モブ
今日は私が調べてきたよ。

もぶ
え!?

赤根葵
もう一つの七不思議、6番 声だけさん
1時間おきに空き教室に電話がかかってくる。その電話に出て「アオウヨ」と言われたら…呪われちゃう

八尋寧々
ねぇ、なんで「声だけさん」なの?

赤根葵
体がないんだって!

八尋寧々
ってことは声だけで生きてるんだ。

八尋寧々
ありがとう!

赤根葵
まって!寧々ちゃん!私も連れてってくれないかな?

八尋寧々
!
何に?

赤根葵
その6番を助けに

八尋寧々
葵を危険な目に合わせたくないから。
ごめん

花子くん
そうだね。アオイチャンは戦闘力のない。そして、ヤシロみたいに依代を剥がすこともできない。

赤根葵
!

赤根葵
私がいったら足手まといになるの…?

花子くん
そうだね

八尋寧々
花子くん!それは酷いよ。

花子くん
だって、アオイチャンが少しでも危ない行動をしたら…○んじゃうかもしれないんだよ?

八尋寧々
!

赤根葵
ごめんね…やっぱりいいや。
ありがとう!

八尋寧々
…

源光
先輩!行きましょう!

八尋寧々
あ、…うん…!

源光
元気なくないっすか?

花子くん
ダイジョーブだよね?ヤシロ。

八尋寧々
うん…大丈夫。

源光
もう一つの七不思議、6番 声だけさん
1時間おきに空き教室に電話がかかってくる。その電話に出て「アオウヨ」と言われたら…呪われてしまう

源光
でしたっけ?

八尋寧々
うん

花子くん
行こっか…

花子くん
の前に、アオイチャン。ついてきても駄目だよ。

花子くん
また、○んじゃうよ?

赤根葵
…!

赤根葵
寧々ちゃんは!

赤根葵
なんで、寧々ちゃんはいいの?

花子くん
俺の助手だからさ。

花子くん
依代を壊す力もあるしね。

八尋寧々
葵…

八尋寧々
やっぱり駄目かな!?

花子くん
はぁ…俺はヤシロのお願いには弱いからな。

花子くん
葵ちゃんの寿命が減るかもしれなくてもいいの?

赤根葵
そ…それは…

八尋寧々
どうにか無理!?

花子くん
ん〜。めんどくさいけど、一番呼べばいいんじゃないの?

花子くん
アオイチャンの為なら何でもするんでしょ?

花子くん
って言いたかったけどなに…?風邪で休みなんだ…

赤根葵
お…お願いします。

赤根葵
連れてってください。

八尋寧々
駄目?

花子くん
…いいよ。

八尋寧々
!

花子くん
待って…俺が出る

花子くん
もしもし?

6番 声だけさん
モシモシ?あ〜やっとデタ。

花子くん
!

八尋寧々
…(なんとか「アオウヨ」って言わせなきゃ!)

花子くん
何?

6番 声だけさん
アオウヨ。

八尋寧々
早くないっ?

花子くん
…わかった。ここで待ってるよ。

6番 声だけさん
あ〜りがと〜。

6番 声だけさん
つ〜いたよ

八尋寧々
!(はやい!この人…行動が!)

6番 声だけさん
ここで良かったの?

源光
何がだ?

6番 声だけさん
シタ、見てミナヨ

八尋寧々
!?

花子くん
!

花子くん
十字から離れて!

八尋寧々
え?

赤根葵
寧々ちゃん…どうしよう

八尋寧々
花子くん!光くん!

源光
先輩!

源光
今助けます

花子くん
少年!危ない!

源光
!

6番 声だけさん
ごめんけど、君たちはいけないな〜。

花子くん
ヤシロ!(絶対助けに行くから。)

6番 声だけさん
落ちた子たちはもう一人の俺と戦ってるよ。

花子くん
ふ〜ん。

源光
!

源光
花子!封印をとれ!

花子くん
!?

花子くん
無理

ジャキンジャキンジャキンジャキンジャキン
花子くん
少年は、俺に攻撃するでしょ。

源光
しねぇよ。…頼む今だけ取ってくれ。
先輩たちを助けるためにも!

花子くん
わかった。ヤクソクだよ。

源光
そっちはたのんだ!

花子くん
そっち…?

ジャキンジャキンジャキンジャキンジャキンジャキン
源光
…(声が武器を持っている)

源光
(体は、先輩たちのところ…)

源光
(俺は、その体の本物を倒さねぇといけねぇな!)

6番 声だけさん
あれ〜?体の本物があることバレちゃった?

源光
!

6番 声だけさん
でも、君は〜勝てないよ?

源光
(久々に使ってやる)

源光
(源家の秘宝を)

6番 声だけさん
グハッ…

ジャキンジャキンジャキンジャキンジャキン
源光
おっと!俺は効かねぇぜ。

源光
俺は、人間だからな

6番 声だけさん
人間だからなんだ?

源光
源家なのがわかんねぇのか?

もぶ
ねぇ、声だけさんの攻撃が効かないところがあるんだよ

モブ
どこ?

もぶ
それは、祓い屋の源家

6番 声だけさん
!お前!なぜそれを…

源光
さ、聞かせてもらうぜ!テメェの過去を!

?
俺、病気にかかっててお医者が来ても治らなかったんだよ。
お医者も無理かもって諦めてたんだよ。

?
それから、一切お医者が来なくて、喉が枯れて、声が出なくなった。

?
誰も信じなかったけどな。

源光
!

?
もう無理だと思って、学校で窓から降りて死んだ

皆さん、声だけさんの過去を聞いて
気づくことはありませんか?
八尋寧々
あっ、葵大丈夫?

赤根葵
…うん…

6番 声だけさん
可哀想。君たち

八尋寧々
!?だれ?だれなのよ。

6番 声だけさん
俺だよ。
声だけさん

赤根葵
!

八尋寧々
!

6番 声だけさん
可哀想にね。何の力もない君たちがここに落ちたとか

八尋寧々
!?

赤根葵
ど、どういうこと?

6番 声だけさん
俺と強い人が戦わないと勝てないんだよ

6番 声だけさん
でも、お前らは、何の力もない人間。
だから…ガハッ

八尋寧々
!?

赤根葵
!?

?
俺、病気にかかっててお医者が来ても治らなかったんだよ。
お医者も無理かもって諦めてたんだよ。それから、一切お医者が来なくて、喉が枯れて、声が出なくなった。
誰も信じてくれなかったけどね。

八尋寧々
もしかして、あなたの過去…

6番 声だけさん
本体がやられたか…

6番 声だけさん
お前らはここから戻れる。

6番 声だけさん
けどな。

八尋寧々
ガハッ(血を吐く)

6番 声だけさん
こうしないと。ぁ……が本気出さないからね。

赤根葵
ね…寧々ちゃん!

八尋寧々
大丈夫…葵…ガハッ

赤根葵
寧々ちゃん…

赤根葵
眩し

源光
眩し

八尋寧々
眩…じっ…ガハッ

源光
!先輩!?

源光
まさか…偽物のからだが先輩のお腹に…?

赤根葵
…寧々ちゃん…寧々ちゃん…

八尋寧々
…大丈夫…だ……よ

花子くん
…ヤシロ…それ…

源光
たぶん、偽物のからだが…

花子くん
そっか…じゃあ、倒さないとね。

花子くん
アイツを…
