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ぎゃああああああ遅れすぎでごめん😱 桃さん言葉に出来ないぐらい可愛すぎるし紫くんも愛重めで性癖にめっちゃきてしまった😇 ぴあすちゃん本気で神すぎる −BIG LOVE‐
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ご本人様には関係ありません 紫赤 吸血鬼パロ 地雷の方はお引き取りください
ぴあす🍣
ぴあす🍣
ぴあす🍣
ぴあす🍣
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寝室の方から弱々しい声
カリカリという扉を掻く音も
今月もきたか……
かしゃん、という小さな金属音とともにリビングの扉が開いた
その音に引きずられるようにそちらを見れば、顔を赤く染めた愛しい恋人
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一向に動かないなつを見かねて声をかけ、
腕を広げてやればぽすりと俺の胸に沈む
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なつは吸血鬼だ
数十年前、それこそ俺が産まれる20年ほど前だろうか、
この世に吸血鬼という存在が認知され始めたのは
ある研究施設で発見された個体から抽出された物質が隔世遺伝的に広がったとか何とか
なんやかんやで普通の人間と同じように生活しているし、
それこそ人間と吸血鬼のハーフだっている
その1人がなつ
なつはハーフということもあり、日常的な吸血衝動には駆られないが、月に1度発情期のようなものがある
ちょうど今日がその日だったわけだ
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いつもより熱っぽく甘えてくるなつは鬼というより猫のようでついいじめてしまいたくなる
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俺の一言に端正な顔をくしゃりと歪めるなつ
だらしなく開かれたままの口の端からは鋭い犬歯が覗く
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投げかけた言葉をゆっくり咀嚼し、なつはぎゅうっと抱きついてきた
ぐりぐりと肩口に額を擦り付けられる
が、その一瞬の間になつの口が開かれたのを俺は見逃さなかった
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なつの顎を引っ掴んで目線を合わせる
顎クイ、と言うには強引過ぎるが
首元が開いた服を着ていたからか、ちょうど目の前にご飯があるようなものなんだろう
だからといってすぐに噛み付くような猫に育てた覚えは無い
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潤んだ瞳は逸らさず、幼子のように駄々をこねる
その手はしっかりと俺の服を握り締めて、隠せない執着と欲望が垣間見えた
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そっと囁けば、さらに瞳を潤ませて唇を合わせてくる
少しのカサつきも感じさせないそれは本当に同性かと疑うほど
未だに顎につけていた手をなつの後頭部に当てると、
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なつは細く声を漏らして強請るように俺の背中に腕を回した
どこまでも可愛い、俺のなつ
望み通りに口を割開き、舌を絡ませると彼の紅眼が甘く溶ける
なつは特殊で、唾液でも吸血と同じような感覚になるのだとか
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口を離すと堰を切ったようになつが言葉を漏らす
背中に回ったままの彼の腕には先程よりも力がこもっていて、
まるで獲物を離さないとでも言うような
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なつが好きな俺の低い声で囁けば、びくりと肩を震わせる
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やはり唾液よりか血液が欲しいようで、懇願するように声を向けられる
無駄な肉のない顎下を撫で、もう少し焦らしてみることにした
なつを引き寄せて、俺の首に噛み付くすんでのところで止める
なつが口を開いたのが分かる
火傷しそうなほど熱い吐息に頭がぐらつくような感覚を覚えた
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ぴたりと止まった動きに、少しの独占欲が満たされる
その状態のまま数分が経つとなつは抵抗するように身をよじった
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背中を軽く叩いてみると、濁ったような唸り声が上がる
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いつものツンケンした様子からは考えられないほどの子供じみた声
俺の両肩に両手でしっかりしがみついて、俺の言うことを律儀に守るなつ
いい子にしてないと捨てられるとでも思っているのだろうか
俺はなつがいい子だろうと悪い子だろうと手放す気なんて毛頭ないのに
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小さな声が聞こえたと思えば首筋に走る鈍い痛み
ごくり、と彼の喉が動く度に体内の温度が急上昇しているような、
精力剤などで無理矢理高められているような、そんな感覚
この痛みさえも好きに感じてしまうのだから俺は重症のようだ
安心して溶けきっているなつの頭を撫でるとちゅうっ、と弱く吸われる
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俺の味、だって
そんな可愛いことを毎月されるとたまったもんじゃない
最後に傷口を塞ぐように舐め取られ、溶けたままのなつと目が合う
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褒めて自己肯定感をあげると喜ぶなつを優しく抱きしめる
彼の腕が背中に回ってくる前にソファーに押し倒した
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俺の行動ひとつで顔色をころころ変えるなつが愛おしい
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恋人繋ぎで手を握り締め、なつの顔に自身の顔を近づける
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甘いままの瞳で、なつははにかんだ