと愛したい。皆の心の闇は私が拭ってあげたい。そして、たくさんの愛をあげたい。溺れるぐらいに。

私みたいにならないように……

私は長谷部の寝顔を見たあと、ゆっくりと目を閉じて眠りについた。

四天王が突然ブラック本丸の審神者をやることになりました

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続きを楽しみに待っています 体調に気をつけて頑張ってください これからも応援してます

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