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私
「砂糖やミルクはお付けしますか?」
私
「かしこまりした、少々お待ち下さい。」
穏やかなクラシックが流れる店内。 威風堂々のジャズアレンジかな? ここは、書店に隣接した喫茶店。書店で購入した本を読みながら珈琲を楽しめる、至高の空間。
私は𓏸𓏸。休日はこの喫茶店で本を読むのがルーティーン。 エスプレッソにスプーン1杯の砂糖を入れ、クルクルと軽く混ぜる。コーヒーの香りと程よい酸味が日々の疲れを溶かしてくれる。
私
あっという間に読み終わった小説を閉じ、 新たな小説に出会うべく書店へ向かった。
次はどの本にしよう……魅力的なものが多過ぎて決められない。でも、この迷ってる時間も楽しいんだよね。
私
気になっていた本に手を伸ばす。
私
他の方と手が重なってしまった。 横を向くと、背の高い男性が慌てた様子で謝罪してきた。
草薙理解
思いもよらぬ大きな声で謝られる。 よく書店で見かける方だ……髪の色が特徴的でスレンダーな体型だから、何となく認識していた。
私
もの凄い速さで去ってしまった…… もしかして、女の人が苦手なのかな? 見た目は落ち着いているのに、話し方は意外とハキハキしてるんだ……
私
彼は私の中に印象深く残った。